北村薫『空飛ぶ馬』

My favorite 99 books

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『空飛ぶ馬』
創元推理文庫 1994
どの一編もごく日常的な観察の中から、不可解な謎が見出される。本格推理小説が謎と論理の小説であるとするなら、殺人やことさらな事件が起こらなくとも、立派に作品は書ける。勿論、これは凡百の手の容易になし得るものではないが。北村氏の作品、は読後に爽やかな印象が残り、はなはだ快い。それは、主人公の女子大生や円紫師匠の、人を見る目の温かさによるのだろう。〈鮎川哲也〉




Bibliography

1989

空飛ぶ馬

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東京創元社/創元推理文庫 1994
どの一編もごく日常的な観察の中から、不可解な謎が見出される。本格推理小説が謎と論理の小説であるとするなら、殺人やことさらな事件が起こらなくとも、立派に作品は書ける。勿論、これは凡百の手の容易になし得るものではないが。北村氏の作品、は読後に爽やかな印象が残り、はなはだ快い。それは、主人公の女子大生や円紫師匠の、人を見る目の温かさによるのだろう。〈鮎川哲也〉
「織費の霊」「砂糖合戦」「胡桃の中の鳥」「赤頭巾」「空飛ぶ馬」


1990

夜の蝉

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東京創元社/創元推理文庫 1996/双葉文庫 2005
呼吸するように本を読む主人公の「私」を取り巻く女性たち―ふたりの友人、姉―を核に、ふと顔を覗かせた不可思議な事どもの内面にたゆたう論理性をすくいとって見せてくれる錦繍の三編。色あざやかに紡ぎ出された人間模様に綾なす巧妙な伏線が読後の爽快感を誘う。第四十四回日本推理作家協会賞を受賞し、覆面作家だった著者が素顔を公開するきっかけとなった第二作品集。
「朧夜の底」「六月の花嫁」「夜の蝉」
日本推理作家協会賞(1984年)受賞


1991

秋の花

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東京創元社/創元推理文庫 1997
絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。ひとりが召され、ひとりは抜け殻と化したように憔悴の度を加えていく。文化祭準備中の事故と処理された女子高生の墜落死――親友を喪った傷心の利恵を案じ、ふたりの先輩である『私』は事件の核心に迫ろうとするが、疑心暗鬼を生ずるばかり。考えあぐねて円紫さんに打ち明けた日、利恵がいなくなった……。


覆面作家は二人いる

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角川書店/角川文庫 1997/C・NOVELS 2002
姓は「覆面」、名は「作家」―本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。しかも、その正体は大富豪の御令嬢……ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ。


1992

六の宮の姫君

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東京創元社/創元推理文庫 1999
最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。「あれは玉突きだね。……いや、というよりはキャッチボールだ」――王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、「私」の探偵が始まった……。


1993

冬のオペラ

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中央公論社/C・NOVELS 1996/中公文庫 2000/角川文庫 2002
勤め先の二階にある「名探偵・巫弓彦」の事務所。わたし、姫宮あゆみが見かける巫は、ビア・ガーデンのボーイをしながら、コンビニエンス・ストアで働き、新聞配達をしていた。名探偵といえども、事件がないときには働かなければ、食べていけないらしい。そんな彼の記録者に志願したわたしだったが……。真実が見えてしまう名探偵・巫弓彦と記録者であるわたしが出逢う哀しい三つの事件。
蘭と韋駄天―名探偵・巫弓彦 (あすかコミックスDX) [コミック]「蘭と韋駄天―名探偵・巫弓彦」南天佑/画 あすかコミックスDX 2001
冬のオペラ (あすかコミックスDX) [コミック]「冬のオペラ」南天佑/画 あすかコミックスDX 2002

1994

水に眠る

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文藝春秋/文春文庫 1997
見合い話に苛立ち、後輩の若さがふと眩しい美也子の淡々とした日々に鳴り響く謎の電話。そして一年が過ぎて……「恋愛小説」。同僚に連れていかれた店で飲んだ水割りの不思議な味。ある切ない夜、わたしはその水の秘密を知る……「水に眠る」。人の数だけ、愛がある―様々な愛の形を描く短篇集。


1995

スキップ

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新潮社/新潮文庫 1999
昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わたしは一体どうなってしまったのか。独りぼっちだ――でも、わたしは進む。心が体を歩ませる。顔をあげ、『わたし』を生きていく。


