ジョルジュ・シムノン著作リスト

メグレ警視シリーズ

1929

Pietre-le-Letton
「怪盗レトン」木村庄三郎訳 創元推理文庫 1960/旺文社文庫 1978
「メグレ対怪盗」稲葉明雄訳 東都書房(世界推理小説大系) 1963
「怪盗レトン」稲葉明雄訳 角川文庫 1978

1930

Le Charretier de la Providence
「水門」伊東鋭太郎訳 春秋社(シメノン傑作集) 1937
「水門の惨劇」伊東鋭太郎訳 京北書房 1947
「運河の秘密」伊東鋭太郎訳 京北書房 1952
「メグレと運河の殺人」田中梓訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

Monsieur Gallet décédé
「ロアール館」山野晃夫訳 春秋社(シメノン傑作集) 1937
「死んだギャレ氏」宗左近訳 創元推理文庫 1961

Le Pendu de Saint-Phollien
「聖フォリアン寺院の首吊男」伊東鋭太郎訳 春秋社(シメノン傑作集) 1937/京北書房 1946
「サン・フォリアン寺院の首吊人」水谷準訳 雄鶏社(おんどり・みすてりい) 1950/角川文庫 1957

La Tête d'un homme
「男の頭:モンパルナスの夜」永戸俊雄訳 西東書林 1935
「モンパルナスの夜」永戸俊雄訳 春秋社(シメノン傑作集) 1937/京北書房 1947
「或る男の首」永戸俊雄訳 雄鶏社(おんどり・みすてりい) 1950/ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1955
「モンパルナスの夜」堀口大学訳 新潮社(探偵小説文庫) 1956
「男の首」宮崎嶺雄訳 東京創元社(世界推理小説全集) 1956/創元推理文庫 1959
「或る男の首」堀口大学訳 新潮文庫 1959
「男の首」三好格訳 中央公論社(世界推理名作全集) 1960/中央公論社(世界推理小説名作選) 1962
「男の首」宗左近訳 角川文庫 1963
「ある男の首」石川湧訳 講談社(世界推理小説大系) 1972
「男の首」木村庄三郎訳 旺文社文庫 1977
「ある死刑囚の首」矢野浩三郎訳 文研出版(文研名作ミステリー) 1977
Movie「モンパルナスの夜」La Tête d'un homme, 1933(仏)
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ、出演:アリ・ボール

1931

Le chien jaune
「黄色い犬」別府三郎訳 黒白書房(世界探偵傑作叢書) 1936
「黄色い犬」永戸俊雄訳 雄鶏社(おんどり・みすてりい) 1950/ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1955
「黄色い犬」宮崎嶺雄訳 東京創元社(世界推理小説全集) 1956/創元推理文庫 1959/東京創元社(世界名作推理小説体系) 1960
「黄色い犬」中島昭和訳 角川文庫 1963
「黄色い犬」矢野浩三郎訳 集英社(ジュニア版世界の推理) 1972
「黄色い犬」木村庄三郎訳 旺文社文庫 1976

La nuit du carrefour
「深夜の十字路」秘田余四郎訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1953
「メグレと深夜の十字路」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1980

Un crime en Hollande
「オランダの犯罪」宗左近訳 創元推理文庫 1960

Au rendez-vous des terre-neuvas
「港の酒場で」木村庄三郎訳 創元推理文庫 1961/旺文社文庫 1977

La Danseuse du Gai-Moulin
「リェーヂュの踊子」伊東鋭太郎訳 春秋社(シメノン傑作集) 1937/京北書房 1946
「ゲー・ムーランの踊子」安堂信也訳 創元推理文庫 1959

La Guinguette à deux sous
「三文酒場」安堂信也訳 創元推理文庫 1960

L'Ombre chinoise
「影絵のように」望月芳郎訳 創元推理文庫 1961
「メグレと死者の影」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1980

Le Port des brumes

「霧の港」松村喜雄訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1954
「霧の港のメグレ」飯田浩三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1980

