金子隆一『新世紀未来科学』第2章 医学

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『新世紀未来科学』
八幡書店 2001
新世紀を迎えた現在――最先端科学、そして予想される未来科学のテクノロジーは、20世紀のSF文学によってすべて語り尽くされていると言っても過言ではない。本書は、SFという人類の文化的資産を再検証、それらに登場する科学技術をジャンル別に通観し、未来科学の展望を語るものである。併せて、実際の最先端科学がどこまでSFに追いついているのか、という疑問にも答える。SF(空想科学)と科学の境界線が曖昧な現在、誰もが待ち望んだ書である。

第1章 宇宙開発 第2章 医学 第3章 生命科学 第4章 コンピュータ/ロボット工学
第5章 情報/通信 第6章 エネルギー 第7章 環境 第8章 ファーアウト物理


人工冬眠

「コールドスリープ(人工冬眠)」をウィキペディアで見る
エドワード・ベラミー 「顧みれば」 1888

H.G.ウェルズ 「When the Sleeper Wakes」 1898

A.E.ヴァン・ヴォークト 「はるかなるケンタウルス」 1942

ロバート・A・ハインライン 『夏への扉』 1957

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

ハヤカワ文庫SF
ぼくの飼っている猫のピートは,冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。 家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じると信じているのだ。 1970年12月3日,このぼくもまた夏への扉を探していた。 最愛の恋人には裏切られ,仕事は取りあげられ,生命から二番目に大事な発明さえ騙し取られてしまったぼくの心は,12月の空同様に凍てついていたのだ! そんなぼくの心を冷凍睡眠保険がとらえたのだが……

クリフォード・D・シマック 『なぜ天国から呼び戻すのか?』 1967

アーサー・C・クラーク 『2001年宇宙の旅』 1968

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

ハヤカワ文庫SF
三百万年前の地球に出現した謎の石板は、原始的な道具も知らないヒトザルたちに何をしたのか。月面で発見された同種の石板は、人類に何を意味しているのか。宇宙船ディスカバリー号のコンピュータ、ハル9000はなぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこに行き、何に出会い、何に変貌したのか……。発表以来25年、SF史上に燦然と輝く記念碑的傑作に、作者クラークの新版序文を付した完全決定版ついに登場。

テリー・ビッスン 『赤い惑星への航海』 1990

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
時は21世紀。大恐慌の余波でNASAは民間企業に売却され、米ソ共同火星飛行計画は実現間際で破棄されていた。だが、誰もが忘れていたこの計画に、ハリウッドが目をつけた。人類初の有人火星飛行を映画に撮ろうというのだ。かくして、元宇宙飛行士や映画スターを含む撮影隊が火星へ赴くことになるが……。航海の行く手に待ち受ける数々の冒険をドラマチックに描き、SF黄金時代を彷彿させる、心ときめく宇宙小説。

山田正紀 『氷河民族』 1976

流氷民族 (ハルキ文庫)

『流氷民族』(ハルキ文庫/1999)
ある雨の夜、ドライブ中の私は、突然飛び出してきた少女をはねてしまった。意識を失った少女を車に乗せ、友人の医師須藤の部屋に運び込み、容体を調べたところ、彼女は異常に低い体温を持ち、普通の人間では考えられない血液組成を持っていることが判明した。彼女は人間ではないのだろうか?『吸血鬼』をテーマに描くSFサスペンスの傑作長篇。

ラリイ・ニーヴン 『時間外世界』 1976

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF

臓器移植

「移植(臓器移植)」をウィキペディアで見る
メアリ・シェリー 『フランケンシュタイン』 1818

フランケンシュタイン (角川文庫)

角川文庫ほか
若く才能あふれる科学者フランケンシュタインは、死者を甦らせることに情熱をそそぐ。しかしその結果、生み出されたものは世にも恐ろしい怪物であった。その怪物は自らの孤独と悲しみから創造者フランケンの愛する家族を次々と襲ってしまう…愛する者を怪物から守ろうとする若者の苦悩と正義、醜く造られてしまった者の不条理な孤独と絶望の運命を描いた、壮大なゴシック・ロマン。