覆面作家の愛の歌

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角川書店/角川文庫 1998/C・NOVELS 2002
ペンネームは覆面作家――本名・新妻千秋。天国的美貌でミステリー界にデビューした新人作家の正体は、大富豪の御令嬢。しかも彼女は現実に起こる事件の謎までも鮮やかに解き明かす、もう一つの顔を持っていた!春のお菓子、梅雨入り時のスナップ写真、そして新年のシェークスピア……。三つの季節の、三つの事件に挑む、お嬢様探偵の名推理。人気絶頂の北村薫ワールド、「覆面作家」シリーズ、第二弾登場。


1996

謎物語 -あるいは物語の謎-

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中央公論社/中公文庫 1998/角川文庫 2004
物語や謎を感じる力は、神が人間だけに与えてくれた大切な宝物。名探偵も、しゃべるウサギも、実は同じものなのかもしれない――博覧強記で知られる著者が、ミステリ、落語、手品など、読者とその周辺のことどもについて語り起こした初めてのエッセイ。宮部みゆき氏の応援メッセージ、謡口早苗氏のメゾチントも収録した待望の文庫化。


1997

覆面作家の夢の家

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角川書店/角川文庫 1999/C・NOVELS
12分の1のドールハウスで行われた小さな殺人。そこに秘められたメッセージの意味とは!?天国的美貌を持つミステリー界の人気作家「覆面作家」こと新妻千秋さんが、若手編集者、岡部良介とともに、残された言葉の謎に挑む表題作をはじめ、名コンビが難事件を解き明かす全3篇を収録。作家に探偵、おまけに大富豪のご令嬢と、様々な魅力を持つお嬢様探偵、千秋さんの名推理が冴えわたる"覆面作家"シリーズ第3弾。


ターン

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新潮社/新潮文庫 2000
真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。いつかは帰れるの?それともこのまま……だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。
cover [映画]「ターン」2000
監督:平山秀幸、脚本:村上修、撮影:藤澤順一
出演:牧瀬里穂、中村勘太郎、倍賞美津子、北村一輝、柄本明

1998

朝霧

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東京創元社/創元推理文庫 2004
卒業論文を仕上げ、巣立ちの時を迎えた『私』。出版社の編集者として過ごす多忙な日々が、新たな人生模様を織りはじめる……“物語”の伏線に堪能するシリーズ第5作。


1999

ミステリは万華鏡

ミステリは万華鏡 (角川文庫)

集英社/集英社文庫/角川文庫 2010
ミステリに生まれミステリに生きる作家・北村薫が、本格ミステリから熊の撃退法、果ては魚の骨まで、森羅万象にちりばめられた謎を縦横無尽に解きまくる。読み終えると、世界が何倍も豊かになっている、濃くて美味しいエッセイ集。北村作品でおなじみの謎ネコ画伯、大野隆司氏との語り下ろし巻末対談つき。


月の砂漠をさばさばと

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新潮社/新潮文庫 2002
9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮し。毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねています。お母さんはふと思います。いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかな――。どんな時もあなたの味方、といってくれる眼差しに見守られてすごす幸福。かつて自分が通った道をすこやかに歩いてくる娘と、共に生きる喜び、切なさ。やさしく美しいイラストで贈る、少女とお母さんの12の物語。


盤上の敵

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講談社/講談社ノベルス/講談社文庫 2002
我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手をかけることができるのか?誰もが驚く北村マジック。


2001

リセット

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新潮社/新潮文庫 2003
「――また、会えたね」。昭和二十年五月、神戸。疎開を前に夢中で訪ねたわたしを、あの人は黄金色の入り日のなかで、穏やかに見つめてこういいました。六年半前、あの人が選んだ言葉で通った心。以来、遠く近く求めあってきた魂。だけど、その翌日こそ二人の苛酷な運命の始まりの日だった→←流れる二つの《時》は巡り合い、もつれ合って、個の哀しみを超え、生命と生命を繋ぎ、奇跡を、呼ぶ。


2002

詩歌の待ち伏せ

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文藝春秋社 2002-03/文春文庫 2006-09
“本の達人”北村薫さんが人生の折々の詩歌との出会いとその後のつきあいをていねいに描くエッセイ評論。三好達治、石川啄木、塚本邦雄、佐佐木幸綱、石垣りん、松尾芭蕉、五島美代子、西條八十などの著名人とともに小学生や三歳の子供を含む無名の書き手も登場。博覧強記の著者のフレンドリーな個人文学館。