1932

L'Affaire Saint-Fiacre
「サン・フォリアン寺院の首吊人」水谷準訳 角川文庫 1957
「サン・フィアクルの殺人」中村真一郎訳 創元推理文庫 1960
「サン・フィアクル殺人事件」三輪秀彦訳 創元推理文庫 1986
ジャン・ギャバン主演 メグレ警視シリーズ  サン・フィアクル殺人事件 [DVD] Movie「サン・フィアクル殺人事件」Maigret L'Affaire Saint-Fiacre, 1959(仏)
監督:ジャン・ドラノワ、出演:ジャン・ギャバン、ヴァランティーヌ・テシエ、ロベール・イルシュ

Chez les Flamands
「メグレ警部と国境の町」三輪秀彦訳 創元推理文庫 1961

Le Fou de Bergerac
「メグレを射った男」鈴木豊訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

Liberty bar
「自由酒場」伊東鋭太郎訳 春秋社 1936

1933

L'Ecluse numeros 1
「第1号水門」大久保輝臣訳 創元推理文庫 1963

Maigret
「メグレ再出馬」野中雁訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1980

1939

Cécile est morte
Les caves du Majestic
La Maison du Juge

1941

Signé Picpus
L'inspecteur Cadavre
「メグレと死体刑事」長島良三訳 読売新聞社(フランス長編ミステリー傑作集) 1986
寒村で起きた殺人。匿名の手紙が名指した犯人は、この土地の旧家の主であった。不義の愛をめぐる嫉妬、ねたみ、いわれのない噂。事件の真相を知ったメグレは、解決のない結末を選んだ…。

Félicie est là

1944

Les Nouvelles Enquetes de Maigret
*「メグレ夫人の恋人」長島良三訳 角川文庫 1978
*「メグレの退職旅行」長島良三訳 角川文庫 1981

1945

Maigret se fâche
「メグレ激怒する」長島良三訳 河出文庫 1988
孫娘の不慮の死に疑念をいだいたアモレル老婦人は、田舎の別荘で引退生活を楽しんでいるメグレに調査を依頼する。アモレル家を訪れたメグレは、そこで意外な人物に出会う。中学時代の同級生マリクが老婦人の娘婿として、この大富豪の一族を支配しているのだ。しがない税務署員の息子のマリクが…。彼は今の自分を誇示しながらも、一家の内情をメグレに知られることを極度に恐れている…。

1946

Maigret à New York

メグレ、ニューヨークへ行く (河出文庫)

「メグレ氏ニューヨークへ行く」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977
「メグレ、ニューヨークへ行く」長島良三訳 河出文庫 2001
定年退職して悠々自適の生活をしているメグレのところに、アメリカの大富豪の息子が訪ねてくる。最近父親の身に異変が起こったらしい、自分といっしょにニューヨークへ行ってほしい、というのだ。ところが、ニューヨークに着いたとたんに青年は姿を消し、父親の方はメグレを避けようとする。青年の口車に乗ってアメリカに来たことを悔みながらメグレの捜査は始まる。

1947

Les Vacances de Maigret

「メグレの休暇」永戸俊雄訳 ハヤカワ・ポケット・ブックス(シメノン選集) 1955
「メグレのバカンス」矢野浩三郎訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1980

Maigret et son mort
「メグレと殺人者たち」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1976/河出文庫 1982/2000
メグレ警視のところに、見知らぬ男から電話がかかってくる。数人の男からつけ狙われ、生命が危いと告げ、助けを要請する。メグレは男の告げた場所に刑事を派遣するが、彼はすでに立ち去ったあとであった。深夜、電話の主とおぼしき男の死体がコンコルド広場で発見される…。死体の見許割出しから犯人逮捕まで、推理とサスペンスをリアルな筆致で描く最高傑作。

Maigret et l'inspecteur Malgracieux

*「メグレと無愛想な刑事」新庄嘉章訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1957

1948

La Première Enquête de Maigret
「メグレの初捜査」萩野弘巳訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

1949

Mon ami Maigret
「メグレ式捜査法」谷亀利一訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

Maigret chez le coroner

「メグレ保安官になる」鈴木豊訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

1950

L'Amie de Madame Maigret

「メグレ夫人と公園の女」佐宗鈴夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

Les Mémories de Maigret

「メグレの回想録」北村良三訳 早川書房(世界ミステリ全集)

