モーリス・ルブラン『怪盗紳士リュパン』

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怪盗紳士リュパン (創元推理文庫 107-1 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)

「怪盗紳士リュパン」
石川湧訳 創元推理文庫 1965 ほか
名探偵シャーロック・ホームズとならぶ推理小説史上の巨人、アルセーヌ・リュパンは世界中の老若男女から親しまれている不滅の人間像である。つかまらない神出鬼没の怪盗、城館やサロンしか荒さぬ謎の男、変装の名人、ダンディでエスプリにあふれた怪盗紳士リュパン。本書はリュパン・シリーズの処女作であり、八短編を収録した決定版。


Bibliography: 〈アルセーヌ・ルパン〉シリーズ

※邦訳は比較的入手しやすいものに限定しています。

1907

Arsène Lupin, gentleman-cambrioleur

怪盗紳士―怪盗ルパン全集 (ポプラ文庫クラシック)

「怪盗紳士リュパン」石川湧訳 創元推理文庫 1965
名探偵シャーロック・ホームズとならぶ推理小説史上の巨人、アルセーヌ・リュパンは世界中の老若男女から親しまれている不滅の人間像である。つかまらない神出鬼没の怪盗、城館やサロンしか荒さぬ謎の男、変装の名人、ダンディでエスプリにあふれた怪盗紳士リュパン。本書はリュパン・シリーズの処女作であり、八短編を収録した決定版。
*「怪盗紳士ルパン」竹西英夫訳 偕成社文庫 1987
神出鬼没の怪盗アルセーヌ・ルパンが最初に盗みを働いたのは国宝級のネックレス《女王の首飾り》で、その時彼は6歳だった―。アルセーヌ・ルパンの生いたちを語る「女王の首飾り」のほか、泥棒稼業を開始したばかりのころの失敗談を描いた「アンベール夫人の金庫」イギリスの名探偵ホームズとはじめて出会う「おそかりしシャーロック・ホームズ」アルセーヌ・ルパンの青春記ともいえる初期の短編9編を収めた傑作集。
「強盗紳士」堀口大学訳 新潮文庫 1960
「怪盗紳士ルパン」平岡敦訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2005
*「怪盗紳士」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2009
*「ルパンの大失敗」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
怪盗紳士リュパン (創元推理文庫 107-1 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 怪盗紳士ルパン (偕成社文庫―アルセーヌ・ルパン・シリーズ) 強盗紳士 (新潮文庫―ルパン傑作集) 怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM) 怪盗紳士    怪盗ルパン 文庫版第1巻 ルパンの大失敗    怪盗ルパン 文庫版第2巻

1908

Arsène Lupin contre Herlock Sholmès

怪盗対名探偵 (ポプラ文庫クラシック)

「リュパン対ホームズ」石川湧訳 創元推理文庫 1965
百万フラン当選の宝くじの紛失とフランス王冠にまつわる伝奇的な青ダイヤの盗難に端を発した一連の怪事件解明に乗り出す名探偵シャーロック・ホームズ。フランス対イギリス、ホームズかリュパンか? トラファルガーの復讐戦を自負するリュパンの活躍。フランスの面子をかけての攻防戦!「金髪の婦人」と「ユダヤのランプ」を収録した。
*「ルパン対ホームズ」竹西英夫訳 偕成社文庫 1987
神出鬼没の怪盗アルセーヌ=ルパンとイギリスが誇る名探偵シャーロック=ホームズが、その全叡智をかたむけて、壮絶な戦いをくりひろげる。悪徳富豪を襲いながら苦境に立つ人びとには義侠心を発揮するルパンと、冷徹な頭脳を駆使して正義をまっとうするホームズの世紀の対決はいずれに勝利が輝くか?
「ルパン対ホームズ」堀口大学訳 新潮文庫 1960
*「怪盗対名探偵」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
リュパン対ホームズ (創元推理文庫 107-2 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) ルパン対ホームズ (偕成社文庫―アルセーヌ・ルパン・シリーズ) ルパン対ホームズ (新潮文庫―ルパン傑作集) ルパン対ホームズ    怪盗ルパン 文庫版第3巻 ルパン対ホームズ (講談社 青い鳥文庫) ルパン対ホームズ (岩波少年文庫 (526))

1909

Arsène Lupin / Une Aventure d'Arsène Lupin

消えた宝冠 (ポプラ文庫クラシック)

