世界幻想文学大賞長編部門受賞作リス

1975

パトリシア・A・マキリップ『妖女サイベルの呼び声』

妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)

The Forgotten Beasts of Eld, 1974
「妖女サイベルの呼び声」佐藤高子訳 ハヤカワ文庫 1979
あらゆる謎の答を知っている猪、玄妙不可思議な魔力を持つ黒猫、七人の男を八つ裂きにした青い眼の隼、そして黄金の番人である竜――これら先祖の魔術師が呼び集めた幻獣と共に、四代目魔術師サイベルは、エルド山奥深く魔術の修行に励んでいた。ところが、赤児を連れた騎士の出現に、サイベルの運命は狂い始める。その赤児こそ、彼女の甥であり、しかも、エルドウォルド国の王子なのだ! 陰謀渦巻く王位継承の戦いに巻き込まれて、人の世の愛と憎しみを知り始めるサイベルの心理を、モダン・ファンタジイの俊英が描く世界幻想文学大賞受賞作!
パトリシア・A・マキリップ著作リスト

1976

『ある日どこかで』 Bid Time Return リチャード・マシスン

1977

ウイリアム・コツウィンクル“Dr. Rat”

1978

『闇の聖母』 Our Lady of Darkness フリッツ・ライバー

1979

マイクル・ムアコック『グローリアーナ』

グローリアーナ (創元推理文庫)

Gloriana, 1978
「グローリアーナ」大瀧啓裕訳 創元推理文庫 2002
黄金の時代を謳歌するアルビオンの女王グローリアーナ。国民と貴族にあまねく慕われ、この世の女神とうたわれながらも、心満たされることのない孤高の女。だが彼女に婚姻を求める他国との軋轢は、やがて宮廷に不穏な影を落としはじめる。エリザベス朝を彷彿とさせる架空のロンドンを舞台に放つ、英国幻想文学界の巨匠の代表作たる歴史ファンタシイ超大作。世界幻想文学大賞受賞。
マイクル・ムアコック著作リスト

1980

『冬の狼』 Watchtower エリザベス・A・リン

1981

ジーン・ウルフ『拷問者の影』

拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)

The Shadow of the Torturer, 1980
「拷問者の影」岡部宏之訳 ハヤカワ文庫 1986/ハヤカワ文庫 2008
遥か遠未来、老いた惑星ウールスで〈拷問者組合〉の徒弟として働くセヴェリアンは、反逆者に荷担した疑いで捕らえられた貴婦人セクラに恋をする。組合の厳格な掟を破り、セクラに速やかな死を許したセヴェリアンは、〈拷問者組合〉を追われ、死にゆく世界を彷徨することとなる…。巨匠ウルフが持てる技巧の限りを尽くし構築した華麗なる異世界で展開される、SF/ファンタジイ史上最高のシリーズ。新装版でついに開幕。
ジーン・ウルフ著作リスト

1982

『リトル、ビッグ』 Little, Big ジョン・クロウリー

1983

『魔界の盗賊』 Nifft the Lean マイクル・シェイ

1984

ジョン・M・フォード“The Dragon Waiting”

1985

『ミサゴの森』 Mythago Wood ロバート・ホールドストック

1986

ダン・シモンズ『カーリーの歌』

カーリーの歌 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)

Song of Kali, 1985
「カーリーの歌」柿沼瑛子訳 ハヤカワ文庫NV 1988
死んだはずのインドの大詩人ダースが生きている!しかも、新作まで書きあげているという。編集者兼詩人のルーザックはダースの新作を入手すべく、妻子を連れてカルカッタへ飛んだ。だが、汚穢と熱気と悪臭に満ちたカルカッタは、米国人ルーザックにとって悪夢の都市だった。あまつさえ、ダースの行方を調査するルーザックに暗黒神カーリーを崇拝する教団の魔手が迫るにおよぶや、カルカッタはしだいにその黙示録的死と崩壊が支配する魔都の様相を呈し始めるが…。
ダン・シモンズ著作リスト

1987

『香水』 Perfume パトリック・ジュースキント

1988

ケン・グリムウッド『リプレイ』

cover

Replay, 1987
「リプレイ」杉山高之訳 新潮文庫 1990
ニューヨークの小さなラジオ局で、ニュース・ディレクターをしているジェフは、43歳の秋に死亡した。気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のまま、身体は25年前のもの。株も競馬も思いのまま、彼は大金持に。が、再び同日同時刻に死亡。気がつくと、また――。人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を実現した男の、意外な、意外な人生。
ケン・グリムウッド著作リスト

1989

『ココ』 Koko ピーター・ストラウブ

1990

ジャック・ヴァンス“Lyonesse: Madouc”

1991

『吟遊詩人トーマス』 Thomas the Rhymer エレン・カシュナー

1992

『少年時代』 Boy's Life ロバート・R・マキャモン

1993

ティム・パワーズ“Last Call”

1994

『グリンプス』 Glimpses ルイス・シャイナー

1995

ジェイムズ・モロウ“Towing Jehovah”

1996

『奇術師』 The Prestige クリストファー・プリースト

1997

Rachel Pollack“Godmother Night”

1998

ジェフリイ・フォード“The Physiognomy”

1999

ルイーズ・アードリック“The Antelope Wife”

2000

『魔術探偵スラクサス』 Thraxas マーティン・スコット

2001

ティム・パワーズ“Declare”

2002

アーシュラ・K・ル=グイン『アースシーの風』

アースシーの風―ゲド戦記〈6〉 (岩波少年文庫)

The Other Wind, 2001
「アースシーの風」清水真砂子訳 岩波書店 2003/岩波書店(物語コレクション) 2004/岩波書店 2006/岩波少年文庫 2009
故郷で暮らすゲドのもとを、まじない師のハンノキが訪れ、奇妙な夢の話をする。そのころ、ふたたび竜が暴れ出し、アースシーにかつてない緊張が走る。世界を救うのは誰か。レバンネン王は、テハヌーたちとロークへ向かった―。
アーシュラ・K・ル=グイン著作リスト

2003

The Facts of Life グレアム・ジョイス

『影のオンブリア』Ombria in Shadow パトリシア・A・マキリップ

2004

『アゴールニンズ』(2005)→改題:『ドラゴンがいっぱい』(2008) Tooth and Claw ジョー・ウォルトン

2005

『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』 Jonathan Strange and Mr Norrell スザンナ・クラーク

2006

『海辺のカフカ』 村上春樹

2007

ジーン・ウルフ“Soldier of Sidon”

2008

Ysabel (Guy Gavriel Kay)

2009

The Shadow Year ジェフリイ・フォード

2010

The City & The City チャイナ・ミエヴィル