Maigret et la vieille dame

「メグレと老婦人」日影丈吉訳 ハヤカワ・ポケット・ブックス(シメノン選集) 1955/ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1961/ハヤカワ・ミステリ文庫 1976

Maigret au Picratt's
「モンマルトルのメグレ」矢野浩三郎訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977/河出文庫 1982/2000
酔っぱらって警察に現われた踊り子アルレットがしゃべったことは出たらめではなかった―彼女は自宅で絞殺死体となって発見され、彼女が殺されると予告した伯爵夫人も、同じ手口で…。彼女が口にしたオスカルとは何ものか。アルレット‐オスカル‐伯爵夫人を結ぶ線は?モンマルトルを舞台に、司法警察の捜査網は謎の男オスカルをしだいに追い詰めていく…。

Maigret et les petits cochons sans queue
*「メグレとしっぽのない子豚」原千代海訳 ハヤカワ・ポケット・ブックス(シメノン選集) 1955

Un Noël de Maigret
*「メグレ警視のクリスマス」長島良三訳 講談社文庫 1978

1951

Maigret en meublé
「メグレ夫人のいない夜」佐宗鈴夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

Maigret et la Grande Perche

メグレと消えた死体 (河出文庫)

「メグレと消えた死体」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ)14 1977/河出文庫 1984/2000
「メグレと消えた死体」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977/河出文庫 1984/2000
通称“のっぽ”ことエルネスティーヌがメグレに奇妙な話を持ちこんできた。金庫破りで有名な彼女の亭主がある邸宅に忍びこんだところ、女の死体に出くわしたというのだ。彼は泡を食って逃げ出し、彼女に電話でその話をしたあと、行方をくらましてしまう。メグレはさっそく件の家を訪ねる。しかし死体はなかったし、その家族は泥棒にはいられたことすら否認する…。

1952

Maigret, Lognon et les gangsters
「メグレと生死不明の男」長島良三訳 講談社文庫 1981

Le Revolver de Maigret
「メグレの拳銃」佐宗鈴夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

Maigret et l'homme du banc
「メグレとベンチの男」矢野浩三郎訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

1953

Maigret a peur
「メグレの途中下車」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1976/1983

Maigret se trompe

メグレ間違う (河出文庫)

「メグレ間違う」荻野弘巳訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1976/河出文庫 2000
パリ17区カルノー街の豪華なアパルトマンで、ひとり住まいの若い女が死んでいた。頭に一発、至近距離から弾丸をくらっている。女の持物も生活振りも建物の豪華さにそぐわない。現場で感じたこの違和感と女の孤独がメグレの心をとらえる。恋人らしき若い男が容疑者として浮かびあがるが…。ブルジョワの偽善と落伍者の悲哀を交錯させて描く人情警視メグレの独壇場。

Maigret à l'école
「メグレと田舎教師」佐伯岩夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1954

Maigret et la jeune morte
「メグレと若い女の死」北村良三訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1972

Maigret chez le ministre
「メグレと政府高官」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

1955

Maigret et le corps sans tête

メグレと首無し死体 (河出文庫)

「メグレと首無し死体」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ)8 1977/河出文庫 2000
「メグレ警視と首無し死体」森珠樹訳 リーダーズダイジェスト社(ペガサス選書) 1981
サン・マルタン運河から男のバラバラ死体があがった。例によって首だけは見つからないので身許は確認できないが、鑑識の結果、年齢は五十すぎ、長時間立ったまま過ごす職業で、湿った地下室に出入りし、ぶどう酒を扱う者と推定された。メグレは、その日たまたま立ち寄った居酒屋のことを思い出していた。そしてその店の、痩せた褐色の髪の女主人の姿を…。

Maigret tend un piège
「メグレ罠を張る」峯岸久訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1958/ハヤカワ・ミステリ文庫 1976
ジャン・ギャバン主演 メグレ警視シリーズ 殺人鬼に罠をかけろ [DVD] Movie「殺人鬼に罠をかけろ」Maigret tend un piège, 1958(仏)
監督:ジャン・ドラノワ、出演:ジャン・ギャバン、ジャン・ドザイー、アニー・ジラルド

