森雅裕『椿姫を見ませんか』

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椿姫を見ませんか

『椿姫を見ませんか』
講談社 1986/講談社文庫 1989
注目の“椿姫”が大学オペラ練習中に毒死し、実在の“椿姫”を描いたマリー・デュプレシ像贋作事件が23年ぶりに浮上する。鍵を握る画家は日本画学生守泉音彦と気まぐれプリマ鮎村尋深の目前で息絶え、第二の“椿姫”も公演初日に斃れた。そして、第三の“椿姫”尋深が死を仕掛けられた舞台に上がる――。




Bibliography

1985

画狂人ラプソディ

画狂人ラプソディ―森雅裕幻コレクション〈2〉 (ワニの本)

角川ノベルズ 1985/KKベストセラーズ「森雅裕幻コレクション2」 1997
芸大教授・七裂鉄人が研究室で殺害され、江戸の絵師、画狂人・北斎に関する未発表の新資料が盗まれた。芸大生二人組、周一と哲平は、教授から託された資料のコピーから、北斎の「富岳」中に重大な秘密が隠されていることを知った。徳川幕府が血眼で捜し求めた結城の埋蔵金、その隠し場所は「富岳」に示されているのか。二人が北斎の謎に迫り始めた頃、七裂の娘・奈都子が失踪した。そして第二の殺人が……。

モーツァルトは子守唄を歌わない

モーツァルトは子守唄を歌わない

講談社 1985/講談社文庫 1988/KKベストセラーズ「森雅裕幻コレクション1」 1997/ブッキング 2005
モーツァルトの子守唄が世に出た時、“魔笛”作家が幽閉され、楽譜屋は奇怪な死を遂げる――。その陰に策動するウィーン宮廷、フリーメーソンの脅しにもめげず、ベートーヴェン、チェルニー師弟は子守唄に秘められたメッセージを解読。1791年の楽聖の死にまつわる陰謀は明らかとなるか。
江戸川乱歩賞(1985年)受賞


1986

椿姫を見ませんか

椿姫を見ませんか

講談社 1986/講談社文庫 1989
注目の“椿姫”が大学オペラ練習中に毒死し、実在の“椿姫”を描いたマリー・デュプレシ像贋作事件が23年ぶりに浮上する。鍵を握る画家は日本画学生守泉音彦と気まぐれプリマ鮎村尋深の目前で息絶え、第二の“椿姫”も公演初日に斃れた。そして、第三の“椿姫”尋深が死を仕掛けられた舞台に上がる――。


サーキット・メモリー

サーキット・メモリー (カドカワノベルズ)

角川ノベルズ 1986
サーキットの轟音が、20年前の秘密をあばく。殺人者の狙いはどこに?新鋭書下しオートバイ・ミステリー。

感傷戦士

五月香ロケーション〈PART1〉感傷戦士(センチメンタル・エニュオ) (講談社文庫)

講談社ノベルズ 1986/講談社文庫 1990
梨羽五月香は虎の化身伝説をもつ台湾・飛虎族と飛騨忍軍末裔の間に生まれた少女である。自衛隊反乱子によって姉を人質にとられ、日本クーデターと台湾革命計画の渦中に巻き込まれる。旧日本軍埋宝をめぐる残雪の旅路は、陰謀の背後に潜む"鎌倉法王"との対決へ。そこには自衛隊特殊部隊が立ちはだかる――。

1987

漂泊戦士

五月香ロケーション〈PART2〉漂泊戦士(ワンダー・エニュオ) (講談社文庫)

講談社ノベルズ 1987/講談社文庫 1990
ついに自衛隊特殊部隊によるクーデターが勃発した。伊神達夫へ復讐を誓う梨羽五月香は、緊急集会の国会に彼を襲うが、罠に陥る。傷つきながらも彼女は、内閣情報室特務部、GRU特殊部隊の精鋭がことごとく壊滅した最後の戦場へ向かう――。"飛ぶ虎"の血を移く少女戦士、完結篇。

さよならは2Bの鉛筆

さよならは2Bの鉛筆 (中公文庫)

中央公論社 1987/中公文庫 1991
鷲尾暁穂。横浜、山手の音楽高校に通うお嬢様……ではある。顔、スタイル、悪くない。根性、悪い。だが、そうでなけりゃハードなヒロインはこなせない。卒業式当日、級友が駆け落ち。後に残されたのは老人の死体と銀製のシャープペンシル、現われたのがとぼけた探偵……。かわいこぶってちゃ解決しない――青春ハードボイルド。
「彼女はモデラート」「郵便カブへ伝言」「さよならは2Bの鉛筆」