2003

街の灯

街の灯 (文春文庫)

文藝春秋社/文春文庫 2006
昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。


2004

語り女たち

語り女たち (新潮文庫)

新潮社/新潮文庫 2007
海辺の街に小部屋を借りて、潮騒の響く窓辺に寝椅子を引き寄せ横になり、訪れた女の話を聞く―さまざまな女が男に自分の体験を語り始める。緑の虫を飲みこんだという女、不眠症の画家の展覧会での出来事、詩集で結ばれた熱い恋心、「ラスク様」がいた教室の風景。水虎の一族との恋愛…微熱をはらんだその声に聴きいるうちに、からだごと異空間へ運ばれてしまう、色とりどりの17話。

ミステリ十二か月

ミステリ十二か月 (中公文庫)

中央公論新社/中公文庫 2007
物語を読むことに無上の喜びを感じる人達は、日本の各地に次々と生まれ、育って来ます。となれば、後から来る方々に、こんな花が咲いている、こんな実が実っていると示すのは、先に歩いた者の務めでしょう―読み巧者・北村薫が選んだ50冊。出会えて良かったと思える本が、必ずあります。有栖川有栖との熱血対談、大野隆司の彩色版画を収録。

2005

ふしぎな笛ふき猫

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(山口マオとの共著)教育画劇

続・詩歌の待ち伏せ

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文藝春秋社

ニッポン硬貨の謎/エラリー・クイーン最後の事件

ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫 (Mき3-6))

東京創元社/創元推理文庫 2009
ミステリ作家にして名探偵エラリー・クイーンが出版社の招きで来日、公式日程をこなすかたわら、東京に発生していた幼児連続殺害事件に関心を持つ。同じ頃アルバイト先の書店で五十円玉二十枚を千円札に両替する男に遭遇していた小町奈々子は、クイーン氏の観光ガイドを務めることに。出かけた動物園で幼児誘拐の現場に行き合わせるや、名探偵は先の事件との関連を指摘し…。

北村薫のミステリー館

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新潮文庫
言葉の作り出す濃密な異空間。謎解きの快感、人生の哀歓―「ここではないどこか」へと誘うアンソロジイ。本格物ミステリ、深遠なテーマをはらむ絵本、翻訳家の名エッセイ、遠い異国の作家の短編、書物にまつわる数奇な話、翻訳機が生んだ日本語変換のシュールな味わい…ミステリ界きっての読書の達人が選んだ「とっておきの名品」18編。胸躍る読書体験を用意してお待ちしています。

2006

紙魚家崩壊/九つの謎

紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社文庫)

講談社/講談社ノベルス 2009/講談社文庫 2010
日常のふとした裂け目に入りこみ心が壊れていく女性、秘められた想いのたどり着く場所、ミステリの中に生きる人間たちの覚悟、生活の中に潜むささやかな謎を解きほぐす軽やかな推理、オトギ国を震撼させた「カチカチ山」の“おばあさん殺害事件”の真相とは?優美なたくらみに満ちた九つの謎を描く傑作ミステリ短編集。

ひとがた流し

ひとがた流し (新潮文庫)

朝日新聞社/新潮文庫 2009
十代の頃から、大切な時間を共有してきた女友達、千波、牧子、美々。人生の苛酷な試練のなかで、千波は思う。「人が生きていく時、力になるのは自分が生きていることを切実に願う誰かが、いるかどうか」なのだと。幼い頃、人の形に作った紙に願い事を書いて、母と共に川に流した…流れゆく人生の時間のなかで祈り願う想いが重なりあう―人と人の絆に深く心揺さぶられる長編小説。

2007

玻璃の天

玻璃の天 (文春文庫)

文藝春秋/文春文庫 2009
昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑むベッキーさんシリーズ第二弾。犬猿の仲の両家手打ちの場で起きた絵画消失の謎を解く「幻の橋」、手紙の暗号を手がかりに、失踪した友人を探す「想夫恋」、ステンドグラスの天窓から墜落した思想家の死の真相を探る「玻璃の天」の三篇を収録。

1950年のバックトス

1950年のバックトス (新潮文庫)