1956

Un échec de Maigret
「メグレの失態」大友徳明 訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

Maigret s'amuse
「メグレ推理を楽しむ」仁科祐訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

1957

Maigret voyage
「メグレとかわいい伯爵夫人」江口旦訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

Les Scruples de Maigret
「メグレと火曜の朝の訪問者」谷亀利一訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1976/河出文庫 1983/2000
ルーヴル百貨店の玩具売場主任と称するその男は、わざわざメグレを訪ねてきながら、話なかばで立去ってしまった。妻が自分を殺そうとたくらんでいる、毒薬を多量に所持していると男は告げていったが、その態度にいささか常軌を逸した点がなくもない。メグレはひそかに男の身辺調査を開始する。夫婦に義理の妹が加わった三人の家庭生活…男の隠された意図。

1958

Maigret et les témoins récalcitrants
「メグレと口の固い証人たち」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1976/河出文庫 1983/2000
古いのれんを細々と守るビスケット屋ラショーム家の当主が、深夜、自室で胸を撃たれて死んだ。庭に梯子、窓に梯子を立てかけた跡、割れた窓ガラス。状況は外部からの侵入者の犯行を物語っていたが、家族は誰も朝まで気づかなかったと主張し、それ以上訊きだそうとすると、奇妙に口をつぐんでしまう。メグレはそこにただならぬものを感じた…。

1959

Une Confidence de Maigret
「メグレの打明け話」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

Maigret aux assises
「重罪裁判所のメグレ」小佐井伸二訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

1960

Maigret et les vieillards
「メグレと老外交官の死」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1980

1961

Maigret et le vouleur paresseux
「メグレと優雅な泥棒」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977

Maigret et les braves gens
「メグレと善良な人たち」小佐井伸二訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1962

Maigret et le client du samedi
「メグレと妻を寝とられた男」大友徳明訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

Maigret et le clochard
「メグレとルンペン」野中雁訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

La Colère de Maigret

「メグレと殺された容疑者」佐宗鈴夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1963

Maigret et le fantôme

メグレと幽霊 (河出文庫)

「メグレと幽霊」佐宗鈴夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1976/1982/河出文庫 2001
パリ第18区署の刑事ロニョンが深夜、ジュノー並木通りの路上で何者かに撃たれた。なぜロニョンがそんな時刻にそこにいたのか、同僚の刑事は誰も知らない。そして、彼が現場に面した建物に住む若い女のもとに夜な夜な通っていたということがわかる。ロニョンは女の部屋にあがりこんで何をしていたのか。姿を消した女、そしてロニョンが残した謎の言葉「幽霊」…。

1964

Maigret se defénd

メグレたてつく (河出文庫)

「メグレたてつく」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1977/河出文庫 2001
ある日の深夜、メグレの自宅に若い娘から電話がかかってくる。地方からパリに出てきたが、友人とはぐれ、金もなく、困り果てているというので、メグレはホテルを紹介してやる。ところが翌朝、彼は警視総監から叱責を受ける。メグレが若い娘を誘惑して酒を飲ませホテルに連れこんだというのだ。彼を陥れようとする罠の背景を探ろうと、メグレは捜査を開始するが…。

1965

La patience de Maigret
「メグレと宝石泥棒」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1966

Maigret et l'affaire Nahour

「メグレと賭博師の死」矢野浩三郎訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1979

Le Voleur de Maigret

「メグレの財布を掏った男」伊東守男訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1967

Maigret à Vichy

「メグレとリラの女」伊東守男訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1968

Maigret hèsite

「メグレと殺人予告状」榊原晃三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

L'Ami d'enfance de Maigret

「メグレの幼な友達」田中梓訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1969

Maigret et le tueur

「メグレと録音マニア」佐宗鈴夫訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

Maigret et le marchand de vin

「メグレとワイン商」飯田浩三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1970

La Folle de Maigret

メグレと老婦人の謎 (河出文庫)

