野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』

SFを極めろ!この50冊

野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』
早川書房 1999
まだ読んでいない人はすぐ、すでに読んだ人はもう一度、読みたまえ!「宇宙軍大元帥」野田昌宏がズバリ教える、SF読書の傾向と対策。海外SF50冊を厳選し、詳細な解説を加え、SF読書の無限の楽しみを名調子で語りつくした、これぞSF読書案内の決定版!


ジュール・ヴェルヌ『月世界へ行く』

ジュール・ヴェルヌ著作リスト

月世界へ行く (新装版) (創元SF文庫)

Autour de la Lune, 1869
福島正実訳 ハヤカワ文庫SF 1979 ほか
186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。ここに人類初の月旅行が開始されたのである。だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が!19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、今日いっそう輝きを増すSF史上不朽の名作である。

H.G.ウェルズ『タイム・マシン』

>H.G.ウェルズ著作リスト

タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)

The Time Machine, 1895
橋本槇矩訳 岩波文庫 1991 ほか
80万年後の世界からもどってきた時間旅行家が見た人類の未来はいかなるものであったか。衰退した未来社会を描きだした「タイム・マシン」は、進歩の果てにやってくる人類の破滅と地球の終焉をテーマとしたSF不朽の古典である。他に「水晶の卵」等9篇収録。

エドガー・ライス・バロウズ『火星のプリンセス』

エドガー・ライス・バロウズ著作リスト

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)

A Princess of Mars, 1917
厚木淳訳 創元SF文庫 1999ほか
南軍の騎兵大尉ジョン・カーターは、ある夜、アリゾナの洞窟から忽然として火星へ飛来した。時まさに火星は乱世戦国、地球とはけたはずれに発達した科学力を背景に、四本腕の獰猛な緑色人、地球人そっくりの美しい赤色人などが、それぞれ皇帝をいただいて戦争に明け暮れている。その渦中に飛びこんだ快男子カーターは縦横無尽の大活躍のはて、絶世の美女、火星のプリンセスと結ばれるが、その時二つの月をいただく火星は、絶滅の危機に瀕していた。スペース・オペラの原点ともいうべきSF史上不朽の傑作「火星シリーズ」の壮大な開幕を告げる序巻!

C.L.ムーア『大宇宙の魔女』

C.L.ムーア著作リスト

大宇宙の魔女 ノースウェスト・スミス (ハヤカワ文庫 SF 36)

Shambleau and Other Stories
仁賀克雄訳 ハヤカワ文庫 1971
宇宙パトロールの追跡を逃れ、熱線銃一丁を頼りに星から星へと渡り歩く無宿者ノースウェスト・スミス――彼は、火星植民地で、なにやらひどく群集に追われている一人の娘を救った。〈シャンブロウ〉と呼ばれる彼女は、愛らしい肢体を持ちながらも明らかに地球の生物ではない。暗い、獣の知恵を秘めたその脈動する瞳を見たとき、スミスは一瞬本能的な不安を覚えた。そもシャンブロウとは何者?しかし彼女の妖しい美しさに魅せられ、彼は娘を宿に連れ帰る……。女流作家ムーアが抒情溢れる筆致で描く、幻想の香り高き名作ノースウェスト・スミス・シリーズついに登場!

E.E.スミス『宇宙のスカイラーク』

E.E.スミス著作リスト

宇宙のスカイラーク (創元推理文庫 603-8 スカイラーク・シリーズ 1)

The Skylark of Space, 1928
中村能三訳 創元推理文庫 1967ほか
超光速宇宙船スカイラーク号を完成した青年科学者リチャード・シートンは大気圏外に誘拐された恋人ドロシーを救うべく追跡を開始した。太陽系を瞬時に飛び出したスカイラーク号は、銀河系から銀河系へと航行をつづけ、無事恋人を救出した。しかしエネルギー源である燃料の銅がきれて、シートンは未知の惑星に着陸することとなり、異星人同士の無気味な戦乱にまきこまれることとなった。レンズマン・シリーズとならぶE・E・スミスの雄大なスペース・オペラの傑作

