歌野晶午著作リスト

Bibliography

1988

長い家の殺人

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)

*名探偵・信濃譲二シリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 1992/(新装版)講談社文庫 2008
消失死体がまた元に戻る!?完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇―。「ミステリー史上に残ってしかるべき大胆なアイデア、ミステリーの原点」と島田荘司氏が激賛。この恐るべき謎を、あなたは解けるか?大型新人として注目を浴びた鮮烈なデビュー作。

1989

白い家の殺人

新装版 白い家の殺人 (講談社文庫)

*名探偵・信濃譲二シリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 1992/(新装版)講談社文庫 2009
冬の八ヶ岳山麓の別荘で、猪狩家の令嬢・静香が逆さ吊り死体で発見された。凄惨な密室殺人は別荘を恐怖の渦に巻き込み、そして第二の被害者が出てしまう…。一冊の日記帳によって明らかになる猪狩家の悲しく暗い過去。事件解決に挑む青年探偵・信濃譲二は完全犯罪を暴けるのか!?傑作長編推理第二弾。

動く家の殺人

新装版 動く家の殺人 (講談社文庫)

*名探偵・信濃譲二シリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 1993/(新装版)講談社文庫 2009
名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。だが、特別公演「神様はアーティストがお好き」の初日、惨劇の幕が切って落とされた。次第に疑心暗鬼になっていく団員達。六年前の稽古中の死亡事故と関係が?信濃が命をかけて謎解きに挑む、傑作本格推理第三弾。

1990

ガラス張りの誘拐

ガラス張りの誘拐 (角川文庫)

カドカワノベルス/講談社文庫 1995/角川文庫 2002
「私は断じて愉快犯ではない」―世間を恐怖に陥れている連続婦女誘拐殺人事件。少女惨殺の模様を克明に記した犯行声明が新聞社に届けられた。ところが、家族や捜査陣の混乱をよそに、殺されたはずのその少女は無事戻り、犯人とされた男は自殺、事件は終結したかに思われた。しかし、事件はまだ終わっていなかった。捜査を担当している佐原刑事の娘が誘拐されたのだ!しかも、犯人は衆人環視のなかで身代金を運べと要求する…。犯人の目的はいったい何なのか?刑事たちを待ち受ける驚天動地の結末とは!?偉才が放つ奇想のミステリ。

1992

さらわれたい女

さらわれたい女 (角川文庫)

カドカワノベルス/講談社文庫 1997/角川文庫 2006
「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた―。報酬は百万円、夫の愛を確かめるための“狂言誘拐”を頼みたいというのだ。便利屋の俺は完璧なプランを練り、見事に“誘拐”を成功させる。しかし、身を隠していた佐緒理が部屋で殺されているのを発見し…。偉才・歌野が放つ、誘拐ミステリーの白眉。

1995

死体を買う男

死体を買う男 (講談社文庫)

光文社文庫/講談社文庫 2001
乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド。

ROMMY そして歌声が残った

新装版 ROMMY 越境者の夢 (講談社文庫)

講談社ノベルス
(改題)『ROMMY 越境者の夢』講談社文庫 1998/(新装版)講談社文庫 2011
人気絶頂の歌手ROMMYが、絞殺死体となって発見された。ROMMYの音楽に惚れ込み、支え続けた中村がとる奇妙な行動。一瞬目を離した隙に、ROMMYの死体は何者かに切り刻まれ、奇妙な装飾を施されていた―。一体誰が何のために?天才歌手に隠された驚愕の真相とは。新本格の雄、歌野晶午の真髄がここに。

1996

正月十一日、鏡殺し*

新装版 正月十一日、鏡殺し (講談社文庫)

講談社ノベルス/講談社文庫 2000/講談社文庫〈新装版〉 2011
彼女が勤めに出たのは、このままでは姑を殺してしまうと思ったからだった―。夫を亡くした妻が姑という「他人」に憎しみを募らせるさまを描く(表題作)。猫のように性悪な恋人のため、会社の金を使い込んだ青年。彼に降りかかった「呪い」とは(「猫部屋の亡者」)。全七編収録。鬼才初の短編集を、新装版で。

1998

ブードゥー・チャイルド

ブードゥー・チャイルド (角川文庫)