新潮社/新潮文庫 2010
「野球って、こうやって、誰かと誰かを結び付けてくれるものなんだね」忘れがたい面影とともに、あのときの私がよみがえる…。大切に抱えていた想いが、時空を超えて解き放たれるとき―。男と女、友と友、親と子を、人と人をつなぐ人生の一瞬。秘めた想いは、今も胸を熱くする。過ぎて返らぬ思い出は、いつも私のうちに生きている。謎に満ちた心の軌跡をこまやかに辿る短編集。

北村薫のミステリびっくり箱

北村薫のミステリびっくり箱 (角川文庫)

角川書店/角川文庫 2010
ミステリを語らせたら当代一の作家・北村薫が語るまた語る!!―ミステリの帝王・江戸川乱歩が探偵作家クラブの会報にのこした足跡を追いつつ、各ジャンルの一線級ゲスト&人気ミステリ作家を迎えてお贈りするスペシャル対談集。お題は「落語」「将棋」「女探偵」等々、多彩な話題の中で浮かび上がるのはミステリの快楽と、大乱歩の知られざる素顔。幻の文士劇台本とインタヴューも収録された超豪華版文庫。

2008

北村薫の創作表現講義/あなたを読む、わたしを書く

北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

新潮選書
「早稲田大学で教えた二年間、教室でこんな事を話していました」―ドラマ、映画、落語、朗読、短歌、舞台美術、音楽…さまざまな表現に“スパークする”小説家の創作魂。「その人でしかありえない」表現の秘術。より深く味わうための心得、「伝える」こと「分かる」ことの奥義。小説家の頭の中、胸の内を知り、「読書」で自分を深く探る方法を学ぶ。

野球の国のアリス

野球の国のアリス (ミステリーランド)

◇講談社ミステリーランド
野球が大好きな少女アリス。彼女は、ただ野球を見て応援するだけではなく、少年野球チーム「ジャガーズ」の頼れるピッチャー、つまりエースだった。桜の花が満開となったある日のこと。半年前、野球の物語を書くために「ジャガーズ」を取材しに来た小説家が、アリスに偶然再会する。アリスは小学校卒業と同時に野球をやめてしまったようだ。しかしアリスは、顔を輝かせながら、不思議な話を語りはじめた。「作日までわたし、おかしなところで投げていたんですよ。」…。

2009

鷺と雪

鷺と雪 (文春文庫)

文藝春秋/文春文庫 2011
昭和11年2月、運命の偶然が導く切なくて劇的な物語の幕切れ「鷺と雪」ほか、華族主人の失踪の謎を解く「不在の父」、補導され口をつぐむ良家の少年は夜中の上野で何をしたのかを探る「獅子と地下鉄」の3篇を収録した、昭和初期の上流階級を描くミステリ〈ベッキーさん〉シリーズ最終巻。第141回直木賞受賞作。

元気でいてよ、R2-D2。

元気でいてよ、R2-D2。

集英社
取り返しのつかない、色んなこと。今までもいっぱいあったし、これからもいっぱいあるんだろう。忘れられない苦い記憶。知ってしまった笑顔の裏側。新直木賞作家が人生に射す影を捉えた受賞後第一作。

2010

自分だけの一冊/北村薫のアンソロジー教室

自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室 (新潮新書)

新潮新書
高校の国語教師の経験もあり、人気作家にしてアンソロジーの名手である著者が教えてくれるのは、ベストセラーに振り回されるのではなく、ゆったりとした気持ちで好みの作品を見つけ、自分だけの本を編む愉しみ。好評を博した特別講義を完全再録。

2011

いとま申して/『童話』の人びと

いとま申して―『童話』の人びと

文藝春秋
若者たちの思いが集められた雑誌「童話」には、金子みすゞ、淀川長治と並んで父の名が記されていた―。創作と投稿に夢を追う昭和の青春 父の遺した日記が語る“時代”の物語。

飲めば都

飲めば都

新潮社
日々読み、日々飲む。書に酔い、酒に酔う。新入社員時代の失敗、先輩方とのおつきあい、人生のたいせつなことを本とお酒に教わった―文芸編集女子小酒井都さんの酒とゲラの日々…本を愛して酒を飲む、タガを外して人と会う、酒女子の恋の顛末は?リアルな恋のものがたり。