エドモンド・ハミルトン『時のロスト・ワールド』

エドモンド・ハミルトン著作リスト

時のロスト・ワールド

The Lost World of Time, 1941
「透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド〈キャプテン・フューチャー全集4〉」野田昌宏訳 創元SF文庫 2004
時を隔てる一億年の昔、火星と木星の間に存在していた惑星カタインは、悲惨な終焉を迎えようとしていた。木星と衝突する日を目前に、科学者ダルムールは〈時搬送ビーム〉を使って救援を乞う電磁信号を未来に向けて送るが――その時究を超えた必死の叫びにこたえたのは、ほかならぬわれらが英雄キャプテン・フューチャーその人だった! かねてから時間旅行の研究をつづけてきた彼は、さっそく愛機コメット号に〈航時推進機〉を装備して、仲間と共に一路太古の惑星めざし出発した!巨匠ハミルトンの人気スペースオペラ・シリーズ第六巻!

レイ・ブラッドベリ『火星年代記』

レイ・ブラッドベリ著作リスト

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

The Martian Chronicles, 1950
小笠原豊樹訳 ハヤカワ文庫 1976
火星への最初の探検隊は一人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやりかたでもてなしたからだ。つづく二度の探検隊も同じ運命をたどる。それでも人類は怒涛のように火星へと押し寄せた。やがて火星には地球人の町がつぎつぎに建設され、いっぽう火星人は…幻想の魔術師が、火星を舞台にオムニバス短篇で抒情豊かに謳いあげたSF史上に燦然と輝く永遠の記念碑。著者の序文と2短篇を新たに加えた新版登場。

アイザック・アシモフ『われはロボット』

アイザック・アシモフ著作リスト

われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)

I, Robot, 1950
小尾芙佐ほか訳 ハヤカワ文庫SF 1983 ほか
ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改変した事件にロボット心理学者キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイなど、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。《ハヤカワ文庫》

A.E.ヴァン・ヴォクト『宇宙船ビーグル号』

A.E.ヴァン・ヴォクト著作リスト

宇宙船ビーグル号 (ハヤカワ文庫 SF 291)

The Voyage of the Space Beagle, 1950
浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF 1978
食料となる生物が絶滅し、激しい飢えに苦しんでいたクァールは、異奮に身を震わせた。巨大な宇宙船が廃墟のなかに着陸、中から二足生物の群れが降ったったのだ。餌だ!すぐにでも襲いかかり、そのかよわい生物を叩きつぶしたい衝動をかろうじて抑えつけたクァールは、獰猛な虎に似た奇怪なその姿を廃墟の中に溶けこませると、宇宙船めがけて忍ぴ寄っていった……暗黒の深淵に潜む怖るべき異種の知性たち、これら人類の常識を越えた超能力をもつ怪物たちと、巨大宇宙船ビーグル号に乗り組んだ探険隊との死闘を、奔放な想像力と生々しい追力で描く、宇宙テーマSFの真髄!

アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』

アーサー・C・クラーク著作リスト

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

Childhood's End, 1953
福島正実訳 ハヤカワ文庫SF 1979 ほか
異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから50年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は?人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!

シオドア・スタージョン『人間以上』

シオドア・スタージョン著作リスト

人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)

More Than Human, 1953
矢野徹訳 ハヤカワ文庫SF 1978
悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らぬ白痴の青年。かれらは人々から無能力者、厄介者として扱われていた。しかし世間からつまはじき者にされるかれらこそ、来るべき人類の鍵を握る存在――コンピューター顔負けの頭脳、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーションなどの能力を持つ超人だったのだ!一人一人では半端者として無駄に使用されていた超能力も、五人が結集して手となり足となる時、人類を破滅に導き得るほどの恐ろしき力と化すのであった……。幻想派SFの旗手が描きあげたミュータント・テーマの金字塔!