角川書店/角川文庫 2001
今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。ある雨の日の晩にバロン・サムデイがやってきて、おなかをえぐられて、そうしてぼくは死にました。前世、ぼくは黒人でした。チャーリー―それがぼくの名前でした。―現世に蘇る、前世でいちばん残酷な日。不可解な謎を孕む戦慄の殺人劇に、天才少年探偵が挑む!長編本格ミステリ。

1999

放浪探偵と七つの殺人*

増補版 放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)

*名探偵・信濃譲二シリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 2002/(増補版)講談社文庫 2011
なぜ死体は動いたのか?殺人者が犯した、たった一つの過ちとは?「家シリーズ」の名探偵・信濃譲二が奇想天外な難事件の謎を見事な推理で解決する七つの短編に、幻の未収録作品「マルムシ」を加えた試みと驚きに満ちた傑作ミステリー八編。

2000

安達ヶ原の鬼密室

安達ヶ原の鬼密室 (講談社文庫)

講談社ノベルス/講談社文庫 2003
太平洋戦争中、疎開先で家出した梶原兵吾少年は疲れ果て倒れたところをある屋敷に運び込まれる。その夜、少年は窓から忍び入る“鬼”に遭遇してしまう。翌日から、虎の像の口にくわえられた死体をはじめ、屋敷内には七人もの死体が残された。五十年の時を経て、「直観」探偵・八神一彦が真相を解明する。

生存者、一名

生存者、一名 (祥伝社文庫)

祥伝社文庫
鹿児島の遙か沖の孤島、屍島に六人の男女が降り立った。彼らは都内で爆弾テロを行なった四人の実行犯と二人の幹部だった。翌日、幹部の一人が船とともに姿を消し、残りの五人は文字通り絶海の孤島に閉じ込められた!組織に対する疑心と、食料をめぐる仲間同士の暗鬼。やがて、一人また一人と殺されていく…。犯人は誰か?そして、最後に生き残る者は。

2002

世界の終わり、あるいは始まり

世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)

角川書店/角川文庫 2006
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。

館という名の楽園で

館という名の楽園で (祥伝社文庫)

祥伝社文庫
「奇妙な殺人事件は、奇妙な構造の館で起こるのが定説です」三星館と名づけられた西洋館の主は、四人の招待客にある提案をした。それぞれが殺人者、被害者、探偵役になって行なう“殺人トリック・ゲーム”である。そして今、百数十年前にイギリスで起こった事件が再現される!時空を超えて幽霊のごとく立ち現われる奇怪な現象、謎、さらに最後の惨劇とは。

2003

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

文藝春秋/文春文庫 2007
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。
日本推理作家協会賞(2004年)受賞

家守*

家守 (光文社文庫)

カッパ・ノベルス/光文社文庫 2007
木造モルタル二階建て、築三十年は経とうかという何の変哲もない「家」。その家から主婦の死体が見つかった。死因は窒息死。帰宅した夫が発見したとき、家は完全に戸締まりされた密室状態だった。事故死の可能性が高まる中、刑事の執拗な捜査により、死体に秘められた、ある事件が浮かび上がる…。(表題作)「家」に篭もる人間の妄執を巧みな筆致で描く傑作推理全五編。

2004

ジェシカが駆け抜けた七年間について

ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)

原書房/角川文庫 2008
米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。日本人が主宰するこのクラブの所属選手、エチオピア出身のジェシカ・エドルは、日本人選手アユミ・ハラダの異変に気づいた。アユミは夜ごと合宿所を抜け出し、呪殺の儀式を行っていたのだ。アユミがそこまで憎む相手とは誰なのか?彼女の口から明かされたのは、意外な人物の名前と衝撃の事実だった…。不可解な謎と巧妙な罠。驚天動地の傑作ミステリ。

魔王城殺人事件

魔王城殺人事件 (講談社ノベルス)

講談社ミステリーランド/講談社ノベルス 2012
星野台小5年1組の翔太たちは探偵クラブ「51分署捜査1課」を結成。いくつかの事件を解決後、“デオドロス城”にまつわる怪しいウワサの真相を確かめるために探検を開始する。デオドロス城とは、町外れの悪魔の巣窟のような屋敷のことだ。潜入直後、突然ゾンビ女(?)が出現!さらに庭の小屋では謎の消失現象を目の当たりに!!謎を解明するため、後日屋敷に再び潜入した「51分署捜査1課」は例の小屋で死体を発見するが…。
◇講談社ミステリーランド

