アーシュラ・K・ル=グイン著作リスト

Bibliography

1966

Rocannon's World

ロカノンの世界 (ハヤカワ文庫SF)

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「ロカノンの世界」青木由紀子訳 サンリオSF文庫 1980
「ロカノンの世界」小尾芙佐訳 ハヤカワ文庫SF 1989
全世界連盟から派遣されたフォーマルハウト第2惑星調査隊は、隊長のロカノンを残して全滅した。この惑星にひそむ連盟への反逆者が、調査隊を襲ったのだ。なんとかこの事実を母星に知らせようとするロカノンだったが、通信装置を破壊されてしまっていた。使用可能な装置は調査隊を攻撃した反逆者の手もとにしかない。ロカノンは、この星のヒューマンノイド―風虎に乗り、空を翔けるアンギャール族の協力を得て、未踏の大陸の果てまでも反逆者を捜し求めるが…その後のル・グィンの物語世界の基調をなすSF界の女王の記念すべき長篇第1作!

Planet of Exile

辺境の惑星 (ハヤカワ文庫SF)

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「辺境の惑星」脇明子訳 サンリオSF文庫 1978/ハヤカワ文庫SF 1989
五千日も続く冬の到来を前に、竜座の第三惑星では大混乱が生じていた。原住種族ヒルフのなかでも蛮族として知られるガールが、他部族の食糧を略奪しに北から移動してこようとしていたのだ。この惑星に移住して、何世代もたつ異星人ファーボーンは、ガールの大軍に立ち向かうべく、ヒルフの温和な部族トバールと同盟を結ぶ。だが、ファーボーンの頭アガトとトバールの族長の娘ロルリーが出会ったとき、事態は大きく展開するのだった…異種族間の相克を、ル・グィンがみずみずして筆致で鮮やかに描いた、『ロカノンの世界』につづく長篇第2作。

1967

City of Illusions

幻影の都市 (ハヤカワ文庫SF)

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「幻影の都市」山田和子訳 サンリオSF文庫 1981/ハヤカワ文庫SF 1990
長老ソブの館を取り巻く森のはずれに見知らぬ青年が現われた。自分についての記憶をすっかり失くしている。館の住人たちは猫のような不思議な目から黄色を意味するフォークと名づけ5年のあいだ庇護するが、記憶は戻らぬままだった。ゾブは彼の正体に頭を悩ませた。かつて《全世界連盟》を倒した人類の敵シングの手先か、それともシングに記憶を消された館への使者なのか?『ロカノンの世界』『辺境の惑星』につづきSF界の女王が流麗な筆致で描く未来史シリーズ第3弾。

1968

A Wizard of Earthsea

影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)

〈アースシー〉(ゲド戦記)シリーズ
「影との戦い」清水真砂子訳 岩波書店(岩波少年少女の本) 1976/岩波書店(同時代ライブラリー) 1992/岩波書店(物語コレクション) 1999/岩波書店(ゲド戦記) 2006/岩波少年文庫 2009
アースシーのゴント島に生まれた少年ゲドは、自分に並はずれた力がそなわっているのを知り、真の魔法を学ぶためロークの学院に入る。進歩は早かった。得意になったゲドは、禁じられた魔法で、自らの“影”を呼び出してしまう。

1969

The Left Hand of Darkness

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「闇の左手」小尾芙佐訳 ハヤカワSFシリーズ 1972/ハヤカワ文庫SF 1977
両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇
ネビュラ賞長篇部門(1969年)受賞
ヒューゴー賞長篇部門(1970年)受賞
野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』

1971

The Tombs of Atvan

こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)

〈アースシー〉(ゲド戦記)シリーズ
「こわれた腕環」清水真砂子訳 岩波書店(岩波少年少女の本) 1976/岩波書店(物語コレクション) 1999/岩波書店 2006/岩波少年文庫 2009
ゲドが“影”と戦ってから数年後、アースシーの世界では、島々の間に争いが絶えない。ゲドは、平和をもたらす力をもつエレス・アクベの腕環を求めて、アチュアンの墓所へおもむき、暗黒の地下迷宮を守る大巫女の少女アルハと出会う。

The Lathe of Heaven

天のろくろ (fukkan.com)

「天のろくろ」脇明子訳 サンリオSF文庫 1979/ブッキング 2006
青年オアの悩みは、自分が見た夢が現実になってしまうこと。そんな彼が訪ねた精神科医のヘイバー博士は彼の能力を利用して世界を改変しようとする…。『ゲド戦記』のル=グウィンによる「夢」と「現実」をテーマにした近未来SF。
ローカス賞長篇部門(1972年)受賞