「リュパンの冒険」南洋一郎訳 創元推理文庫 1965
過去十年間フランス警察を手こずらせてきたリュパンは、今や一種の国民的英雄の観を呈するに至った。シャーロック・ホームズも名刑事ガニマールも、ことごとくリュパンの前に敗北を喫している。そのリュパンが、今度はシャルムラース公爵の居城にある古美術品に目をつけた。不敵なリュパンの挑戦に応ずるフランス警察。火花を散らす攻防。
*「ルパンの冒険」長島良三訳 偕成社文庫 1987
絵画・古美術品の収集家として知られている百万長者グルネイ=マルタンに、アルセーヌ=ルパンはそのおびただしいコレクションを盗むという予告の手紙を送りつけた。ルパンと美しいソニァとの間に芽ばえる愛情もからみ、物語はスピーディーに展開する。
*「消えた宝冠」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
リュパンの冒険 (創元推理文庫 107-18 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) ルパンの冒険 (偕成社文庫―アルセーヌ・ルパン・シリーズ) 消えた宝冠    怪盗ルパン 文庫版第5巻

L'Aiguille creuse

奇巌城―怪盗ルパン全集 (ポプラ文庫クラシック)

「奇巌城」石川湧訳 創元推理文庫 1965
ル・アーブルの海岸にそびえ立つ無気味な古城、その中に千古の歴史と伝説を秘めて眠る巨万の財宝! フランス大革命に断頭台の露と消えた王妃マリー・アントワネットが書き残した紙片の謎はとめどもなく拡がって、リュパンと十七歳の少年との暗号解読の競争がはじまる。リュパン・シリーズ中一、二をあらそう出来と定評のある代表作!
*「奇岩城」長島良三訳 偕成社文庫 1987
ル・アーブルの海岸にそびえたつ無気味な古城。そのなかに眠る巨万の財宝をめぐって、アルセーヌ=ルパンと17歳の天才少年ボートルレとの壮絶な戦いがはじまる。奇想天外な物語の展開で読者を楽しませてくれるルパン・シリーズの代表傑作。
「奇岩城」堀口大学訳 新潮文庫 1959
「奇岩城」平岡敦訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2006
*「奇巌城」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2009
奇巌城 (創元推理文庫 107-4 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 奇岩城 (偕成社文庫―アルセーヌ・ルパン・シリーズ) 奇岩城 (新潮文庫―ルパン傑作集) 奇岩城 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 奇巌城    怪盗ルパン 文庫版第4巻 奇岩城 (岩波少年文庫) 怪盗ルパン 奇岩城 (講談社 青い鳥文庫)

1910

813

8・1・3の謎―怪盗ルパン全集 (ポプラ文庫クラシック)

「813」堀口大学訳 新潮文庫 1959/2001
「813(続)」堀口大学訳 新潮文庫 1959
*「813」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1981
ルパンはドイツ、フランス両国にまたがる国際的大陰謀にからまる怪奇とスリルにみちた事件の解明にのりだす。謎の数字8・1・3と不可解な二文字APOとONに隠された秘密とは何か―。アルセーヌ・ルパン、謎の殺人魔、ロシアの貴族セルニーヌ公爵、そして名探偵シャーロック・ホームズなどが死闘をくりひろげる。作者ルブランの最大傑作といわれる冒険推理小説中の名編!!
*「続813」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1981
ルパンはドイツ、フランス両国にまたがる怪奇とスリルにみちた事件の解明にのりだした。謎の人物『L・M』の手によって刑務所に放りこまれたルパンはまたしても彼一流のやり方で脱獄に成功する。全ヨーロッパの命運をかけて再びルパンの死闘がはじまった。ルブランの最大傑作といわれる冒険推理小説中の完結編。
*「8・1・3の謎」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2009
813 (新潮文庫―ルパン傑作集) 813 (続) (新潮文庫―ルパン傑作集) 813 (偕成社文庫) 続813 (偕成社文庫) 813の謎    怪盗ルパン 文庫版第6巻

1912

Le Bouchon de cristal

古塔の地下牢―怪盗ルパン全集 (ポプラ文庫クラシック)