ラリイ・ニーヴン 《ノウンスペース》シリーズ

リングワールド (ハヤカワ文庫 SF (616))

『プタヴの世界』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『地球からの贈り物』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『中性子星』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『リングワールド』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『無常の月』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『プロテクター』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『太陽系辺境空域』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『不完全な死体』創元SF文庫 [Amazon]
『リングワールドふたたび』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『パッチワーク・ガール』創元SF文庫 [Amazon]
『リングワールドの玉座』早川書房 [Amazon]

ラリイ・ニーヴン 「ジグソー・マン」 1967

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

『無常の月』(ハヤカワ文庫SF)所収
こんなに明るい月は見たこともなかった。昼のような明るさだ。木星もいつもより輝きを増している。惑星は太陽の光を受けて輝くもの。すると、ついに太陽がノヴァ化しつつあるのか? 街の様子は普段と変わりなかったが、人びとの胸には不吉な予感が秘められていた。はたして、どのような異変が……大規模な太陽面爆発による全地球的大災害を描き、ヒューゴー賞を受賞した表題作をはじめ、人間の臓器を売買する戦慄の未来社会を舞台にした「ジグソー・マン」、テレポーテーションの理論と実際を解説した「脳細胞の体操」など新鋭の多彩な才能をいかんなく発揮した傑作短篇集。

筒井康隆 「条件反射」 1969

心狸学・社怪学 (角川文庫)

『心狸学・社怪学』(角川文庫/1986)
臓器移植の諸問題が解決した時代。交通事故で瀕死の重傷を負った作家が、手術の結果一命をとりとめた。ただし、胃袋はブタ、心臓はイヌ、肝臓はウマのものだった。その結果……。(条件反射) 宇宙中継用の有人通信衛星が開発された時代。男は、奇妙なものが衛星からのTV画面に映しだされるのを見て仰天した。なぜ、さきぼど青山墓地で脱ぎすてた自分のステテコが宇宙空間を漂っているのか…?(睡眠暗示) 脳の移植手術が可能になった時代。重態に陥った3人の大臣の脳が移植された。総理大臣の脳はゴリラに、外務大臣のそれはオットセイに、大蔵大臣のそれはウマに。そしてその結果、国会は……。(議会制民主主義)学の真髄を伝える〈心狸学〉〈社怪学〉全14講。

ラリイ・ニーヴン 『時間外世界』 1976

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF

ラリイ・ニーヴン 『パッチワーク・ガール』 1978

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

創元SF文庫
地球、月、小惑星帯の政府代表を集めての重要な会議が月で開かれることになった。その前日、自室で入浴中の小惑星帯代表が展望窓の外の月面からレーザーで撃たれる、という殺人未遂事件が起こった。国連警察の名探偵ギル・ハミルトンは勇躍調査に乗り出したが、浮かんだ容疑者は皮肉にもむかし彼の愛した女性だった。重罪犯は半年間人工冬眠状態に置いたあと、解体されて移植臓器の供給源にされてしまう。彼女の疑いをはらすべく、ギルの活躍が始まる! ラリー・ニーヴンが贈る、SFミステリの決定版!

T.J.バス 『神鯨』 1974

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
砂洲に閉じこめられたロークァル・マルのやるせない絶叫を、磯波のとどろきがかき消した。シロナガス鯨の有機体と高度の機械装置がたくみに結合された、全長600フィートに及ぶ巨大なサイボーグ漁船――ロークァル。だが、海洋汚染によって海が死に絶えた時、地球社会は彼女を見棄てたのだ。死にかけた彼女から最後のエネルギーを送りこまれた小型探査機〈三葉虫〉は、七つの大洋をめぐる果てしない旅に。もう一度人間を捜しだし、ロークァルを甦らせるために……。まったく異質な未来社会と文化を、奔放な想像力と詩的な筆致をもちいて見事に描きあげた海洋冒険ロマン!