1972

The Farthest Shore

さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)

〈アースシー〉(ゲド戦記)シリーズ
「さいはての島へ」清水真砂子訳 岩波書店(岩波少年少女の本) 1977/岩波書店(物語コレクション) 1999/岩波書店 2006/岩波少年文庫 2009
ゲドのもとに、ある国の王子が知らせをもってきた。魔法の力が衰え、人々は無気力になり、死の訪れを待っているようだという。いったい何者のしわざか。ゲドと王子は敵を求めて旅立つが、その正体はわからない。ゲドは覚悟を決める。

1974

The Dispossessed

所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF)

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「所有せざる人々」佐藤高子訳 早川書房(海外SFノヴェルズ) 1980/ハヤカワ文庫SF 1986
恒星タウ・セティをめぐる二重惑星アナレスとウラス―だが、この姉妹星には共通点はほとんどない。ウラスが長い歴史を誇り生命にあふれた豊かな世界なら、アナレスは2世紀たらず前に植民されたばかりの荒涼とした惑星であった。オドー主義者と称する政治亡命者たちがウラスを離れ、アナレスを切り開いたのだ。そしていま、一人の男がアナレスを離れウラスへと旅立とうとしていた。やがて全宇宙をつなぐ架け橋となる一般時間理論を完成するために、そして、ウラスとアナレスの間に存在する壁をうちこわすために…。ヒューゴー賞ネビュラ賞両賞受賞の栄誉に輝く傑作巨篇。
ネビュラ賞長篇部門(1974年)受賞
ヒューゴー賞長篇部門(1975年)受賞
ローカス賞長篇部門(1975年)受賞

1975

The Winds Twelve Quarters*

風の十二方位 (ハヤカワ文庫 SF 399)

「風の十二方位」小尾芙佐訳 ハヤカワ文庫SF 1980
魔法の支配する多島海世界を舞台とするファンタジイ「解放の呪文」・名前の掟」、ヒューゴー賞受賞の「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞の「革命前夜」など十七中短篇を収録。米SF界の女王が、ファンタジイから本格SFまで多彩な才能を発揮した珠玉の名品の数々!

Wild Angels*

1976

Orsinian Tales*

オルシニア国物語 (ハヤカワ文庫SF)

〈オルシニア〉シリーズ
「オルシニア国物語」峰岸久訳 早川書房(海外SFノヴェルズ) 1979/ハヤカワ文庫SF 1988
この世界のどこかにオルシニアという名の国がある。12世紀のなかば、“オドネ”という邪神を信仰する野蛮な異教徒からこの国を守り、神の教会の忠実な守護者として敬愛されるフレイガ伯爵の城館で起こったある真冬の夜の出来事をはじめ、17世紀、オルシニアの王位継承をめぐる内乱に巻きこまれたモーゲの姫君の数奇な一生、そして1962年、田舎で一週間の休暇を過ごそうとした青年の恋の物語など、SF界の女王ル・グィンが、自らの想像の王国オルシニアを舞台に、そこに生きる様々な時代の、様々な人々の姿を通して、愛とは、自由とは何かを見事に謳い上げた傑作短篇集!

The Word for World is Forest

世界の合言葉は森 (ハヤカワ文庫SF)

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「世界の合言葉は森」小尾芙佐,小池美佐子訳 ハヤカワ文庫SF 1990
森がどんどん消滅していく―植民惑星ニュー・タヒチでは、地球に木材を輸出するため、大規模な伐採作業が進められていた。利益優先の乱開発で、惑星の生態系は崩壊寸前。森を追われた原住種族アスシー人は、ついに地球人に牙をむいた!だが、圧倒的な軍事力を誇る地球人に、アスシー人の大集団も歯がたたない…二つの知的種族とその文明の衝突が生む悲劇を、神話的なモチーフをたくみに用いて描きあげるヒューゴー賞受賞の表題作ほか、辺境の植民惑星に生まれた一人の多感な少女の成長を静謐なタッチで綴る佳品「アオサギの眼」を併録。

Very Far Away from Anywhere Else

ふたり物語 (集英社文庫―コバルト Y.A.シリーズ)

「ふたり物語」杉崎和子訳 集英社文庫 1983

1978

The Eye of the Heron

1979

Malafrena

マラフレナ (1983年) (サンリオSF文庫)