「水晶栓」堀口大学訳 新潮文庫 1960
「水晶の栓」石川湧訳 創元推理文庫 1965
〈水晶の栓〉とは、なにか? 謎は謎を生んで複雑怪奇な様相を呈するに至る。六か月にわたるリュパンの不運・過失・模索・敗北はなにを意味するのか? 運河事件に端を発し、部下の裏切りと謎の人物、剛毅、果断、沈着、明哲、大胆洒脱な怪人との対決が始まる。水晶の栓に隠された汚職の証拠物件をめぐって展開するスリルとサスペンス!
「水晶の栓」平岡敦訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2007
*「水晶の栓」羽林泰訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「古塔の地下牢」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2009
水晶栓―ルパン傑作集〈6〉 (新潮文庫) 水晶の栓 (創元推理文庫 107-3 アルセーヌ リュパン シリーズ) 水晶の栓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 古塔の地下牢    怪盗ルパン 文庫版第7巻

1913

Les Confidences d'Arsène Lupin

七つの秘密 (ポプラ文庫クラシック)

「ルパンの告白」堀口大学訳 新潮文庫 1961
「リュパンの告白」井上勇訳 創元推理文庫 1966
リュパンは長編のみならず、数々の短編でも活躍して豊富なトリックがミステリ・ファンを楽しませてくれる。本書はリュパン・シリーズの中でも最高の評価を受けている短編集で、名作「赤い絹の肩掛け」を含めて、「太陽の戯れ」「結婚の指輪」等、全八編を収録した。アクションの痛快さと謎ときの本格トリックが融合した傑作ぞろいである。
*「ルパンの告白」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「七つの秘密」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
ルパンの告白 (新潮文庫―ルパン傑作集) リユパンの告白 (創元推理文庫 107-5 アルーヌ・リュパン・シリーズ) 七つの秘密    怪盗ルパン 文庫版第8巻

1915

L'Éclat d'obus

「オルヌカン城の謎」井上勇訳 創元推理文庫 1973
新妻の母親の肖像画を前にしてポール・デルローズの血は凍った。画中の女性こそ、十六年前に彼の父親を刺し殺した犯人ではないか。これは運命なのか、それとも宿命なのか……妻が残していった日記を手がかりに怪盗紳士アルセーヌ・リュパンの助力を得て、義弟とともに砲弾炸裂する戦場をかけて父親の死を糾明する異色作。待望の本邦初訳。
*「オルヌカン城の謎」竹西英夫訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「ルパンの大作戦」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
オルヌカン城の謎 (創元推理文庫 107-16 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) ルパンの大作戦    怪盗ルパン 文庫版第9巻

1917

Le Triangle d'or

黄金三角―怪盗ルパン (ポプラ文庫)

「金三角」石川湧訳 創元推理文庫 1972
篤志看護婦の危機を救ったパトリス大尉は、彼女の夫が殺され、その手に握っていた紫水晶のメダルと“金三角”という走り書きから奇怪な事件に巻き込まれた。“金三角”とは? フランス金貨十億フランの謎とは? 二人の男女と国家的機密とが交錯する怪事件。大尉を助け凶悪残忍な怪人物と死闘を繰り広げるわれらがリュパン!
*「金三角」竹西英夫訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1981
*「黄金三角」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
金三角 (創元推理文庫 107-6 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 黄金三角    怪盗ルパン 文庫版第10巻

1919

L'Île aux trente cercueils

三十棺桶島 (ポプラ文庫クラシック)

「棺桶島」堀口大学訳 新潮文庫 1964
*「三十棺桶島」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「三十棺桶島」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
見知らぬ土地で少女時代のサインを見つけたベロニク。みちびかれるようにたどりついたサレク島には、死にわかれたはずの父と息子のフランソワが住んでいるという。なつかしいわが子との再会もつかのま、ベロニクに…。三十棺桶島と呼ばれるこの島に、昔からつたわるぶきみな予言。その予言が現実となって、おそろしい悲劇がくりひろげられる。
棺桶島 (新潮文庫―ルパン傑作集) 三十棺桶島    怪盗ルパン 文庫版第11巻

1920

Le Retour d'Arsène Lupin
Les Dents du tigre

虎の牙 (ポプラ文庫クラシック)