「メグレと老婦人の謎」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978/河出文庫 2001
メジスリー河岸に住む一人暮しの老婦人が殺された。死因は窒息死。死の直前まで、自分の留守中に誰かが忍びこんで家探ししている、と警視庁に訴えていた。では侵入の目的は?単なる物盗りでないことは状況から明らかだ。本人の知らない宝物でもあったのか?メグレは引出しを調べていて拳銃用のグリスらしいしみを発見する。消えた拳銃…メグレが動く。

1971

Maigret et l'homme tout seul

「メグレとひとりぼっちの男」野中雁訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

Maigret et l'indicateur

「メグレと匿名の密告者」野中雁訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

1972

Maigret et Monsieur Charles

「メグレ最後の事件」長島良三訳 河出書房新社(メグレ警視シリーズ) 1978

その他の作品

1931

Le Relais d'Alsace

「アルザスの宿」原千代海訳 創元推理文庫 1960

1932

Les Treize mystères / L'écluse no.1
「13の秘密/第1号水門」大久保輝臣訳 創元推理文庫 1963/1998

Le Passager du Polarys

「北氷洋逃避行」伊東^太郎訳 京北書房 1946

Les Treize Coupables

*「猶太人ジリウク」山野晃夫訳 春秋社 1937

Les Treize Énigmes

*「ダンケルクの悲劇」芹南冬夫訳 春秋社 1937

1933

Les fkançailles de M. Hire
「仕立屋の恋」高橋啓訳 ハヤカワ文庫NV 1992
ひとりの娼婦が殺された。嫌疑をかけられたイール氏は、隣近所の誰からも嫌われている孤独な独身男だった。極端にきれいずきな彼の唯一の楽しみは、アパートの向かいに住む若く美しい娘アリスを覗き見ること―。夜ごと部屋の明かりをつけず窓辺に立って彼女の様子をながめ、静かに恋の炎をたぎらせていた。ある夜、彼は恐ろしい出来事を見てしまったことから、人生の歯車を狂わせはじめる…。愛と誘惑、謎と裏切りの物語。
Movie「その手にのるな」, 1958(日)
監督:岩間鶴夫、出演:高橋貞二、杉田弘子、小山明子
仕立て屋の恋 [DVD] Movie「仕立て屋の恋」Monsieur Hire, 1989(仏)
監督:パトリス・ルコント、出演:ミシェル・ブラン、サンドリーヌ・ボネール、リュック・テュイリエ

1934

L'Homme de Londres

倫敦から来た男--【シムノン本格小説選】

「倫敦から来た男」長島良三訳 河出書房新社(シムノン本格小説選) 2009
彼は毎晩“ガラス張りの檻”から海峡の彼方を見つめていた。男は海峡を渡ってやって来た。平穏な生活を襲った運命の亀裂。霧深い北フランスの港町を舞台に、さまざまな人生が交錯する。生と死、罪と罰、欲望と祈り、幸福と不幸…極限の心理の襞を繊細に描ききって人間の存在の本質に肉迫する、シムノン文学の傑作。

1937

Le Testament Donadieu

「ドナデュの遺言」手塚伸一訳 集英社(シムノン選集) 1970
「ドナデュの遺書」手塚伸一訳 集英社文庫 1979

1940

Lesinconnus dans la maison
「家の中の見知らぬ者たち」長島良三訳 読売新聞社 1993
温かな部屋と上等のブルゴーニュワイン、山のような蔵書。酔いどれ弁護士の優雅な隠遁生活を破った、驚くべき家の中の殺人の真実。

1942

La veuve Couderc

「帰らざる夜明け」谷亀利一訳 ハヤカワ・ノヴェルズ 1972
「片道切符」安東次男訳 集英社文庫 1977
帰らざる夜明け [DVD] Movie「帰らざる夜明け」La veuve Couderc, 1971(仏)
監督:ピエール・グラニエ=ドフェール、出演:アラン・ドロン、シモーヌ・シニョレ、オッタヴィア・ピッコロ

Le Fils Cardinaud

「カルディノーの息子」秋山晴夫訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1957

La Verité sur Bébé'Donge

「ベベ・ドンジュの真相」斎藤正直訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1961

1943

Les Dossiers de l'agence O

ドーヴィルの花売り娘 (名探偵エミールの冒険 1)