〈オルシニア〉シリーズ
「マラフレナ」友枝康子訳 サンリオSF文庫 1983

The Language of the Night

夜の言葉―ファンタジー・SF論 (岩波現代文庫)

「夜の言葉」山田和子ほか訳 サンリオSF文庫 1985/岩波書店(同時代ライブラリー) 1992/岩波現代文庫 2006
「人間は昼の光のなかで生きていると思いがちなものですが、世界の半分は常に闇のなかにあり、そしてファンタジーは詩と同様、夜の言葉を語るものなのです」意識下の闇の世界を旅して発見した夢の素材を言語化する―。『ゲド戦記』『闇の左手』の作者が、自らの創作の秘密を語りながら、ファンタジーとサイエンス・フィクションの本質に鋭く迫ったエッセイ集。

Leese Webster

いちばん美しいクモの巣 (詩人が贈る絵本 II)

「いちばん美しいクモの巣」長田弘訳 みすず書房(詩人が贈る絵本) 2001
クモをきらう人はすくなくありません。けれども、きらわれ者のクモは、本当はとても愛すべき生き物。これは、リーゼ・ウェブスターという名のかわいいクモのお話です。リーゼの夢は、世界でいちばん美しいクモの巣をつくること。どうやったら、美しいクモの巣を編めるだろうか?リーゼはいっしょうけんめい、クモの巣を編みつづけます。そうして、ある夏の朝、じぶんの編みあげたクモの巣を見つめて、リーゼはつぶやきます。「これは、わたしのつくった、いちばん美しいクモの巣だわ」ダイアモンドの水のつぶ。朝の光の宝石。『ゲド戦記』で名高いル=グウィンが編みあげたクモの巣のように美しいお話の絵本。

1980

The Beginning Place

始まりの場所 (海外SFノヴェルズ)

「始まりの場所」小尾芙佐訳 早川書房(海外SFノヴェルズ) 1984

1981

Hard Words and Other Poems*

1982

The Compas Rose*

コンパス・ローズ (1983年) (サンリオSF文庫)

「コンパス・ローズ」越智道雄訳 サンリオSF文庫 1983

1985

Always Coming Home

オールウェイズ・カミングホーム〈上〉

「オールウェイズ・カミングホーム」星川淳訳 平凡社 1997
舞台は、2万年後の北カリフォルニア―工業文明の崩壊と地殻変動によって変わり果てたサンフランシスコ北方の丘陵地に、穏やかで慎ましい土着文化を営む人類の末裔たちの物語。詩、小説、戯曲、歴史、説話、伝記のほか、衣食住、医療、祭礼、文字、音楽の解説など、あらゆる文学形態と民族学的手法を駆使したハイパーテクストにより、“無限の進歩”の対極にある世界を鮮やかに描き出す。

1987

Buffalo Gals, and Other Animal Presences*

1988

Catwings

空飛び猫 (講談社文庫)

〈空飛び猫〉シリーズ
「空飛び猫」村上春樹訳 講談社 1993/講談社文庫 1996
仲よし四兄弟、セルマ、ロジャー、ジェームス、ハリエットは、お母さんもため息をついたくらい、翼をはやして生まれてきた猫たちです。荒れた町から森へ飛んでいった彼らはハンクとスーザンの心やさしい兄妹に出会うのですが。ル=グウィンの世界を村上春樹さんが美しい日本語に翻訳した素敵な童話です。

Wild Oats and Fireweed*
A Visit from Dr. Katz

1989

Catwings Return

帰ってきた空飛び猫 (講談社文庫)

〈空飛び猫〉シリーズ
「帰ってきた空飛び猫」村上春樹訳 講談社 1993/講談社文庫 1996
平和な森でのびのびと暮らすセルマ、ロジャー、ジェームス、そしてハリエットの仲よし4兄弟。喧噪の街に残るお母さんが気になって飛んでいってみると―。こわされる直前のビルのかげに小さな翼をはやした影。それがジェーン、彼らの小さな妹だったなんて。『空飛び猫』につづいて、おたのしみください。

Dancing at the Edge of the World

世界の果てでダンス

「世界の果てでダンス」篠目清美訳 白水社 1991/白水社 1997
「ハンドバッグを振り回して戦う怒れるおばさん」が、男性・白人中心の社会を斬る。SF・ファンタジーの未来がわかる、辛口で、ユーモアあふれる評論・エッセイ集。『ゲド戦記』の巨匠による文学・フェミニズム・物語論。

