1939

What Happened to the Corbetts

1940

An Old Captivity

1942

Pied Piper

「さすらいの旅路」池央耿訳 角川文庫 1971

「パイド・パイパー」池央耿訳 創元推理文庫 2002

時は1940年夏。現役を退いた老弁護士ジョン・ハワードは、傷心を癒すためジュラの山村へ釣り竿一本下げて出かけた。しかし、懸念されていた戦局がにわかに緊迫度を高め、突然の帰国を余儀なくされたばかりか、ジュネーヴの国際連盟に勤めるイギリス人の子供二人を預かって帰る破目に陥った。だが、ハワードの運命はそれだけにとどまらなかった。途中で世話になったホテルのメイドの姪や二親を失った孤児など、次々と同行者の数は増えていく。戦火の中を、ひたすらイギリスを目差す老人と子供たち。英国冒険小説の雄ネビル・シュートの代表作。


» 冒険小説・時代小説の10冊: パイド・パイパー

1946

Vinland the Good

1948

No Highway

1950

A Town Like Alice/The Legacy

「アリスのような町」小積光男訳 日本図書刊行会 2000

日本軍捕虜となり死の彷徨を生き抜いてオーストラリア奥地の開発を手がけ、戦争に引き裂かれた恋人との愛を貫いたイギリス人女性、ジーンの愛と勇気の物語。シュート作品の中でも人気の高い小説を初邦訳。

1952

The Far Country

「遥かな国」末永時恵訳 新潮社 1956

1953

In the Wet

1957

On the Beach

「渚にて 人類の歴史を閉じる日」木下秀夫訳 文芸春秋新社 1958

「渚にて 人類最後の日」井上勇訳 創元SF文庫 1965

第3次大戦が勃発した。ソ連と北大西洋条約諸国の交戦はひきつづいてソ中戦争へと発展し、4700個以上の水爆とコバルト爆弾が炸裂した。戦争は短期間に終結した。しかし濃密な放射能が北半球をおおい、それに汚染された諸国は、つぎつぎに死滅していった。その頃、かろうじて生き残ったアメリカの原子力潜水艦スコーピオンに非難してきた。オーストラリアはまだ無事だった。しかし、おそるべき放射能は刻々と南下し、人類最後の日が迫っていた。フィクションの域を越えて読者に迫真の感動をあたえる名編!

「渚にて 人類最後の日」佐藤龍雄訳 創元SF文庫(新版) 2009

核戦争が勃発した。ここ南半球は今はまだ無事だったが、人類絶滅の時は容赦なく迫る。一縷の希望はあるか。時代を超えて迫真の感動をもたらす屈指の名作を完全新訳で贈る。

1958

The Rainbow and the Rose

「失われた虹とバラと」大門一男訳 講談社 1968