フレドリック・ブラウン『火星人ゴーホーム』

フレドリック・ブラウン著作リスト

火星人ゴーホーム (ハヤカワ文庫 SF 213)

Martians, Go Home, 1955
稲葉明雄訳 ハヤカワ文庫SF 1976
突然、大挙して地球を訪れた緑色の小人たち。あたりかまわず、寝室さえも覗きまわる彼ら詮索好きな火星人のために、地球では子供の出生率が激減してしまった!全世界をてんやわんやの大騒動に陥れた彼らの目的はいったい何だったのか?痛烈な諷刺と軽妙なユーモアをもって描く、奇才ブラウンの古典的名作。

アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』

アルフレッド・ベスター著作リスト

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

Tiger! Tiger!, 1956
中田耕治訳 ハヤカワ文庫SF 1978/2008
ジョウントと呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに、人びとが自由にどこへでも行けるようになったとき、それは富と窃盗、収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争をもたらしたのだ!この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる“ヴォーガ”復讐の物語が、ここに始まる…鬼才が放つ不朽の名作。

ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン『地球人のお荷物』

ポール・アンダースン著作リスト

地球人のお荷物―ホーカ・シリーズ (ハヤカワ文庫SF)

Earthman's Burden, 1957
稲葉明雄ほか訳 ハヤカワ文庫SF 1972
星間調査部隊少尉アレックスが不時着したのは、太陽系から500光年離れた惑星トーカ。そこに住んでいたのはテディ・ベアそっくりのホーカ人だった。天真爛漫で想像力豊かなホーカ人、アレックスと出会って地球の文化に夢中になり、西部の男、ドン・ジョヴァンニ、シャーロック・ホームズなどなど、あらゆるものをまねしはじめたからさあ大変!てんやわんやの大騒動の結末やいかに?傑作ユーモア・シリーズついに登場。

ロバート・A・ハインライン『夏への扉』

ロバート・A・ハインライン著作リスト

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

The Door Into Summer, 1957
福島正実訳 ハヤカワ文庫SF 1979 ほか
ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じると信じているのだ。1970年12月3日、このぼくもまた夏への扉を探していた。最愛の恋人には裏切られ、仕事は取りあげられ、生命から二番目に大事な発明さえ騙し取られてしまったぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ!そんなぼくの心を冷凍睡眠保険がとらえたのだが……

ポール・アンダースン『タイム・パトロール』

ポール・アンダースン著作リスト

タイム・パトロール (ハヤカワ文庫 SF 228)

Guardians of Time, 1960
深町真理子訳 ハヤカワ文庫SF 1977
西暦19352年、瞬間移動の研究に関連してついに時間航行の方法が発見された。だがこの時間航法こそ、人類にとって利益と害悪の両方をもたらす両刃の剣であった。確かに、過去を知り未来を知ることが可能になったことで、人類は飛躍的な発展をとげた。だがその一方で、過去に干渉して未来を変えようとする、いわゆる時間犯罪が多発したのだ! かくて時間管理局――タイム・パトロールが設立された。時の航路を監視し、歴史を正しい軌道に保つために……。アメリカSF界随一の才人ポール・アンダースンが、豊かな想像力と華麗な筆致で描く時間テーマSFの古典的名作!

ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』

ジャック・フィニイ著作リスト

ゲイルズバーグの春を愛す  ハヤカワ文庫 FT 26

I Love Galesburg in the Springtime, 1960
福島正実訳 ハヤカワ文庫FT 1980
由緒ある静かな街ゲイルズバーグ。この街に近代化の波が押し寄せる時、奇妙な事件が起こる……表題作他、現代人の青年とヴィクトリア朝時代の乙女とのラヴ・ロマンスを綴る「愛の手紙」など、甘く、せつなく、ホロ苦い物語の数々をファンタジイ界の第一人者がノスタルジックな旋律にのせて贈る魅惑の幻想世界。

スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』

スタニスワフ・レム著作リスト

ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)

Solaris, 1961
飯田規和訳 ハヤカワ文庫 1977
惑星ソラリスを探査中のステーションで異変が発生した。謎の解明のために送りこまれた心理学者ケルヴィンの目の前に自殺した恋人ハリーが姿を現し、彼はやがて悪夢のような現実と甘やかな追憶に翻弄されていく。人間とはまるで異質な知性体であるソラリス。そこには何らかの目的が存在するのだろうか。コンタクト―地球外の知性体との遭遇について描かれた、最も哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をすべきか。タルコフスキーとソダーバーグによって映画化された新世紀の古典、ポーランド語原典からの新訳版。

フィリップ・ホセ・ファーマー『恋人たち』

フィリップ・ホセ・ファーマー著作リスト

恋人たち (ハヤカワ文庫 SF 378)