Fire and Stone

1990

Tehanu: The Last Book of Earthsea

帰還―ゲド戦記〈4〉 (岩波少年文庫)

〈アースシー〉(ゲド戦記)シリーズ
「帰還 最後の書」清水真砂子訳 岩波書店 1993/岩波書店(物語コレクション) 1999/岩波書店 2006/岩波少年文庫 2009
ゴント島で一人暮らすテナーは、魔法の力を使い果たしたゲドと再会する。大やけどを負った少女も加わった共同生活がはじまり、それぞれの過去がこだましあう。やがて三人は、領主の館をめぐる陰謀に巻き込まれるが…。
ネビュラ賞長篇部門(1990年)受賞
ローカス賞ファンタジイ長篇部門(1991年)受賞

1991

Searoad: Chronicles of Klatsand

1992

Fish Soup
A Ride on the Red Mare's Back

1993

Blue Moon over Thurman Street*

1994

Going out with Peacocks and Other Poems*
A Fisherman of the Inland Sea*

内海の漁師 (ハヤカワ文庫SF)

「内海の漁師」小尾芙佐,佐藤高子訳 ハヤカワ文庫SF 1997
アナレスのシェヴェックにより開発されたアンシブルは、人類に計り知れぬ恩恵を与えた。その唯一の欠点は、瞬間移動が可能なのが非物体に限られることである。もし、物体にも瞬間移動が可能になったとしたら、人類は宇宙を思いのままにできる…画期的なチャーテン理論をめぐる表題作「内海の漁師」、ユーモアあふれる「ゴルゴン人との第一接近遭遇」、寓話的色彩の「物事を変えた石」など、全8篇を収録する傑作短篇集。

Wonderful Alexander and the Catwings

素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち (講談社文庫)

〈空飛び猫〉シリーズ
「素晴らしいアレキサンダーと空飛び猫たち」村上春樹訳 講談社 1997/講談文庫 2000
樹から下りるのが苦手なファービー家のアレキサンダーは空飛び猫兄妹の末娘ジェーンに助けられ、新メンバーになりました。街でのとっても恐ろしい体験から口がきけなくなっていたジェーンは、アレキサンダーの包容力ですっかりおしゃべりができるようになりました。ね、アレキサンダーってすごいでしょ。

1995

Four Ways to Forgiveness*

1996

Unlocking the Air and Other Stories*

1999

Jane on Her Own

空を駆けるジェーン (講談社文庫)

〈空飛び猫〉シリーズ
「空を駆けるジェーン 空飛び猫物語」村上春樹訳 講談社 2001/講談社文庫 2005
翼を持った6匹の猫たちは、納屋の前の庭でのんびり平和に暮らしていました。ところが、ジェーンは同じことのくりかえしでしかない毎日に物足りなさを感じていました。彼女はある日、冒険に出かけます。いくつもの農場の上を飛び、たどり着いた都会で彼女を待っていたものは。『空飛び猫』シリーズ第4弾。

Sixty Odd: New Poems*

2000

The Telling

言の葉の樹 (ハヤカワ文庫SF)

〈ハイニッシュ・サイクル〉シリーズ
「言の葉の樹」小尾芙佐訳 ハヤカワ文庫 2002
古い象形文字で書かれた、詩や小説、歴史書、哲学書など、過去のあらゆる本が焚書にされる惑星アカ。科学技術の進んだ大宇宙連合―エクーメンと接触後、圧政がしかれているアカは、伝統的な文化を捨て去り、新たな道を進みはじめていた。そんな世界に観察員として、地球から派遣された若き女性サティが知った伝統文化“語り”とは…『闇の左手』と同じ“ハイニッシュ・ユニヴァース”を舞台に描いたローカス賞受賞作。
ローカス賞SF長篇部門(2001年)受賞

2001

The Other Wind

アースシーの風―ゲド戦記〈6〉 (岩波少年文庫)

〈アースシー〉シリーズ
「アースシーの風」清水真砂子訳 岩波書店 2003/岩波書店(物語コレクション) 2004/岩波書店 2006/岩波少年文庫 2009
故郷で暮らすゲドのもとを、まじない師のハンノキが訪れ、奇妙な夢の話をする。そのころ、ふたたび竜が暴れ出し、アースシーにかつてない緊張が走る。世界を救うのは誰か。レバンネン王は、テハヌーたちとロークへ向かった―。
世界幻想文学大賞長篇部門(2002年)受賞