サイボーグ

「サイボーグ」をウィキペディアで見る
ジョン・D・バナール 『宇宙・肉体・悪魔』 1929

アルフレッド・ベスター 『虎よ、虎よ!』 1956

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

ハヤカワ文庫SF [Amazon]
ジョウント効果と呼ばれるテレポーテーションの開発によって、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに空間を跳び、人々はどこへでも自由に行けるようになったのである。しかし富と同時に、このジョウント効果は、窃盗や劫略、恐るべき惑星間戦争ももたらした。この物情騒然たる25世紀を背景に、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる復讐の物語を、華麗に描く名作!

ロバート・A・ハインライン 『月は無慈悲な夜の女王』 1965

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)

ハヤカワ文庫SF [Amazon]
時に西暦2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、地球に巨大な富をもたらしていた月世界。だが、月が人間にとって苛酷な土地であることに変りはなかった。横暴を極める行政府の圧制に対し、革命のための細胞を組織化し、独立運動の気運を盛り上げていったのは、コンピュータ技術士マニーと、自意識を持つ巨大なコンピュータ〈マイク〉。だが、かれら月世界人は一隻の宇宙船も、一発のミサイルも保有してはいなかったのだ!1968年度ヒューゴー賞受賞の栄誉に輝くハインラインの問題作!

バーナード・ウルフ 『Limbo』 1952

光瀬龍 《星間文明史》シリーズ

平井和正 『サイボーグ・ブルース』 1971

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

角川文庫

フレデリック・ポール 『マン・プラス』 1979

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
西暦2024年。世界人口は80億を越え、全世界は食糧不足と国際緊張にあえいでいた。コンピューターによれば人類滅亡の可能性は90パーセント以上。この危機を乗り越えるには、火星に植民するしかない。そこでアメリカは総力をあげて《マン・プラス》計画に挑んだ。苛酷な火星環境に適応させるため、人間をサイボーグ化しようというのだ。サイボーグ第1号は実験中に死亡し、すべては第2号であるロジャー・トラウェイの双肩にかかっていた。だがそのロジャーにも危険信号が……。ポールがサイボーグをテーマに人間と機械の新たな関係を描く力作SF。ネビュラ賞受賞作。

ジョン・ヴァーリイ 《八世界》シリーズ
『へびつかい座ホットライン』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『残像』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『ブルー・シャンペン』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『スチール・ビーチ』ハヤカワ文庫SF [Amazon]

ブルース・スターリング 《機械主義者/工作者》シリーズ

スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)

『スキズマトリックス』ハヤカワ文庫SF
『蝉の女王』ハヤカワ文庫SF [Amazon]

グレゴリイ・ベンフォード 『夜の大海の中で』 1977

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
ナイジェルは渦巻く塵の中、ついに空飛ぶ山塊を発見した。イカルス――1977年に突如ガスと塵の煙を吐きだし、その逸出する彗星状の運動量のために軌道が変わって、その一部が地球に衝突する可能性が生じるまでは、忘れ去られていた小惑星1566番。彼はこの小惑星を破壊するために、NASAから派遣されてきたのだ。ナイジェルは計画どおり着陸船でイカルスに接近し、地表に降りたった。だが、調査を進める彼の前に、やがて驚くべき異形の風景が……!? 現代アメリカSF界を代表する俊英ベンフォードが、最新の科学知識と豊かな想像力を駆使して構想雄大に描く傑作ハードSF。

ヒト・クローン

デービッド・ロービック 「複製人間の誕生」 1978

ジェリイ・ソール 『半数染色体』 1952

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

早川書房

アイラ・レヴィン 『ブラジルから来た少年』 1976

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
南米に隠れ住むナチスの残党がひそかに会合を開いた。席上“死神の使い”メンゲレ博士は、二年間に65歳の男94人を殺すことをメンバーに命じた。ナチス戦犯を追うユダヤ人組織の設立者リーベルマンは、この情報を偶然入手し、調査を開始する。が、戦慄すべき真相に肉薄した時、彼の背後にもメンゲレの魔手が迫っていた! 悪魔の頭脳が生み出した想像を絶する世界制覇の陰謀――鬼才が贈る謎と恐怖に満ちたサスペンス巨編。