The Lovers, 1961
伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 1980
地球からおよそ40光年離れた惑星オザゲンの調査におもむいたハル・ヤロウは美しい女と恋におちた。だが、前回の調査では、昆虫から進化した奇怪な生物しかいないはず……彼女はいったい何者? 厳格な宗教社会に育った青年と謎の女との恋を通してそれまでタブーとされた“性”を描き、一大旋風を起こした秀作。

ブライアン・W・オールディス『地球の長い午後』

ブライアン・W・オールディス著作リスト

地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224)

The Long Afternoon of Earth, 1961
伊藤典夫訳 /ハヤカワ文庫SF 1977
大地をおおいつくす巨木の世界は、永遠に太陽に片面を向けてめぐる、植物の王国と化した地球の姿だった! 人類はかつての威勢を失い支配者たる植物のかげで細々と生きのびる存在に成り果てていた……。イギリスSF界を代表する巨匠が、悠久の時の果てにSF的想像力の精髄を展開する名作

カート・ヴォネガット・Jr.『猫のゆりかご』

カート・ヴォネガット・Jr.著作リスト

猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)

Cat's Cradle, 1963
伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 1979
私の名はジョーナ。いまプエルト・リコ沖のサン・ロレンゾ島にいる。パパ<c塔Uーノの専制政治が敷かれているこの島で、『世界が終末をむかえた日』の著者となるべき私は、禁断のボコノン教徒となったのだ……シニカルなユーモアにみちた文章でつづられる、奇妙な登場人物たちが綾なす不思議な世界の終末劇。

フランク・ハーバート『デューン 砂の惑星』

フランク・ハーバート著作リスト

デューン砂の惑星 (1) (ハヤカワ文庫 SF (76))

Dune, 1965
矢野徹訳 ハヤカワ文庫SF 1972-73
アラキス……砂丘……砂漠の惑星。ポウルの夢に一面乾ききった死の世界が広がる。そこが、彼がこれからの一生を過す所なのだ――アラキスは苛酷な星ではあったが同時に唯一の老人病特効薬メランジの宝庫でもあり、皇帝の直命を受けたアトレイデ公爵にとって、そこを仇敵ハルコンネン家にかわって支配することはこの上ない名誉と富を意味した。一人息子ポウルに、より豊かな未来を継がせるのだ。ハルコンネンの復讐の罠を、皇帝の恐るべき奸計を、充分承知しながら公爵はあえて砂の惑星に乗り込んでいく……!SF界最高の栄誉ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝く大傑作巨篇、ここに堂々の開幕!

ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』

ロバート・F・ヤング著作リスト

ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)

Jonathan And the Space Whale (日本オリジナル短編集)
伊藤典夫編訳 ハヤカワ文庫SF 1977/2006
さわやかな9月の風のなかを空飛ぶフライパンに乗って、宇宙クジラが棲む遙かな銀河へ、巨人族が暮らす深い海の洞へと、冒険の旅に出かけてみませんか?それとも、辺境惑星一帯を爆笑の渦に巻きこんだ「愛しのメアリ・ルー」を上演中の宇宙船劇場のほうがよいですか?アメリカSF界でブラッドベリ、スタージョンと並び称される詩人ロバート・F・ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むあなたに贈る、心温まる珠玉の名品集。

ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』

ダニエル・キイス著作リスト

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

Flowers for Algernon, 1966
小尾芙佐訳 早川書房 1988/ダニエル・キイス文庫 1999
32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは天才に変貌したが…超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。

サミュエル・R・ディレイニー『バベル-17』

サミュエル・R・ディレイニー著作リスト

バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248)

Babel-17, 1966
岡部宏之訳 ハヤカワ文庫SF 1977
戦いのさなか、同盟軍の支配圏内でインベーダーの大規模な破壊活動が行なわれるとき、きまって発信源不明の謎の通信、バベル-17が傍受された。その解読にあたるのは全銀河にあまねく知られる美貌の詩人リドラ・ウォン。天才的な言語感覚でバベル-17が単なる暗号ではなく、ひとつの宇宙言語であることをつきとめたリドラは宇宙船ランボー号で次の敵の攻撃目標へと向かうが……ネビュラ賞受賞のニュー・スペース・オペラ