「虎の牙」井上勇訳 創元推理文庫 1973
二億フランの遺産をめぐって殺された父子。その怪死の秘密の一端をつかんだ刑事は無残にも毒殺され、その手には“虎の牙”に似た歯形のついたチョコレートが握られていた。遺産相続をめぐって奸策緻密な犯人の驚嘆すべき犯罪計画の前に、窮地に立たされる不死身の男アルセーヌ・リュパン。殺人鬼との鎬を削る凄絶な対決!
*「虎の牙」矢野浩三郎訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「虎の牙」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
虎の牙 (創元推理文庫 107-7 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 虎の牙    怪盗ルパン 文庫版第12巻

1923

Les Huit Coups de l'horloge

八つの犯罪―怪盗ルパン (ポプラ文庫)

「八点鐘」堀口大学訳 新潮文庫 1961
レニーヌ公爵と名のって、若く美しい婦人オルタンスの前に登場した怪盗ルパンは、彼女を8つの冒険へと誘う。怪紳士レニーヌは、生得の天才的なひらめきと、過去の強盗の体験から身につけた豊富な知識で、無実に泣く人達や、虐げられた人びとを救うために大活躍。最後に、オルタンスの愛も手に入れる。その後のミステリーで定番となったトリックを惜しげもなく繰り出した評判作。
*「八点鐘」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1981
*「八つの犯罪」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
八点鐘―ルパン傑作集〈8〉 (新潮文庫) 八つの犯罪    怪盗ルパン 文庫版第13巻

1924

La Comtesse de Cagliostro

魔女とルパン (ポプラ文庫クラシック)

「カリオストロ伯爵夫人」井上勇訳 創元推理文庫 1973
ラウール・ダンドレジーは、二つの組織が追う莫大な宝石のありかをめぐる抗争に巻きこまれた。天性の美貌と才智に長けた悪の華、妖しい魅力をもつカリオストロ伯爵夫人とは何者か? そして中世の修道院の財産の行方は? クラリスへの思慕を胸に秘め、若きアルセーヌ・リュパンが財宝の謎をめぐって繰り広げる妖魔との血戦。
「カリオストロ伯爵夫人」平岡敦訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2005
*「カリオストロ伯爵夫人」竹西英夫訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「魔女とルパン」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
カリオストロ伯爵夫人 (創元推理文庫 107-8 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) カリオストロ伯爵夫人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) カリオストロ伯爵夫人 (偕成社文庫) 魔女とルパン    怪盗ルパン 文庫版第14巻

1927

La Demoiselle aux yeux verts

緑の目の少女―怪盗ルパン (ポプラ文庫)

「緑の目の令嬢」石川湧訳 創元推理文庫 1973
サファイヤのように澄んだ瞳をもつ令嬢、街角で心ひかれた女性のために、たちまち怪事件に巻き込まれたラウール。彼は相つぐ事件の謎と、緑の目の女性の陰に隠された恐ろしい秘密をかぎつけた。ラウールことリュパンは、敢然とその渦中にとび込んで謎を究明するが、一時は、さしもの怪盗紳士も手こずって途方にくれる難事件!
*「緑の眼の令嬢」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「緑の目の少女」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
緑の目の令嬢 (創元推理文庫 107-10 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 緑の目の少女    怪盗ルパン 文庫版第15巻

L'Homme à la peau de bique

1928

L'Agence Barnett et Cie

怪盗対名探偵 (ポプラ文庫クラシック)

「バーネット探偵社」堀口大学訳 新潮文庫 1960
「いっさい料金はいただきません」パリの真中に開業した奇妙なバーネット探偵社の主こそ、実はルパンにほかならない。パリ警視庁のベシュー警部は、事件解決までにたんまり上まえをはねるバーネットの営業方針を苦々しく思いながらも、捜査にいつもその知恵を借りる羽目になることから、手がだせない。ベシューを徹底的に虚仮にするルパンの立ち回りがユーモラスな味を生む異色編。
*「バーネット探偵社」矢野浩三郎訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「ルパンの名探偵」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
バーネット探偵社―ルパン傑作集〈7〉 (新潮文庫) ルパンの名探偵    怪盗ルパン 文庫版第16巻

La Demeure mystérieuse

怪奇な家―怪盗ルパン (ポプラ文庫)