1988

ベートーヴェンな憂鬱症

cover

講談社 1988/講談社文庫 1991/ブッキング 2005
L・V・ベートーヴェン。作曲家、そして心ならずも探偵。彼のお馴染みは裏切りの痛みと怒り交じりの孤独。得意技は皮肉で組み立てる憂鬱――。時には殺人容疑で追われ、またある時は落涙のマリアの謎を解き、囚われの王女も救出すれば、彼の子と名乗る音楽家まで現われる。楽聖主演によるハードボイルド。
「ピアニストを台所に入れるな」「マリアの涙は何故、苦い」「にぎわいの季節へ」「わが子に愛の夢を」


マン島物語

マン島物語

中央公論社 1988/KKベストセラーズ「森雅裕幻コレクション3」 1997
マン島T.T.(ツーリスト・トロフィ)―1907年5月、25人のライダーがアイリッシュ海の独立国マン島に集まり、ささやかな公道レースを始めた。以来1世紀近く、オートバイ・ライダーの聖地であり続けたこの島で、男たちは今なお戦いのページを加える。一周60キロの長大なマウンテン・コースに展開する雨中決戦の果て、三葉邦彦と彼のドゥカティは栄光のチェッカー・フラッグを目指す――。

1989

あした、カルメン通りで

あした、カルメン通りで

講談社 1989/講談社文庫(1993)
マリア・カラスがその音楽活動を終えたのは1974年11月11日の札幌であった。15年後、この街に若きプリマ、タルガ・パルフェッタ、鮎村尋深が登場した。“カルメン”公演の夜、カラスの遺品、金の十字架が奪われた。カラスの“愛”を秘めた十字架。それは彼女の不可解な死の謎を解く鍵となるのか――。


1990

歩くと星がこわれる

歩くと星がこわれる

中央公論社 1990
スマートさからほど遠かった青春の終わりに、男はただ一人愛した娘の面影を抱いてシチリアへ、伝説のロードレースに漕ぎ出す――。かたくななまでに一途な男と、無気力なほど屈託ない箱入娘。'80年代を悼む少数派恋愛小説。


100℃クリスマス

100℃クリスマス

中央公論社 1990
パリ発サハラ行・密輸団。メンバーは娘剣客、元外人部隊、フランス外務省職員、三文作家。独立ゲリラに山賊、正体不明の工作員までからんで、サハラ砂漠に血と汗と涙の雨が降る――。

1991

蝶々夫人に赤い靴{エナメル}

蝶々夫人に赤い靴(エナメル)

中央公論社 1991
プリマドンナ尋深シリーズ第3作の舞台は長崎。実在した蝶々夫人の悲劇に織り込まれた謎を解く鍵は彼女が残した短刀。


平成兜割り

平成兜割り

新潮社 1991
この短刀があると幸せになれないんです、といって妖刀村正とともに現れたアイドル歌手。信州での若い刀鍛冶との出会いがきっかけで巻きこまれた贋作騒動。榊原鍵吉の故事に倣い、実戦刀・胴田貫で平成の兜割りに挑戦する美人女子大生。日本刀それ自体を初めて小説に登場させた、いままでにない書き下ろし連作短篇ミステリー。
「虎徹という名の剣」「はてなの兼定」「彼女と妖刀」「現代刀工物語」「平成兜割り」

1992

流星刀の女たち

流星刀の女たち (講談社文庫)

講談社文庫 1992
鉄は誰かの恋をかなえて落ちた流れ星――。ロマンチックを気取っても、一尺八寸環は女子大生にあるまじき刀鍛治。念願かなって入手した隕鉄に職人生命を賭け、難行苦行の末に一振りの流星刀を生み出す。その時から学園は風雲急。修羅の巷で争奪が始まる。流星光底、鉄骨の美術系アクション。

1993

ビタミンCブルース

ビタミンCブルース

新潮社 1993
カリスマ的な人気をもつ美人歌手・千里と、母の遺言で千里に曲を届けるためロンドンからやってきた少年マイク。二人が駆けまわる先々で、次から次へと事件が起こる。千里のダミーがテレビ局で毒殺され、ライヴの最中に弁護士が死ぬ…。誰が、何のために狙うのか。千里に迫る魔手。痛快でアップテンポな書下ろしミステリー。

1994

マンハッタン英雄未満

マンハッタン英雄未満

新潮社 1994
聖ジョン大聖堂で育てられていた幼いメシアが悪魔に誘拐された。悪魔を倒すことができるのは、聖なる音楽と聖なる剣のみだという。そこで時空の彼方から二人の男がニューヨークに呼び寄せられる。現代楽器を手にしたベートーヴェンと流星刀をもつ土方歳三、そしてメシアの母親ジュネ。風変わりな三人組が悪魔と戦う痛快無比の冒険譚。

1995

いつまでも折にふれて

いつまでも折にふれて・さらば6弦の天使‐いつまでも折にふれて2 (ワニの本―森雅裕幻コレクション)