ロジャー・ゼラズニイ『光の王』

ロジャー・ゼラズニイ著作リスト

光の王 (ハヤカワ文庫SF)

Lord of Light, 1967
深町真理子訳 ハヤカワ文庫SF 2005
遙かな未来、人類は地球から遠く離れた惑星にインド神話さながらの世界を築いていた。地上の民衆は無知なまま原始的生活を送り、“天上都市”の不死となった“第一世代植民者”は科学技術を独占し、神として民衆を支配している。だが、シッダルタ、仏陀、サムなどの名で知られる男が、圧制下にある民衆を解放すべく、敢然として神々に戦いをいどんだ…たぐいまれな想像力で、SFと神話世界をみごとに融合した未来叙事詩。ヒューゴー賞受賞。

P.K.ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

P.K.ディック著作リスト

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

Do Androids Dream of Electric Sheep?, 1968
浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF 1977
第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では、生きている動物を所有することが地位の象徴となっていた。人工の電気羊しかもっていないエリックは、本物の動物を手に入れるため、火星から逃亡してきた「奴隷」アンドロイド8人の首に賭けられた莫大な懸賞金を狙って、決死の狩りをはじめた! 現代SFの旗手ディックが、斬新な着想と華麗な筆致を用いて描きあげためくるめく白昼夢の世界!

アーシュラ・K・ル・グイン『闇の左手』

アーシュラ・K・ル・グイン著作リスト

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

The Left Hand of Darkness, 1969
小尾芙佐訳 ハヤカワ文庫SF 1977
両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇

ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』

ハーラン・エリスン著作リスト

世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)

The Beast That Shouted Love at the Heart of the World, 1969
浅倉久志/伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 1979
人間の思考を超えた心的跳躍のかなた、究極の中心クロスホエン。この世界の中心より暴力の網は広がり、全世界をおおっていく……暴力の神話、現代のパンドラの箱を描いた表題作など、短篇15篇を収録。米SF界きっての鬼才による、めくるめくウルトラ・ヴァイオレンスの世界

ラリイ・ニーヴン『リングワールド』

ラリイ・ニーヴン著作リスト

リングワールド (ハヤカワ文庫 SF (616))

Ringworld, 1970
小隅黎訳 ハヤカワ文庫SF 1985
200歳の探検家ルイス・ウーは、ノウンスペースのありとあらゆる驚異を見つくしてしまっていた。だがその彼も、パペッティア人のネサスから見せられた一枚のホロには目をむいた。G2型恒星のまわりを、薄いリボン状の構築物がぐるりととりまいているのだ。誰が、何のために作ったのか?このリングワールドの謎を探るべく、ルイスは凶暴なクジン人の戦士、地球人の若い女性ティーラ・ブラウン、そしてネサスとともに、最新型の宇宙船に乗りこみ、壮大な冒険に飛び立ったが……?! <ノウンスペース>シリーズのクライマックスを華麗に飾るヒューゴー、ネビュラ両賞受賞作品!

R.A.ラファティ『九百人のお祖母さん』

R.A.ラファティ著作リスト

九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)

Nine Hundred Grandmothers, 1970
浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF 1988
不老長寿といわれる九百人のお祖母さんをめぐって繰り広げられる悪夢と笑いにみちた表題作ほか、世界最高の科学者たちがおかしな実験をくりかえしては右往左往する「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」「その町の名は」など21篇を収録。愛すべきホラ吹きおじさんラファティが贈る抱腹絶倒の傑作短篇集!

J.G.バラード『ヴァーミリオン・サンズ』

J.G.バラード著作リスト

ヴァーミリオン・サンズ (ハヤカワ文庫SF)

Vermilion Sands, 1971
浅倉久志ほか訳 ハヤカワ文庫SF 1986
夢と狂気と倦怠に支配された砂漠のリゾート、ウァーミリオン・サンズには、詩人や芸術家、映画スターや富豪が群れつどう。彼らは、住人の心を反映して自在に姿を変える向心理性の家で暮らし、音響彫刻や歌う草花を愛好していた。晴れた日には、砂上ヨットで砂鰾狩りや雲の彫刻を見物にラグーン・ウエストへと出かける。そこではコーラルDの雲の彫刻師たちが、色とりどりのグライダーで飛びまわり、白い積雲に一角獣や美しい映画女優の肖像を刻んでいるのだ…。イギリスSF界の鬼才バラードが、エキゾティックなリゾートを舞台に奔放な想像力と華麗な筆致で描く連作短篇集。