「謎の家」井上勇訳 創元推理文庫 1974
素晴らしい宝石をつけた女優が誘され、宝石を奪われた事件に端を発して、お針子がまた誘された。しかも連れ去った者も連れ去られた場所も同じ。この怪事件を結びつけるものはなにもない。だが、デンヌリことリュパンが首を突っ込んだことから意外な事実が浮かび上がった。〈謎の家〉とは? パリを舞台にリュパンの大活躍。
*「謎の家」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「怪奇な家」南洋一郎訳 ポプラ文庫(怪盗ルパン全集シリーズ) 2010
謎の家 (創元推理文庫 107-9 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 怪奇な家    怪盗ルパン 文庫版第17巻

1930

La Barre-y-va

「バール・イ・ヴァ荘」石川湧訳 創元推理文庫 1973
ラウール・ダヴナック子爵が深夜、自宅に帰ると一人の美しい女性が待っていた。そこにラウールをリュパンと知る青年刑事ベシゥーから電話がかかる。難事件解決のための援助を懇請してきたのだ。不可解な事件、美しい女性、そして〈バール・イ・ヴァ荘〉の持ち主の謎に満ちた遺言。リュパンと刑事の二人組の活躍を描く傑作!
*「バール・イ・ヴァ荘」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「ルパンと怪人」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
バール・イ・ヴァ荘 (創元推理文庫) ルパンと怪人    怪盗ルパン 文庫版第18巻

Le Cabochon d'émeraude

1932

La Femme aux deux sourires

「二つの微笑をもつ女」井上勇訳 創元推理文庫 1972
ジャン・デルルモン侯爵邸に忍び込んだラウールは、未解決のまま謎とされている十五年前の惨劇――凶弾に倒れた歌姫の死に、侯爵がかかわりのあることを知った。果たして事件の裏に潜むものはなにか。瓜二つの金髪の美女。ギャングの親分を追うゴルジュレ警部。いとも鮮やかに事件の謎を解いていく怪盗紳士リュパンの大活躍。
*「二つの微笑をもつ女」竹西英夫訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
*「まぼろしの怪盗」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
二つの微笑を持つ女 (創元推理文庫 107-11 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)

Cinq minutes montre en main
Un quart d'heure avec Arsène Lupin

1934

Victor, de la Brigade mondaine

「特捜班ヴィクトール」井上勇訳 創元推理文庫 1973
リュパンが逮捕される。神出鬼没、天下無敵の怪盗紳士が豚箱入りとは。債券の盗難事件を発端として展開する波瀾万丈の大絵巻のなかで浮きつ沈みつする美女、こそ泥、えせ貴族たち……それを押しのけ、ヴィクトールは遂にめざすリュパンをしとめる。しとめることはしとめたが……リュパンはどこに行ったのか、美女を擁して?
*「特捜班ビクトール」羽林泰訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「ルパンの大冒険」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
特捜班ヴィクトール (創元推理文庫 107-13 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)

1935

La Cagliostro se venge

「カリオストロの復讐」井上勇訳 創元推理文庫 1973
パリ近郊の冬の別荘地で、大金を保管する老人の動向をうかがっていたラウールことリュパンは、老人の姪が殺され、狙っていた大金も消え去るという事件に巻き込まれた。しかし目に見えぬ運命の糸に翻弄される息子と覚しき青年とリュパンの苦闘の前に立ちふさがる、今は亡きカリオストロ伯爵夫人の恐るべき執念と復讐との対決。
*「カリオストロの復讐」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「ルパン最後の冒険」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
カリオストロの復讐 (創元推理文庫 107-15 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) カリオストロの復讐 (偕成社文庫)

1939

Les Milliards d'Arsène Lupin

*「ルパン最後の事件」榊原晃三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1982
ルパン最後の事件 (アルセーヌ・ルパン全集 (25))

Le Dernier Amour d'Arsène Lupin

Bibliography: その他の主要作品

1920

Les Trois Yeux

「三つの目」田部武光訳 創元推理文庫 1987
ある日、実験室の壁に現れた“三つの目”。トラファルガーの闘い、モンゴルフィエ兄弟の気球飛行など、歴史上様々な光景を、信じがたい鮮明さで映し出すそれの正体は、一体何なのか?人々の思惑をはらんで、事態は複雑な様相を呈するが、やがて判明した真相は、それらすべてを一掃するに足るものだった!ミステリ風SFの傑作、ここに登場!
*「三つの眼」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集別巻) 1987