スターポスト音楽出版〈私家版〉 1995/KKベストセラーズ 1999
クリスタル細工のような瞳を持つボーカリスト錺泉深〈かざりいずみ〉のミステリアスな魅力で人気のロックバンド、HERGA〈ヘルガ〉。ニュー・アルバムの録音中、作曲家は不慮の死を遂げた。はたしてその死は転調していく運命のイントロなのか――。私家本ながら絶賛の『いつまでも折にふれて』、書き下ろし姉妹編『さらば6弦の天使』を併録。


鉄の花を挿す者

鉄の花を挿す者

講談社 1995
若手刀鍛冶の角松一誠は、99歳の孤独な師匠酒泉渉の訃報を聞き、岡山にかけつけた。鎌倉期の刀作りを再現する試みを最後の仕事と決めた酒泉は、二振りの刀を作っていたが一振りしか遺っていない。手助けをしていた相弟子の古志村捷が師匠の遺作と同じ見事な作品を作ったとの噂。その古志村をはじめ刀剣関係者が次々と不審死を遂げ、角松は真相究明に引き込まれていった――。一老匠の死を機に、刀剣の美に写し出される人間の醜さを問い、創造を問い、生き方を問い、愛を問う、渾身の傑作。

1996

自由なれど孤独に

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講談社 1996
1864年ウィーン。ブラームスは、メンデルスゾーン、シューマンを継く有力な作曲家に成長し、宮廷歌劇場で「トリスタンとイゾルデ」を上演しようとしているワーグナーに会う。立会うは世界の金庫番ロスチャールドの御曹子とハプスブルク家の王妃。ワーグナーの過去を証す秘密の地図張をめぐり、それぞれが入り乱れての奪い合い。ウィーンの政治・音楽情報を反映して混沌とする謎をブラームスは解けるのか。

会津斬鉄風

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集英社 1996/集英社文庫 1999
幕末。会津に逗留する漂泊の刀装金工・河野春明は彼の作とされた寸分違わぬ二枚の鐔に遭遇する。流転を重ねたこれらの鐔の真贋をめぐって、老金工の意地と若き刀匠の誇りがぶつかる。謎を斬り、鉄をも断つ激浪の風が会津から京都、箱館へと吹き渡っていく。和泉守兼定、佐川官兵衛、唐人お吉、土方歳三、時代の波間に泡影のような花を咲かせた男女の数奇な出会いが織り成す連作歴史抒情詩。

推理小説常習犯

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KKベストセラーズ 1996/講談社+α文庫 2003 ISBN:4-06-256728-8 [Amazon]
1985年、「画狂人ラプソディ」で横溝正史賞の佳作に入選、同年「モーツァルトは子守唄を歌わない」で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、華々しく作家としてデビューした本書の著者、森雅裕。音楽、刀剣、絵画、バイクなどに対する深い知識をもとに、綿密な取材を行って書かれた森氏の著作は、どれも高い評価を受けている。それにもかかわらず、森雅裕は、なぜ「出版界の問題児」といわれるようになったのか。業界の謎が明かされる。

1998

北斎あやし絵帖

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集英社 1998
文化十四年(1817)の正月、葛飾北斎は洋琴(ピアノ)を作りたいという芝居の道具師・あざみに出会うが、北斎が収集した図譜、画帖の中にあったその資料が、何者かに盗まれてしまう。北斎とあざみは危機を救ってくれた千葉周作を仲間に加え、盗まれた資料を追ううち、かつての老中・田沼意次が前将軍・家治とその世子を暗殺し、その事件に絡んで、東洲斎写楽が抹殺されたらしいことを知る。事件の背後に松平定信や水野忠邦の思惑も交錯し、幕府内部の暗闘へと繋がる、壮大なスケールの痛快時代ミステリー。

2000

化粧槍とんぼ切り

cover

集英社 2000
戦国の世が終り、時代は徳川へ。家康の名将本多忠勝の娘・稲姫と、西軍の知将真田昌幸の息子・信幸との婚儀を軸に、徳川に不吉をなす妖刀村正の影を呼び込んで繰り広げる書き下ろし時代大作。

鐵のある風景 -日本刀をいつくしむ男たち-

cover

平凡社 2000
刀剣の美、刀剣を造る“人”の魅力。人の心を捉えてやまない鉄の強靱な輝き。「小説界の職人」が、現代の刀剣職人との深い交流を通じて、その魅力に迫る。

2005

トスカのキス

2007

2010

高砂コンビニ奮闘記/悪衣悪食を恥じず

高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-

成甲書房 2010
出版界からはみ出したキャリア20年の小説家が漂着したのは、閉店目前のユルくて荒れたコンビニだった!悲喜コモゴモ、憤怒バクハツの店員サン体験記。