「名探偵エミールの冒険1 ドーヴィルの花売り娘」長島良三訳 読売新聞社 1998
「名探偵エミールの冒険2 老婦人クラブ」長島良三訳 読売新聞社 1998
「名探偵エミールの冒険3 丸裸の男」長島良三訳 読売新聞社 1998
「名探偵エミールの冒険4 O探偵事務所の恐喝」長島良三訳 読売新聞社 1998
老婦人クラブ (名探偵エミールの冒険 2) 丸裸の男 (名探偵エミールの冒険 3) O探偵事務所の恐喝 (名探偵エミールの冒険 4)

Le Ticket de Metro

メトロチケット―O探偵事務所事件簿 (くらしっくみすてりー)

「メトロ・チケット O探偵事務所事件簿」榊原晃三訳 パロル舎(くらしっくみすてりー) 1996
ある霧の朝、O探偵事務所に1人の客が来た。彼はやっと体を支えながら、青い文字盤のかけ時計を指差し、「あの黒人の…」と言い残して死んだ。所長のムッシュ・エミールが活躍するシリーズの第1弾。

Le Prisonnier de Lagny

ラニーの囚れ人―O探偵事務所事件簿 (くらしっくみすてりー)

「ラニーの囚れ人 O探偵事務所事件簿」榊原晃三訳 パロル舎(くらしっくみすてりー) 1996
フランスの代表的ミステリー作家のシリーズ。O探偵事務所に奇妙な手紙が舞いこんだ。手紙の主は、ある川岸近くの家に4週間以上も監禁されているので見つけだしてほしいと言う。エミールの捜索が始まった。

Le Petit Docteur

*「死体が空から降ってくる」原千代海訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1958
*「上靴にほれた男」原千代海訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1958

1945

L'aîné des Ferchaux

「フェルショー家の兄」伊藤晃訳 筑摩書房(世界ロマン文庫) 1970/1978

1946

Trois Chambres a Manhattan

【シムノン本格小説選】マンハッタンの哀愁

「マンハッタンの哀愁」長島良三訳 河出書房新社(シムノン本格小説選) 2010
フランスの著名な舞台俳優フランソワ・コンブは、若い劇団俳優と関係を持った女優の妻と別れ、第二の人生を求めてニューヨークに来ている。ある夜、場末の軽食堂で出会ったケイと一晩中飲み続け、三流ホテルの部屋でそれぞれの人生を忘れるかのように身体を求め合う。女の意想外の過去、嫉妬と激しい諍い…。安ホテル、男の部屋、そして謎に満ちた女の部屋、マンハッタンの三つの部屋を舞台に繰り広げられる、自伝的要素の濃い、激しい恋と再生の物語。

1947

Lettre a mon juge

「判事への手紙」那須辰造訳 ハヤカワ・ポケット・ブックス(シメノン選集) 1956

1948

La neige était sale

「雪は汚れていた」永戸俊雄訳 早川書房(シメノン選集) 1955
「雪は汚れていた」三輪秀彦訳 集英社(シムノン選集) 1969/ハヤカワ文庫 1977

1949

Le fantômes de chaplier

「帽子屋の幻影」秘田余四郎訳 ハヤカワ・ポケット・ブックス(シメノン選集) 1956

1950

L'enterrement de Monsieur Bouvet

ブーベ氏の埋葬 【シムノン本格小説選】

「ブーベ氏の埋葬」長島良三訳 河出書房新社(シムノン本格小説選) 2010
第二次世界大戦直後のパリ、八月のある朝、セーヌ河の河岸通りの古本屋で版画集を眺めていたブーベ氏が急死する。七十六歳のブーベ氏は近くのトゥルネル河岸通りのアパルトマンで周囲の人に慕われながら慎ましい暮らしをしており、身よりもいないと言われていた。ところが、偶然のことで新聞に載った故人の写真から、複数の人間が身内だと名乗って警察に現れる関わりがあったという何人もの女も現れるそのそれぞれが、謎と矛盾に満ちた、脈絡のないブーベ氏の前歴を証言するそして次第に戦前・戦中の暗黒の世界があぶり出されてくる果たしてブーベ氏とはいったい何者なのか。

