星雲賞日本長編部門受賞作リスト

1970年(第1回)

筒井康隆『霊長類南へ』



1971年(第2回)

小松左京『継ぐのは誰か?』

継ぐのは誰か? (ハルキ文庫)

ハルキ文庫(1998)ほか
「チャーリイを殺す」―ヴァージニア大学都市のサバティカル・クラスの学生達に送られてきたこのメッセージは、単なる殺人予告ではなく、“人類への挑戦”だった!人類の科学技術を超えた手段で攻撃を仕掛けてくる“何者か”を追って、舞台はアマゾンへと移るのだが…。人類は果たして地球の“最終王朝”なのか、それとも“後継者”が現れてくるのか。
小松左京著作リスト

1972年(第3回)

半村良『石の血脈』



1973年(第4回)

広瀬正『鏡の国のアリス』

鏡の国のアリス 広瀬正・小説全集・4 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)

集英社文庫(1982)ほか
ひとりの青年が銭湯につかっていた。ふと気がつくと、そこはいつの間にか女湯になっていて、追い出された彼が迷い込んだのは、左右が逆になっている”鏡の中の世界”だった。――美容整形医の私のところに、性転換手術の相談にきた青年が語る奇妙な体験。すべてがあべこべの世界で彼が遭遇した出来事の数かずは……。他に短編三作品を収録。
広瀬正著作リスト

1974年(第5回)

小松左京『日本沈没』

日本沈没 上 (小学館文庫 こ 11-1)

小学館文庫ほか
伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。現場調査に急行した深海潜水艇の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士とともに日本海溝の底で起きている深刻な異変に気づく。折から日本各地で大地震や火山の噴火が続発。日本列島に驚くべき事態が起こりつつあるという田所博士の重大な警告を受け、政府も極秘プロジェクトをスタートさせる。小野寺も姿を隠して、計画に参加するが、関東地方を未曾有の大地震が襲い、東京は壊滅状態となってしまう。全国民必読。二十一世紀にも読み継がれる400万部を記録したベストセラー小説。(上巻)
小松左京著作リスト

1975年(第6回)

筒井康隆『おれの血は他人の血』



1976年(第7回)

筒井康隆『七瀬ふたたび』



1977年(第8回)

かんべむさし『サイコロ特攻隊』



1978年(第9回)

山田正紀『地球・精神分析記録(エルド・アナリュシス)』



1979年(第10回)

眉村卓『消滅の光輪』



1980年(第11回)

山田正紀『宝石泥棒』



1981年(第12回)

川又千秋『火星人先史』



1982年(第13回)

井上ひさし『吉里吉里人』



1983年(第14回)

小松左京『さよならジュピター』

さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)

ハルキ文庫(1999)ほか
二十二世紀、火星で驚くべき発見がされた。火星の北極の永久氷床の下から、太古の宇宙人が残したと思われる“地上絵”が見つかったのだ!絵に秘められたメッセージの解読を進めるうち、木星の大気中に何か重要な秘密が隠されていると知った宇宙考古学者・バーナード博士は、「木星太陽化計画」主任の本田英二に、協力を要請するのだったが…。広大な宇宙を舞台に描く一大SF巨篇。
小松左京著作リスト

1984年(第15回)

神林長平『敵は海賊・海賊版』

敵は海賊・海賊版―DEHUMANIZE (ハヤカワ文庫JA)

ハヤカワ文庫(1983)
ロングピース社が開発した著述支援用人工知能CAWシステムが出力する、悪名高き宇宙海賊・とう冥の物語―火星の赤い砂漠の町サベイジのバー“軍神”で、とう冥はフィラール星の女官長シャルファフィンと名乗る女の訪問を受け、火星で行方不明になったという王女の捜索を依頼されるが…王女捜索に乗り出すとう冥、それを追う宇宙海賊課のお荷物刑事ラテルとアプロがくりひろげる、記念すべきシリーズ第1長篇の新装版登場。
神林長平著作リスト

1985年(第16回)

神林長平『戦闘妖精・雪風』

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

ハヤカワ文庫(1984)/『戦闘妖精・雪風(改)』ハヤカワ文庫(2002)
南極大陸に突如出現した超空間通路によって、地球への侵攻を開始した未知の異星体「ジャム」。反撃を開始した人類は、「通路」の彼方に存在する惑星フェアリイに実戦組織FAFを派遣した。戦術戦闘電子偵察機・雪風とともに、孤独な戦いを続ける特殊戦の深井零。その任務は、味方を犠牲にしてでも敵の情報を持ち帰るという非情かつ冷徹なものだった―。発表から20年、緻密な加筆訂正と新解説・新装幀でおくる改訂新版。
神林長平著作リスト

1986年(第17回)

高千穂遙『ダーティペアの大逆転』



1987年(第18回)

神林長平『プリズム』

プリズム (ハヤカワ文庫JA)

