ロバート・リテル著作リスト

1973

The Defection of A. J. Lewinter

ルウィンターの亡命 (ハヤカワ文庫 NV 217)

「ルウィンターの亡命」菊池光訳 ハヤカワ・ノヴェルズ 1976/ハヤカワ文庫 1980

1974

Sweet Reason

1975

The October Circle

1978

Mother Russia

1979

The Debriefing

迷いこんだスパイ (ハヤカワ文庫NV)

「迷いこんだスパイ」菊池光訳 ハヤカワ・ノヴェルズ 1980/ハヤカワ文庫 1988
ソ連の外交文書伝書係クラコフが任務遂行中にアテネで姿を消した。極秘書類の入った鞄を携えたままアメリカ大使館に駆け込み、亡命を求めたのだ。その日から、いつ果てるとも知れぬ情報聴取が始まった。クラコフの供述に嘘はない。書類も本物に思える。だが聴取にあたった秘密機関〈特別行動班〉の長ストウンは疑念を拭い去れなかった。―この亡命は本物なのか、それともアメリカに偽情報を信じこませるための罠なのか?ストウンは確証を得るべく単身ソ連へ潜入を決意した。鬼才がデタントの影で火花を散らす米ソの暗闘を緻密な構成で描く。

1981

The Amateur

チャーリー・ヘラーの復讐 (新潮文庫)

「チャーリー・ヘラーの復讐」北村太郎訳 新潮文庫 1983

1986

The Sisters

スリーパーにシグナルを送れ (新潮文庫)

「スリーパーにシグナルを送れ」北村太郎訳 新潮文庫 1988
KGBスリーパー養成所元教官は、不遇だった。西側に潜入した教え子たちが次々に発見されたのだ。技倆を疑われ、特権を剥奪され、収容所送りにもなりそうだ。ついに亡命を決意した彼は、その見返りに息子のように愛した最後の弟子を裏切る。一方華やかな過去を持つCIAの2人組は、史上最大の完全犯罪を目論んでいた。ついにスリーパーは目覚め、目標めざして行動を開始した。

1988

The Revolutionist

赤葡萄酒のかけら〈上〉 (新潮文庫)

「赤葡萄酒のかけら」北澤和彦訳 新潮文庫 2000
ザンダーは17歳の職工だが、ある日彼が働くエレベーター工場が火事になり父と兄を失う。不誠実な経営者の対応に社会のひずみを感じた彼は、親友のトゥーイらと連携し、亡命中のトロツキーに従って故国ロシアに戻る。ボリシェビキ台頭のなかニコライ二世は退位し、赤軍と白軍は血で血を洗う内戦を繰り広げる。ザンダーは皇室ゆかりの革命家リリーと恋に堕ちた―波瀾万丈の革命史。

1990

The Once and Future Spy

最初で最後のスパイ (新潮文庫)

「最初で最後のスパイ」北澤和彦訳 新潮文庫 1996
サイラスはCIAの盗聴工作者。除草人と呼ばれ、毎日厖大な盗聴資料を選り分けている。ある日彼は、CIA上層部で進んでいるらしい大陰謀を偶然聞きつけてしまった。根っからの愛国者であり、自分を独立戦争の憂国の士の生れ変りと信じる彼は、これを阻止しようと知恵を絞るが…。歴史の虚実と現在の虚実が入り乱れ、読者の知的冒険心を刺激する特異なスパイ小説。

1991

An Agent in Place

ロシアの恋人 (文春文庫)

「ロシアの恋人」雨沢奏訳 文春文庫 1993
プラハからモスクワのアメリカ大使館に赴任してきたベンは、実はCIAチーフも知らぬ極秘任務を帯びていた。街で出会った反体制詩人アイーダと熱烈な恋に落ちたが、当然ふたりの密会はKGBの目をひくところとなる。じわじわと、謀略の網にがんじがらめとなるふたり…。スパイ小説の枠を突きぬけた、痛切なラブ・ストーリー。

1994

The Visiting Professor

1997

Walking Back the Cat

目覚める殺し屋 (文春文庫)

「目覚める殺し屋」雨沢泰訳 文春文庫 1998
KGBの殺し屋パルジファルは、アメリカで暮らしながら本国からの指令を待つ身分。ソ連崩壊後、途絶えがちだった連絡が再開されたが、なぜか殺しの標的はインディアンばかりだ。一方、官憲から逃れて熱気球で逃亡中のフィンは、インディアン保留地に降下、その生活に共感をおぼえるに至る。その二人が対峙することになって…。

2002

The Company

CIAザ・カンパニー〈上〉 (文芸シリーズ)

「CIAザ・カンパニー」渋谷比佐子ほか訳 柏艪舎 2009
1950年6月、CIAにヘッドハンティングされた数十人の男女が、ビルの一室に集められた。彼らはそこでスパイとしての心得を叩き込まれ、CIA独自の訓練を受けたのち、世界のCIA支局へ送り込まれる―正統派スパイ小説の常道を踏まえつつ、リテルの手腕は架空の人物を実在の人物のようにリアルに肉付けしながら、すでに知られた実在の人物をさらに掘り下げて、あたかも小説の登場人物のように印象的に描き出す。1989年にベルリンの壁が崩壊し、スパイ小説の危機がささやかれたが、世界の情勢からして諜報機関はいっそう必要の度を加えているらしい。良くも悪くも、スパイ小説界にこれからも題材を提供し続けることだろう。

2005

Legends

2006

Vicious Circle

2009

The Stalin Epigram