倉知淳著作リスト

Bibliography

1994

日曜の夜は出たくない

日曜の夜は出たくない (創元推理文庫―現代日本推理小説)

*猫丸先輩シリーズ
創元クライム・クラブ/創元推理文庫 1998
今日も今日とて披露宴帰りに謎解きを始めた猫丸先輩。新聞記事につられて現地へ赴くこともあれば、あちらの海では船頭修業。絶妙のアドリブで舞台の急場を凌ぎ、こちらでは在野の研究家然とする。飲み屋で探偵指南をするやら、悩み相談に半畳を打つやら…天馬空を行く不羈なるおかたである。事ある所ないところ黒い上着を翻し、迷える仔羊の愁眉を開く、猫丸先輩ここにあり。

1995

過ぎ行く風はみどり色

過ぎ行く風はみどり色 (創元推理文庫)

*猫丸先輩シリーズ
創元クライム・クラブ/創元推理文庫 2003
亡き妻に謝罪したい―引退した不動産業者・方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのは霊媒だった。インチキを暴こうとする超常現象の研究者までが方城家を訪れ騒然とする中、密室状況下で兵馬が撲殺される。霊媒は悪霊の仕業と主張、かくて行なわれた調伏のための降霊会で第二の惨劇が勃発する。名探偵・猫丸先輩が全ての謎を解き明かす、本格探偵小説の雄編。

1996

占い師はお昼寝中

占い師はお昼寝中 (創元推理文庫)

創元クライム・クラブ/創元推理文庫 2000
渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」には、今日も怪異な現象に悩むお客さんがやって来る。彼らの相談に応えて占い師の口から飛び出すのは、三度狐に水溶霊と、珍奇な妖怪の名前ばかり。それらは全部インチキだが、しかし彼の「ご託宣」はいつも見事に怪異の裏に隠された真実を突く。霊感は無いが推理は鋭い辰寅叔父の、昼寝と謎解きの日常を描いた心優しき安楽椅子探偵連作集。

星降り山荘の殺人

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

講談社ノベルス/講談社文庫 1999
雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。

1999

幻獣遁走曲/猫丸先輩のアルバイト探偵ノート

幻獣遁走曲 (創元推理文庫)

*猫丸先輩シリーズ
創元クライム・クラブ/創元推理文庫 2004
ある時は幻の珍獣アカマダラタガマモドキの捜索隊員、ある時は松茸狩りの案内人、そしてある時は戦隊ショーの怪人役と、いっぷう変わったアルバイトに明け暮れる神出鬼没の名探偵・猫丸先輩が遭遇した五つの事件。猫コンテスト会場での指輪盗難事件を描いた「猫の日の事件」、意外な真相が爽やかな余韻を呼ぶ「たたかえ、よりきり仮面」ほか三編を収録した、愉快な連作短編集。

2001

壷中の天国

壺中の天国 上 (創元推理文庫)

角川書店/角川文庫 2003/創元推理文庫 2011
盆栽―。シングルマザーの知子は、純和風の美に今日もうっとりと見惚れている。三十の女性としては少々渋い趣味を満喫し、アイドルに夢中の娘と、お節介な父親の三人で、知子は騒がしくも平穏な日々を過ごしていた。しかし一家が住む町で電波系の怪文書が撒かれ女子高生の撲殺死体が発見され、のどかな地方都市を揺るがす大騒動の幕があがる!第一回本格ミステリ大賞受賞作。

まほろ市の殺人 春/無節操な死人

まほろ市の殺人 (ノン・ノベル)

祥伝社文庫/『まほろ市の殺人』ノン・ノベル 2009
「人を殺したかも知れない…」真幌の春の風物詩「浦戸颪」が吹き荒れた翌朝、美波はカノコから電話を受けた。七階の部屋を覗いていた男をモップでベランダから突き落としてしまったのだ。ところが地上には何の痕跡もなかった。翌日、警察が鑑識を連れどやどやとやって来た。なんと、カノコが突き落とした男は、それ以前に殺され、真幌川に捨てられていたのだ。
「この街はどうかしている―」海沿いに位置する地方都市、真幌では季節が巡るごとに怪事件が起こる。春にはベランダから突き落とされたはずの男が遠く離れた場所でバラバラ遺体で発見される。夏には新人作家の淡い恋に驚くべき結末が。秋には人気小説家と陰気な刑事のコンビにシリアルキラーが立ちはだかる。冬には大金に目がくらみ兄を殺害した男がその亡霊に悩まされ…。息を呑む展開と周到に用意された驚くべきクライマックス。本格ミステリの実力派四人による渾身のシェアード・ワールド。

2002

猫丸先輩の推測

猫丸先輩の推測 (講談社文庫)

*猫丸先輩シリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 2005
『家火災、至急連絡されたし。』夜な夜な届く不審な電報、花見の場所取りをする新入社員を次々襲う誘惑と試練、行方知れずの迷い猫…。平和だった毎日を突然かき乱す小さな「大事件」を、神出鬼没&ほのぼの系の名探偵・猫丸先輩が鋭い推理でずばり解決!これぞ本格ミステリの精粋といえる6編を収録。

2004

ほうかご探偵隊

ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)

◇講談社ミステリーランド
僕のクラスで連続消失事件が発生。僕は四番目の被害者に!といっても、なくなったのはもう授業でも使わないたて笛の一部。なぜこんなものが!?棟方くんの絵、ニワトリ、巨大な招き猫型募金箱、そしてたて笛が一日おきに姿を消すという奇妙な事件が五年三組にだけ起こっている。ニワトリなんか密室からの消失だ。この不可思議な事件を解決してみないかと江戸川乱歩好きの龍之介くんに誘われ、僕らは探偵活動を始めることにした。僕がちょっと気になっている女子も加わり事件を調べていくのだが…。そこにニワトリ惨殺目撃証言が!町内で起きた宝石泥棒との関連は?龍之介くんの名推理がすべてを明らかにする。

2005

猫丸先輩の空論/超絶仮想事件簿

猫丸先輩の空論 (講談社文庫)

*猫丸先輩シリーズ
講談社ノベルス/講談社文庫 2008
アパートのベランダに毎朝置かれる、水の入ったペットボトル。交通事故現場に集結する無線タクシー。密室状態のテント内で割れた七つのスイカ―誰が、なぜそんなことを?不可解な「本格」的状況を神出鬼没の童顔探偵・猫丸先輩がすらりと解決。その推理はますます冴えわたる!?人気シリーズ第2弾。

2010

なぎなた

なぎなた (倉知淳作品集)

東京創元社
完璧だったはずの殺人計画を徐々に崩壊へと導いてゆく、“死神”を思わせる風貌の警部。米大統領選挙の熱狂の最中、勃発したひとつの殺人事件。謎は、消え去った三発の銃弾。たくらみに満ちたミステリ・ワールド、「運命の銀輪」「闇ニ笑フ」「幻の銃弾」など七編を収録。

こめぐら

こめぐら (倉知淳作品集)

東京創元社
密やかなオフ会で発生した謎。男たちが真剣に探し求めるのは、とんでもないものの鍵だった!?キツネさん殺害事件の容疑者は当然ながら(?)どうぶつばかり。“非本格推理童話”の結末は?1994年の本格的作家デビュー以来、コミカルで上質なミステリの執筆に取り組んでいる著者が、16年のあいだに発表したノンシリーズ作品を集成。ボーナス・トラックとして、猫丸先輩探偵譚を一編収録。