アルカジイ・ストルガツキー&ボリス・ストルガツキー『ストーカー』

ストルガツキー兄弟著作リスト

ストーカー (ハヤカワ文庫 SF 504)

Пикник на обочине, 1972
深見弾訳 ハヤカワ文庫 1983
何が起こるかだれにも予測できない謎の地帯、ゾーン――それこそ、地球に来訪し地球人と接触することなく去っていった異星の超文明が残した痕跡である。ゾーンの謎を探るべく、ただちに国際地球外文化研究所が設立され、その管理と研究が始められた。だが警戒厳重なゾーンに不法侵入し、異星文明が残していったさまざまな物品を命がけで持ちだす者たち、ストーカーが現われた。そのストーカーの一人、レドリック・シュハルトが案内するゾーンの実体とは? 異星の超文明が来訪したその目的とは? ロシアSFの巨匠が描くファースト・コンタクト・テーマの傑作

グレゴリイ・ベンフォード『夜の大海の中で』

グレゴリイ・ベンフォード著作リスト

夜の大海の中で (ハヤカワ文庫)

In the Ocean of Night, 1976
山高昭訳 ハヤカワ文庫SF 1986
1997年、突如軌道を変えた小惑星イカルス――NASAからその探査・破壊を命じられたナイジェルは、計画どおり着陸船でイカルスの地表に降りたった。だが、調査を進める彼の前にやがて驚くべき異形の風景が……俊英ベンフォードが、最新の科学知識と豊かな想像力を駆使して構想雄大に描く傑作ハードSF!

コードウェイナー・スミス『ノーストリリア』

コードウェイナー・スミス著作リスト

ノーストリリア (ハヤカワ文庫 SF ス 4-5) (ハヤカワ文庫SF)

Norstrilia, 1975
浅倉久志訳 ハヤカワ文庫 1987
時は“人間の再発見”の第一世紀。銀河随一の富める惑星ノーストリリアで、ひとりの少年が地球という惑星を買い取った。少年は地球へやってきて、なみはずれた冒険を重ねたすえに、本当にほしいものを手に入れて、無事に帰ることができた。お話はそれだけだ。さあ、これでもう読まなくていい!ただ、こまかいところは別。それは、この本のなかに書いてある。ひとりの少年が出会った真実の愛と、手に汗にぎる冒険の日々が…。人類補完機構の驚異の世界。

ジェイムズ・ティプトリー・Jr.『愛はさだめ、さだめは死』

ジェイムズ・ティプトリー・Jr.著作リスト

愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)

Warm Worlds and Otherwise, 1975
伊藤典夫,浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF 1987
自然と本能のまえにとまどう異星生物のライフサイクルを、斬新なスタイルで描き、1973年度ネビュラ賞に輝く表題作ほか、コンピュータによって他人の肉体とつながれた女の悲劇を通して、熾烈な未来社会をかいま見せ、1974年度ヒューゴー賞を獲得したサイバーパンクSFの先駆的作品「接続された女」、ユカタン半島に不時着した飛行機の乗客が体験した意外な事件を軸に、男女の性の落差を鋭くえぐった問題作「男たちの知らない女」など、つねにアメリカSF界の話題を独占し、注目をあつめつづけたティプトリーが、現代SFの頂点をきわめた華麗なる傑作中短篇全12篇を結集!

フレデリック・ポール『ゲイトウエイ』

フレデリック・ポール著作リスト

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)

Gateway, 1977
矢野徹訳訳 ハヤカワ文庫SF 1988
金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船―それは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった。この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。かくて、一攫千金を夢見る冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった!SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作。

オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ』

オースン・スコット・カード著作リスト

無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF (644))

Unaccompanied Sonata and Other Stories, 1980
野口幸夫ほか訳 ハヤカワ文庫SF 1985
禁じられた音楽を聴いてしまった天才音楽家の運命の変転を描く表題作、無重力戦闘室で命がけの戦争ゲームを展開する十一歳の指揮官を迫力ある筆致で描きだした「エンダーのゲーム」など、ファンタジイからハードコアSFまで、独創的なアイディアと奔放華麗な想像力であらゆる読者を魅了する傑作11篇を収録。