石原藤夫 「ランダウの幻視星」 1982

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

『光世紀パトロール』(徳間文庫)所収

アーサー・C・クラーク 『地球帝国』 1975

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
宇宙飛行に欠かせぬ水素を豊富に産出する土星の衛星タイタン。この極寒の地に、マケンジー一族は華麗なる一大王朝を築きあけていた。時は2276年、おりしも近づくアメリカ建国500年祭に、タイタン代表としてマケンジー一族三代目ダンカンか招聘されることとなった。太陽系全域に広かる植民地に対し、すべての面で絶対の優位を占める地球。その地球へ豪華客船で向かうダンカンには、祝典参加のみならず、王朝の存続を左右する密命が課せられていたのだったが……!?世界的巨匠が、該博な科学知識と真摯な哲学的洞察をまじえて、宇宙へ進出する人類の未来を謳いあげる傑作

ケイト・ウィルヘルム 『鳥の歌いまは絶え』 1976

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

サンリオSF文庫

性転換

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デイヴィッド・ジェロルド 『ムーンスター・オデッセイ』 1977

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

サンリオSF文庫

アーシュラ・K・ル・グィン 『闇の左手』 1969

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

ハヤカワ文庫SF [Amazon]
遥かなる過去に放棄された人類の植民地、雪と氷に閉ざされた惑星ゲセン。〈冬〉と呼ばれているこの惑星では、人類の末裔が全銀河に類をみない特異な両性具有の社会を形成していた。この星と外交関係をひらくべくやってきた人類の同盟エクーメンの使節ゲンリー・アイは、まずカルハイド王国を訪れる。だが、異世界での交渉は遅々として進まない。やがて、彼は奇怪な陰謀の渦中へと……ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作。

ジェームズ・ティプトリーJr. 「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」 1976

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

『老いたる霊長類の星への賛歌』(ハヤカワ文庫SF)所収
理想の植民星を発見した探査船ケンタウルス号。だが、その唯一の帰還者で、異星生物を持ち帰った女性生物学者の報告が明かす恐るべき真実とは? ……性心理を探求する「一瞬のいのちの味わい」、太陽フレアにまきこまれ、NASAとの接触を失ったサンバード号の乗務員が見た未来の地球の異様な姿を通して、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の栄冠に輝く「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」など、つねにSF界に衝撃を与えつづけたティプトリーが、現代SFの頂点をきわめた傑作中短篇7篇をここに結集!

ジョアナ・ラス 『フィーメール・マン』 1975

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

サンリオSF文庫

デイヴィッド・ブリン 『グローリー・シーズン』 1993

グローリー・シーズン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハヤカワ文庫SF
極端な家母長制社会の惑星ストラトス。遺伝子工学の発達により、男性がほとんど排除され、女性のクローンが覇権を握る閉鎖的な惑星上では、短い夏の間、クローン技術によらずに生まれてくる子供たちがいた。そうした変異子の一人として、生まれ故郷から離れていくべく運命づけられた内向的な少女マイアは、快活な双子の妹ライアとともに冒険の旅にでる。だが、二人の行く手には想像を絶する苛酷な運命が待ち受けていた。

脳移植

アレクサンドル・ベリャーエフ 『ドウエル教授の首』 1925

ドウエル教授の首 (創元SF文庫)

創元SF文庫
パリのケルン教授の肋手に雇われたマリイは、実験室内部の恐ろしい秘密を見てしまった。人間の首、それも胴体から切り離された生首が、瞬きしながらじっと彼女を見つめているではないか! それは、つい最近死亡した有名な外科医ドウエル教援の首だった。おりしもパリ市内では不可解な事件が続発していた……。“ロシアのジュール・ヴェルヌ”と呼ばれる著者の高名な処女長編!