2005

女王様と私

女王様と私 (角川文庫)

角川書店/角川文庫 2009
真藤数馬は冴えないオタクだ。無職でもちろん独身。でも「ひきこもり」ってやつじゃない。週1でビデオ屋にも行くし、秋葉原にも月1で出かけてる。今日も可愛い妹と楽しいデートのはずだった。あの「女王様」に出逢うまでは…。数馬にとって、彼女との出逢いがめくるめく悪夢への第一歩だったのだ。―全く先が読めない展開。個性的で謎めいた登場人物。数慄的リーダビリティが脳を刺激する、未曾有の衝撃サスペンス。

そして名探偵は生まれた*

そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)

祥伝社/祥伝社文庫 2009
影浦逸水は、下世話な愚痴が玉に瑕だが、正真正銘の名探偵である。難事件解決のお礼に招かれた伊豆の山荘で、オーナーである新興企業の社長が殺された。雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは? しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスαの、ひと味違う本格推理の傑作!

2007

密室殺人ゲーム王手飛車取り

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

*密室殺人ゲームシリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 2010
“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである…。リアル殺人ゲームの行き着く先は!?歌野本格の粋を心して堪能せよ。

ハッピーエンドにさよならを*

ハッピーエンドにさよならを (角川文庫)

角川書店/角川文庫 2010
夏休みのたびに私は母の実家がある田舎へ行った。新鮮な山海の料理に、いとこたちとの交流。楽しい夏の日々だ。あの部屋にさえ入らなければ…。(「死面」)理恵が合コンで出会い、付き合ったのは、容姿はよいがかなり内気な男。次第に薄気味悪い行動を取り始め、理恵は別れようとするのだが…(「殺人休暇」)。平凡な日常の向かう先が、“シアワセ”とは限らない。ミステリの偉才が紡ぎだす、小説的な企みに満ちた驚愕の結末。

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵*

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (光文社文庫)

*舞田ひとみシリーズ
カッパ・ノベルス/光文社文庫 2010
焼け跡から金貸しの老婆の死体が発見された。体には十数ヵ所の刺し傷があり、焼け残った金庫からはお金も債務者の記録も消えていた!事件を捜査する浜倉中央署の刑事・舞田歳三。彼にはゲームとダンスが好きな11歳の姪・ひとみがいた。行き詰まった事件の謎を、彼女の何気ない言葉が解決へと導く。キャラクターの魅力と本格推理の醍醐味が詰まった傑作推理小説。

2009

絶望ノート

絶望ノート

幻冬舎
いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。

密室殺人ゲーム2.0

密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)

*密室殺人ゲームシリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 2012
あの殺人ゲームが帰ってきた。ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。その凝りに凝った殺人トリックは全て、五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、驚愕の結末とは。第10回(2010年)本格ミステリ大賞受賞作、2010本格ミステリ★ベストテン第1位。

2010

舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵*

舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

*舞田ひとみシリーズ
カッパ・ノベルス
ゲームとダンスが大好きで、勉強と父親は嫌い。生意気盛りの中学二年生・舞田ひとみが、小学校時代の同級生・高梨愛美璃と再会したのは、愛美璃が友人たちと、募金詐欺を繰り返す胡散臭い女を尾行していた時だった。数日後、女は死体で発見されて―。驚きのひらめきと無限の想像力で、ひとみは難事件に挑む!14歳の少女たちの日常と、彼女たちの周りで起こる不思議な事件をいきいきと描いた異色の本格ミステリ、シリーズ第二弾。

2011

密室殺人ゲーム・マニアックス

密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社ノベルス)

*密室殺人ゲームシリーズ
講談社ノベルス
“頭狂人”“044APD”“aXe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なハンドルネームを持つ5人がネット上で日夜行う推理バトル。出題者は自ら殺人を犯しそのトリックを解いてみろ、とチャット上で挑発を繰り返す!ゲームに勝つため、凄惨な手段で人を殺しまくる奴らの命運はいつ尽きる!?

春から夏、やがて冬

春から夏、やがて冬

文藝春秋
スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。偶然の出会いは神の思い召しか、悪魔の罠か?これは“絶望”と“救済”のミステリーだ。