ロバート・L・フォワード『竜の卵』

ロバート・L・フォワード著作リスト

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Dragon's Egg, 1980
山高昭訳 ハヤカワ文庫SF 1982
紀元前50万年、太陽系から50光年離れた星域で中性子星が誕生した。超新星爆発の恐るべきエネルギーによって、秒速30キロ、すなわち一万年に一光年というかなりな固有運動を与えられた中性子星は、一路近くの隣人、太陽系へと向かったのである……。そして2049年、探査宇宙船セントジョージ号は、<竜の卵>と名づけられたこの中性子星の周回軌道に乗り、観測を開始しようとしていた。だが、直径20キロにみたぬこの中性子星上に、まさか知的生物が存在していようとは!? 最新の科学理論を駆使して、人類と中性子星人とのファースト・コンタクトを描く、ハードSFファン待望の書!

トマス・M・ディッシュ『いさましいちびのトースター』

トマス・M・ディッシュ著作リスト

いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫SF)

The Brave Little Toaster, 1980
浅倉久志訳 ハヤカワ文庫 1996
だんなさまは、いったいどうしたんだろう?森の小さな夏別荘では、主人に置き去りにされた電気器具たちが不安な日々を送っておりました。ある時ついにちびのトースターが宣言します。「みんなでだんなさまを探しに行こう!」かくしてトースターのもとに電気毛布、掃除機、卓上スタンド、ラジオなどが集結し、波乱に満ちた冒険の旅に出たのですが…けなげでかわいい電気器具たちの活躍を描く、心温まるSFメルヘン。ローカス賞・イギリスSF協会賞受賞。

タニス・リー『銀色の恋人』

タニス・リー著作リスト

銀色の恋人 (ハヤカワ文庫SF)

The Silver Metal Lover, 1981
井辻朱美訳 ハヤカワ文庫SF 1987/2007
シルヴァー―エレクトロニック・メタルズ社が試作した人間そっくりのロボット。とび色の瞳に赤褐色の髪、銀色の膚をしたシルヴァーはギターをつまびき、ありとあらゆる歌をかなでる。ひとびとは心を揺さぶるその歌をきそって聞きたがった。だが、たったひとつエレクトロニック・メタルズ社にとって誤算が生じた。シルヴァーに恋する少女が現われたのだ!物語の名手が紡ぎだす、少女とアンドロイドとのSFラブロマンス。

ルーディ・ラッカー『ソフトウェア』

ルーディ・ラッカー著作リスト

ソフトウェア (ハヤカワ文庫SF)

Software, 1982
黒丸尚訳 ハヤカワ文庫SF 1989
明るい陽光、バームツリーと白い砂浜。隠退老人たちのリゾート天国、フロリダで余生を送る元天才ロボット学者のコッブは、自分とそっくりの男の訪問を受けた。月に行ってくれれば、代償に新たな肉体を提供するというのだ。月では、かつてコップに自意識を与えられ、人間に対して叛乱を起こしたロボットたちが、独自の都市を築いている。いぶかしく深いながらも招待に応じたコップは、いつしかロボット同士の大抗争にまきこまれてしまった!マッドSFの鬼才ラッカーが、奇想天外な大騒動をポップなタッチで描いたディック記念賞受賞。

ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』

ウィリアム・ギブスン著作リスト

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

Neuromancer, 1984 (日本オリジナル短編集)
黒丸尚訳 ハヤカワ文庫SF 1986
ケイスは、コンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だが、その能力を再生させる代償に、ヤバイ仕事をやらないかという話が舞いこんできた。きな臭さをかぎとりながらも、仕事を引き受けたケイスは、テクノロジーとバイオレンスの支配する世界へと否応なく引きずりこまれてゆく。話題のサイバーパンクSF登場!