1921

Le Formidable Événement

「ノー・マンズ・ランド」大友徳明訳 創元推理文庫 1987
英仏を結ぶ海上交通の要路、ドーヴァー海峡。最近そこで、不可解な異変が相ついで発生していた。突然渦を巻き、巨大な水柱を吹きあげる海。原因不明の地震。頻発する海難事故に、フランス政府はついに定期航路を封鎖するが、続いて勃発した大異変は、それまでの災厄の程度を遥かに超えていた!ヨーロッパを襲った破滅と再生を描くサスペンス編。

1922

Le Cercle rouge

*「赤い輪」榊原晃三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集別巻) 1988
*「悪魔の赤い輪」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
赤い輪 (アルセーヌ・ルパン全集 (別巻 5))

1923

Dorothée, Danseuse de Corde

「綱渡りのドロテ」三好郁朗訳 創元推理文庫 1986
ロボレー城―サーカス団の女座長ドロテが興行先で出くわしたその名前は、彼女の脳裏に深く刻み込まれたものだった。父親がいまはの際に言い残したという言葉なのだ…。運命に導かれるまま、ドロテは城内の動静を探りにかかった。その彼女の前に、父の死の真相、二百年後の再生を予告して古塔にこもった男の存在、ラテン語の銘句を鍵とする財宝の謎が次々と浮かび上がってくる。そして、一連の事件の陰に日なたに跳梁する凶悪な殺人犯!果たして財宝は誰の手に落ちるのか…?少女の大活躍を描くルブランの会心作、新訳決定版にて登場。
*「女探偵ドロテ」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集別巻) 1986
*「妖魔と女探偵」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
綱渡りのドロテ (創元推理文庫) 女探偵ドロテ (アルセーヌ・ルパン全集 (別巻 1))

1925

La Vie extravagante de Balthazar

「バルタザールの風変わりな毎日」三輪秀彦訳 創元推理文庫 1987
孤児にして哲学教授となったバルタザールの持論は、人生には冒険など存在せず、平凡な出来事の積み重ねがあるだけだ、というものだった。自らも、それを絵に描いたような毎日を送ってきた彼だったが、婚約者の父親と会った日を境に、その生活は一変する。相手の意を満たすため父親探しに奔走する過程で巻き起こる、猛獣使いや、殺人犯、詩人、地中海の小国の王などが入り乱れての大乱戦。いったいバルタザールの父親は誰なのか。そして、夢遊病者の語る“頭のない父親”のイメージが意味するものとは…?ルブランがユーモアたっぷりに贈る快作。
*「バルタザールのとっぴな生活」竹西英夫訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集別巻) 1987
バルタザールのとっぴな生活 (アルセーヌ・ルパン全集 (別巻 2))

1930

Le Prince de Jéricho

「ジェリコ公爵」井上勇訳 創元推理文庫 1974
海賊ジェリコと、剛勇侠気のエレン・ロックの誇り高い美女と、謎のメダルをめぐっての死闘を中心に、ルブランならではの活劇、悲劇、喜劇が、地中海、パリ、ブルターニュの海と街と田園を背景に展開する。それにしても、海賊王が公爵とは? 失われた記憶をたぐりよせるにつれて次々に意外事が続出する。作者晩年の会心作。
*「ジェリコ公爵」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
*「魔人と海賊王」南洋一郎訳 ポプラ社(怪盗ルパン全集)
ジェリコ公爵 (創元推理文庫 107-17 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) ジェリコ公爵 (アルセーヌ・ルパン全集 (19))

1932

De minuit à sept heures

*「真夜中から七時まで」大友徳明訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集別巻) 1987
真夜中から七時まで (アルセーヌ・ルパン全集 (別巻 4))

1934

Le Chapelet rouge

「赤い数珠」井上勇訳 創元推理文庫 1973
パリ近郊の城館で開かれた野遊会の日、突然発生した殺人事件と盗難事件。乗り出したのは、リュパンのよき理解者であるルースランの予審判事。彼は安楽椅子に腰をかけたままご馳走をたらふく詰めこみ、微笑しながら、みごとに難事件を解決する。著者最晩年の作だが、七十歳という年齢を思わせぬみずみずしさを湛えたミステリ。
*「赤い数珠」長島良三訳 偕成社(アルセーヌ・ルパン全集) 1983
赤い数珠 (創元推理文庫 107-14 アルセーヌ・リュパン・シリーズ) 赤い数珠 (アルセーヌ・ルパン全集23)