ハヤカワ文庫(1986)
地上3万メートルの都市上空に浮かぶ直径137メートルのソロバン玉の形をしたスーパーコンピュータ―浮遊都市制御体。自動販売機からソフトクリームを買うのも、病院で診察を受けるのも、すべてこの都市制御体によって管理・運営されている。だが、神のごとき完璧とも思える都市制御体とコミュニケートできない人々がいた。人間たちには見えるが、都市制御体には見えない彼らは「幽霊」と呼ばれ、警察機構から追われる。都市制御体が支配する世界では、存在することが許されない「幽霊」なのだ―俊英が奔放な想像力で描き出す傑作SF!
神林長平著作リスト

1988年(第19回)

田中芳樹『銀河英雄伝説』

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)

創元SF文庫ほか
銀河系に一大王朝を築きあげた帝国と、民主主義を掲げる自由惑星同盟が繰り広げる飽くなき闘争のなか、若き帝国の将“常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムと、同盟が誇る不世出の軍略家“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーは相まみえた。この二人の智将の邂逅が、のちに銀河系の命運を大きく揺るがすことになる。日本SF史に名を刻む壮大な宇宙叙事詩、星雲賞受賞作。
田中芳樹『銀河英雄伝説』

1989年(第20回)

堀晃『バビロニア・ウェーブ』



1990年(第21回)

夢枕獏『上弦の月を喰べる獅子』



1991年(第22回)

大原まり子『ハイブリッド・チャイルド』



1992年(第23回)

菅浩江『メルサスの少年』



1993年(第24回)

柾悟郎『ヴィーナス・シティ』



1994年(第25回)

谷甲州『終わりなき索敵』



1995年(第26回)

山田正紀『機神兵団』



1996年(第27回)

眉村卓『引き潮のとき』



1997年(第28回)

森岡浩之『星界の紋章』



1998年(第29回)

神林長平『敵は海賊・A級の敵』

敵は海賊・A級の敵 (ハヤカワ文庫JA)

ハヤカワ文庫(1997)
星から星へ渡り歩き、どの星系にも属さない宇宙キャラバンのひとつマグファイヤ・キャラバンが破壊された。居住船を兼ねた司令船を中心に数十から数百という動力付コンテナをほとんど破壊しつくすというのは、並大抵のものではない。海賊課は宇宙刑事セレスタンに遭難原因の究明を命じた。ところがそこに、ラテルチームの宿敵が乗り出してきたのだ。―新キャラクターを加えて、シリーズますます快調。
神林長平著作リスト

1999年(第30回)

笹本祐一『彗星狩り』



2000年(第31回)

神林長平『グッドラック/戦闘妖精・雪風』

グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)

早川書房(1999)/ハヤカワ文庫(2001)
突如、地球への侵攻を開始した未知の異星体ジャム。これに対峙すべく人類は実戦組織FAFをフェアリイ星に派遣、特殊戦第五飛行戦隊に所属する深井零もまた、戦術戦闘電子偵察機・雪風とともに熾烈な戦闘の日々を送っていた。だが、作戦行動中に被弾した雪風は、零を機外へと射出、自己のデータを最新鋭機へと転送する―もはや人間は必要ないと判断したかのように。人間と機械の相克を極限まで追求したシリーズ第2作。
神林長平著作リスト

2001年(第32回)

菅浩江『永遠の森 博物館惑星』



2002年(第33回)

野尻抱介『ふわふわの泉』



2003年(第34回)

野尻抱介『太陽の簒奪者』



2004年(第35回)

小川一水『第六大陸』

cover

ハヤカワ文庫JA(2003)
西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ――極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する過酷な環境だった――民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工!
小川一水著作リスト

2005年(第36回)

笹本祐一『ARIEL』



2006年(第37回)

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』



2007年(第38回)

小松左京・谷甲州『日本沈没・第二部』

日本沈没 第二部〈上〉 (小学館文庫)

小学館文庫(2008)
海底に眠る「日本」の遺跡が慰霊祭で映し出される。日本列島が海の底に沈んでから二十五年がすぎていた―。国土を失った日本人は、パプアニューギニアやカザフスタンなど世界各地に入植していたが、現地の人々との軋轢もまた厳然と存在していた。一方、中田首相を中心とした日本政府の研究グループは国の復興のために、あるプロジェクトを密かに進めていた。旧日本海上に広大な人工島を建造する計画―だがそれは中国や北朝鮮など、周辺国との利害対立を生むものだった。四〇〇万部ベストセラーの刊行から三十三年の時を経て、ついに描かれた衝撃の続編。
小松左京著作リスト

2008年(第39回)

有川浩「図書館戦争」シリーズ



2009年(第40回)

伊藤計劃『ハーモニー』



2010年(第41回)

栗本薫「グイン・サーガ」シリーズ



2011年(第42回)

山本弘『去年はいい年になるだろう』



2012年(第43回)

小林泰三『天獄と地国』