ブルース・スターリング『蝉の女王』

ブルース・スターリング著作リスト

蝉の女王 (ハヤカワ文庫SF)

Cicada Queen (日本オリジナル短編集)
小川隆訳 ハヤカワ文庫SF 1989
寒冷や酷暑、真空、低重力、容赦なくふりそそぐ宇宙線…。苛酷きわまりない大宇宙に生きるため、人類はおのれの肉体そのものを改造しはじめた。ある者は遺伝子工学を駆使して肉体そのものを改変し、ある者は肉体とハイテクの融合に未来を見出した。やがてそれが〈工作者〉〈機械主義者〉という二大勢力となり、他の党派をもまきこむ抗争をくりひろげるが、遥かに進歩した異星人〈投資者〉も、太陽系への進出を画策していた…。サイバーパンク派の旗手の未来史SFを日本で独自に結集した、ファン待望の傑作短篇集登場。

ダン・シモンズ『ハイペリオン』

ダン・シモンズ著作リスト

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

Hyperion, 1989
酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF 2000
28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。

ロバート・アスプリン『銀河おさわがせ中隊』

ロバート・アスプリン著作リスト

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Phule's Company, 1989
斉藤伯好訳 ハヤカワ文庫SF 1992
銀河最大の兵器会社の御曹司で億万長者、そのうえ宇宙軍中尉のウィラード・フール。そのフールはとんでもないドジをふみ、罰として辺境惑星に駐留するオメガ中隊指揮官に任ぜられてしまった。オメガ中隊――それは宇宙軍の落ちこぼれの吹きだまり。このはみだし連中を立派な兵士にしてやる。思いたったが百年め。鋭い頭脳と豊富な財力にモノをいわせたフールの大活躍が始まった……。爆笑の痛快ユーモア・ミリタリーSF。

グレッグ・ベア『凍月』

グレッグ・ベア著作リスト

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Heads, 1989
小野田和子訳 ハヤカワ文庫SF 1998
200万の人口を擁するに至った22世紀の月コロニー。天然の洞穴を利用した科学施設“氷穴”では、これまで不可能だった絶対零度達成の実験が進行していた。そこへ地球から、冷凍保存された人間の頭部410個がもちこまれた。これらの“頭”の再生に成功すれば、有機的な一大データベースとして活用できる!だがこの二つの試みが合わさったとき、月に大異変が……ネビュラ賞受賞作、『火星転移』の姉妹篇となる傑作SF。

マイクル・クライトン『ジュラシック・パーク』

マイクル・クライトン著作リスト

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Jurassic Park, 1990
酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫NV 1993
霧につつまれたコスタリカの孤島で、極秘のうちに建設が進められているアミューズメント・パーク―それが〈ジュラシック・パーク〉、バイオテクノロジーで現代によみがえった恐竜たちがのし歩く、驚異のワンダーランドだ。オープンをひかえ、視察のための顧問団が島に向かって出発した。だがその前途には、人類がいまだかつて体験したことのない恐怖が待ちかまえていた。スピルバーグ大型映画化の夢の恐竜サスペンス。

エイミー・トムスン『ヴァーチャル・ガール』

エイミー・トムスン著作リスト

ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)

Virtual Girl, 1993
田中一江訳 ハヤカワ文庫SF 1994
左右色違いの大きな瞳が魅力的な美少女マギーは、コンピュータの天才アーノルドが自分の伴侶とすべく造りあげたロボットだった。だが人工知能の研究が禁じられている今、正体がばれれば即座に破壊されてしまう。二人は追跡の手を逃れ危険な旅に出るが……純真なロボット少女の成長と冒険を描く、心温まる物語!

デイヴィッド・ファインタック『大いなる旅立ち』

デイヴィッド・ファインタック著作リスト

大いなる旅立ち〈上〉―銀河の荒鷲シーフォート (ハヤカワ文庫SF)

Midshipman's Hope, 1994
野田昌宏訳 ハヤカワ文庫 1996
2194年、ハーグ艦長ひきいる国連宇宙軍軍艦「ハイバーニア」は、植民惑星ホープ・ネーションめざし地球を旅立った。超空間航法であるN波駆動をもちいても17カ月かかる旅である。宇宙軍士官学校を卒業したばかりの士官候補生ニコラス・シーフォートにとって、毎日が刺激に満ちあふれていた。だが順調に思えた航天も、最初の航法チェック・ポイントで怖るべき事故が発生したとき、すべてが変わった!それも悪い方に…。本年度ジョン・W・キャンベル賞受賞。