1951

Le temps d'anaïs

「娼婦の時」日影丈吉訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1961

Une Vie comme neuve

「新しい人生」粟津則雄/今田裕訳 集英社(シムノン選集) 1969

1952

La Mort de Belle

「ベルの死」峯岸久訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1957

Les Fréres Rico

「リコ兄弟」秘田余四郎訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1956
「リコ兄弟」山崎庸一郎訳 集英社文庫 1980

1955

Les T'emoins

証人たち―シムノン本格小説選

「証人たち」野口雄司訳 河出書房新社(シムノン本格小説選) 2008
病身の妻を抱え心身が不安定なまま、重罪裁判所のグザヴィエ・ローモンは、妻殺しのランベール事件の裁判にのぞむ。被告は一貫して無罪を主張しているが、公判関係者は、ローモンを除いて全員、被告が犯人だと信じている。判事、証人、陪審員、被告、弁護士それぞれの過去と日常と内面がせめぎあう、スリルとサスペンスにあふれた審理の果てに、意外な結末が…。

1956

En cas de malheur

「可愛い悪魔」秘田余四郎訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1958

1958

Strip-Tease

「ストリップ・ティーズ」大久保和郎訳 集英社文庫 1978

1960

L'ours en peluche

闇のオディッセー (シムノン本格小説選)

「闇のオディッセー」長島良三訳 河出書房新社(シムノン本格小説選) 2008
パリ十六区の高級住宅地に居を構える裕福な産婦人科医・パリ大学教授のジャン・シャボは、一見、家族や同僚、仕事や社会的身分に恵まれ、妻公認の愛人もいて、何不自由のない四十九歳の働き盛りと誰もが羨む男だ。しかし内実は三人の子供と妻には裏切られ、母には疎まれ、妻の実家からは屈辱的な干渉に逢い、医療過誤の恐怖に怯え、心身ともに深く傷ついた内面を密かに抱えている。唯一心を解放できたブロンドでバラ色の肌の少女〈熊のぬいぐるみ〉との密やかな交情も、秘書の手で奪われ、その後セーヌに身投げした少女に関係する匿名の男の脅迫に追いつめられていく。ある夜、死を覚悟したジャンは、拳銃をポケットにしのばせて、パリの街へ絶望の地獄巡りに出かける…。ジッド、モーリアック、アナイス・ニンが絶賛したシムノンの「本格小説」の絶品。

1961

Betty
「ベティー」長島良三訳 読売新聞社 1992
11歳の時、伯父とメイドの少女の性交を目撃したベティーは自分の中の性欲の存在に気づく。自分を汚れた者のように感じたベティーは汚れを求め、娼婦のように振る舞う。善良な夫との結婚生活にも飽き足らず、酒と男に溺れ、家を追われるが、親切な夫亡人ロールに助けられる。しかし、ベティーはやがてロールの情深さを嫌悪し、彼女の恋人に接近…。

Le Train

「離愁」谷亀利一訳 ハヤカワ文庫 1975
離愁 [DVD] Movie「離愁」Le Train, 1973(仏・伊)
監督:ピエール・グラニエ=ドフェール、出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、ロミー・シュナイダー

1963

Les Anneaux de Bicêtre

「ビセートルの環」三輪秀彦訳 集英社文庫 1979

1965

Le Petit Saint

ちびの聖者 (シムノン本格小説選)

「ちびの聖者」長島良三訳 河出書房新社(シムノン本格小説選) 2008
パリ五区ムフタール通りの貧しい家に生まれたルイ・キュシャは、無口で夢見がちで身体も極端に小さかったため、虐められ蔑まれながらも、周囲の人々が“ちびの聖者”と呼ぶような、穏やかな微笑を常に浮かべて街の風景や人間たちを見つめている特異な少年だった。路上で行商する母と荒くれた異父兄弟たちの体臭で充満した家に育ち、中央市場で肉体労働をしながら、やがて独学で絵画をはじめ、一流の画家になっていく…「ニューヨーク・タイムズ」がシムノンの最高傑作と折り紙を付けたバルザック流のなかば自伝的な小説。

1967

Le Chat

猫 (創元推理文庫 (139‐4))

「猫」三輪秀彦訳 創元推理文庫 1985