エドモンド・ハミルトン 「The Comet Doom」 1928

デヴィッド・H・ケラー 「The Eternal Professors」 1929

デヴィッド・H・ケラー 「頭脳の図書館」 1931

ロバート・A・ハインライン 『悪徳なんかこわくない』 1970

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
ヨハン・セバスチャン・バッハ・スミスは老齢のために死にかけていた。だが、死ぬことはできなかった。雪だるま式に増えつづける巨万の富が、彼を無理矢理にも生きながらえさせてしまう。そして、この運命に反逆するスミスは、勝てる見込みが皆無に近い、いちかばちかの賭け――若者の肉体への脳移植という手段に出たのだ。死線を彷徨する意識はやがて目覚め、再び溌剌とした肉体を手に入れたことを知る。しかしその手術は、若さと同時に思いもかけぬ体験を彼にさせるのだった! SF界の巨人ハインラインが、異様な設定によって大胆に性と死とに肉薄する問題長篇ついに登場!

ブライアン・W・オールディス 「断片」 1962

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

『爆発星雲の伝説』(ハヤカワ文庫SF/2000)所収
たったいま息を吹きかえしたばかりのわたしは、この世のものと思えぬ化けものにまわりを取りかこまれ、せり売り台にのせられていることに気づいた。そして、自分が正気と文明から遠く離れた惑星で、奴隷に堕ちてしまったことも。やがて買い主のご機嫌をとりむすびながら、わたしは脱出の機会を狙うことになったのだが……軽妙な語り口でつづる、奇妙な異星での冒険物語「爆発星雲の伝説」をはじめ、永遠の時のかなたで優美な音楽と思念とが綾なす「讃美歌百番」など、今や英SF界の雄となったオールディスが、さまざまな手法を駆使して、あらゆる主題に挑んだ傑作短篇集。

カート・シオドマク 『ハウザーの記憶』 1969

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

早川書房

不老不死

「不老不死」をウィキペディアで見る
ロバート・A・ハインライン 『メトセラの子ら』 1958

メトセラの子ら (ハヤカワ文庫 SF 181)

ハヤカワ文庫SF
医学がどれほど発達しようと、人間にとって決して逃れられぬ運命――死をまぬがれた人々がいた。しかも、その不死性は何ら意図的なものではない。死をもたらすと同じように運命が彼らから死をとりあげ、不死の遺伝子を与えたのだ。だが、ひとたびそうした“長命族”の存在が普通人に知られた時、全世界はねたみと憎悪のるつぼと化した。そして、“長命族”は対立を避ける唯一の道、大宇宙への恒星間飛行へと旅立つのだった! たえずSF界の話題を独占しつづけてきた巨匠ハインラインが、ライフワークとして取り組んでいる意欲的未来ドラマ・シリーズの劈頭をなす問題作!

ジェームズ・E・ガン 『不老不死の血』 1955-60

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

創元推理文庫

ポール・アンダースン 『百万年の船』 1989

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF
紀元前のフェニキアで生まれたハンノは不老不死だった。だが、それを普通人に知られると、魔法使いと恐れられ、悪魔と取り引きしたと忌みきらわれる。そこで、やむなくその正体をひたかくしにして生きていく。世界各地でごくわずかな確率で生まれているはずの同じ不老不死の仲間にいつか出会えると信じて……。3000年以上の歴史を生きる不老不死の人々波瀾万丈の冒険を巨匠アンダースンが描く傑作、堂々の開幕。

ジェイムズ・ブリッシュ 《宇宙都市》シリーズ
『宇宙零年』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『星屑のかなたへ』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『地球人よ、故郷に還れ』ハヤカワ文庫SF [Amazon]
『時の凱歌』ハヤカワ文庫SF [Amazon]

ラリイ・ニーヴン 『時間外世界』 1976

ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))

ハヤカワ文庫SF

ブルース・スターリング 『ホーリー・ファイアー』 1996

ホーリー・ファイアー

アスペクト [Amazon]
ときは2096年。生後2週間!94歳!?の“カワイコちゃん”が、デジカメ片手に“ホーリー・ファイアー”探して世界を闊歩。メディカル・サイエンスから、サブカルチャーまで、完全無欠、驚愕の未来ヴィジョン! キング・オブ・アイディア、スターリングが極めた90年代SFの頂点。



第1章 宇宙開発 第2章 医学 第3章 生命科学 第4章 コンピュータ/ロボット工学
第5章 情報/通信 第6章 エネルギー 第7章 環境 第8章 ファーアウト物理