Tales from Earthsea*

ドラゴンフライ アースシーの五つの物語―ゲド戦記〈5〉 (岩波少年文庫)

〈アースシー〉シリーズ
「ゲド戦記外伝」清水真砂子訳 岩波書店 2004/岩波書店(物語コレクション) 2006/岩波書店 2006
「ドラゴンフライ アースシーの五つの物語」清水真砂子訳 岩波少年文庫 2009
ある少女が、自分の持つ力をつきとめるため、大賢人不在の魔法の学院ロークを訪れる。表題作を含む、アースシー世界を鮮やかに映し出す五つの物語と、作者自身による詳細な解説を収録する。

2002

The Birthday of the World and Other Stories*
Tom Mouse

2003

Changing Planes*

なつかしく謎めいて (Modern & classic)

「なつかしく謎めいて」谷垣暁美訳 河出書房新社(モダン・クラシックス) 2005
翼人間、不死の人、眠らない子ども…不思議な場所の不思議な人たち、私たちと全く違っているようで似ている人々は謎めいているけれど、どこかなつかしい。SF/ファンタジー界の女王が放つ深い思索とユーモアに満ちた新ガリバー旅行記。

2004

Gifts

ギフト (西のはての年代記 (1))

〈西のはての年代記〉シリーズ
「ギフト」谷垣暁美訳 河出書房新社 2006
強すぎる力“ギフト”を持つ者として、目を父に封印された少年オレック。“西のはて”を舞台に、少年の葛藤と成長を描く、著者の新たな代表作。

The Wave in the Mind**

ファンタジーと言葉

「ファンタジーと言葉」青木由紀子訳 岩波書店 2006
作家がいちばんよくきかれる質問は「そのアイディアはどこからとったのですか?」「ゲド戦記」の作者ル=グウィンがファンタジーを紡ぐ想像力や言葉について、みずからの体験をまじえながら自由に、軽やかに語るエッセイ集。

2006

Voices

ヴォイス (西のはての年代記 2)

〈西のはての年代記〉シリーズ
「ヴォイス」谷垣暁美訳 河出書房新社 2007
“西のはて”の都市国家アンサルは、オルド人の侵略によってかつての栄光を失い、文字を邪悪なものとして恐れるオルド人から書物をもつことが固く禁じられていた。名家出身の母がオルド人の兵士に襲われて身ごもった子どもである少女メマーは、侵略者たちを憎み、復讐を心に誓いながら成長する。ある日メマーは、交易と文化の担い手だった一族の館の小部屋に本が隠されていることを知り、当主である道の長からひそかに教育を受けるようになる。メマーが十七歳になったばかりの晩春、アンサルに“高地”生まれの詩人オレックと、その妻グライがやって来る―。

2007

Powers

パワー (西のはての年代記 3)

〈西のはての年代記〉シリーズ
「パワー」谷垣暁美訳 河出書房新社 2008
“西のはて”の都市国家エトラは、周囲の諸都市と戦を繰り返していた。幼い頃に姉と共に生まれた土地からさらわれ、エトラの館で奴隷として育った少年ガヴィアには、たぐいまれな記憶力と、不思議な幻を見る力が備わっていた。主人の息子たちと共に教育を受けながら、一家に忠誠心を抱いて成長したガヴィアであったが、ある日を境に、すべてが変わっていく―。“西のはて”の壮大な物語、ついに完結。
ネビュラ賞長篇部門(2008年)受賞

2008

Lavinia

ラウィーニア

「ラウィーニア」谷垣暁美訳 河出書房新社 2009
イタリアのラティウムの王女ラウィーニアは、礼拝のために訪れた一族の聖地アルブネアの森で、はるか後代の詩人ウェルギリウスの生き霊に出会う。そして、トロイア戦争の英雄アエネーアスの妻となる運命を告げられる―古代イタリアの王女がたどる数奇な運命―叙事詩『アエネーイス』に想を得た壮大な愛の物語。SF/ファンタジー界に君臨するル=グウィンの最高傑作、ついに登場!2009年度ローカス賞(ファンタジー長篇部門)受賞作。
ローカス賞ファンタジイ長篇部門(2009年)受賞

2011

The Wild Girls*


Web Links

  1. オフィシャルサイト
  2. ウィキペディア
  3. Internet Speculative Fiction Database