スティーヴン・ハンター著作リスト

1980

The Master Sniper

魔弾 (新潮文庫)

「魔弾」玉木亨訳 新潮文庫 2000
ユダヤ人シュムエルが移送された先は、ドイツ南西部にある収容所だった。ある夜のこと、作業中の囚人たちが漆黒の闇のなかで次々と倒れていった。ただ一人逃げ延びた彼は、仲間が絶対不可能なはずの狙撃の標的にされたことを知る。一方、米国陸軍大尉リーツは、銃器の発注書からドイツ軍が要人暗殺を極秘裏に計画中だと気づくが…。『極大射程』の原点となった名編、ついに登場。

1982

The Second Saladin

クルドの暗殺者〈上〉 (新潮文庫)

「クルドの暗殺者」染田屋茂訳 新潮文庫 1991
かつて、独立のためにイラク軍と戦ったクルド人の戦士ウル・ベグが、単身アメリカに潜入した。目的は、一度はクルドを支援しながら土壇場で裏切ったアメリカに復讐すること。標的は元国務長官ダンツィグ。事態を察知したCIAは、当時ウル・ベグを鍛え、ともに戦った元秘密工作員チャーディに白羽の矢を立てた。チャーディは、裏切りの借りを返すべく、ふたたび戦場に身を投じる。

1985

Target

1985

The Spanish Gambit

さらば、カタロニア戦線〈上〉 (扶桑社ミステリー)

「さらば、カタロニア戦線」冬川亘訳 ハヤカワ文庫 1986/扶桑社ミステリー 2000
内戦の炎がスペイン全土を覆う1936年。英国の詩人ジュリアン・レインズはファシストの叛乱軍と戦うべく共和国側に身を投じていた。その彼が実はソ連軍情報部のレヴィツキーに操られるスパイなのではないか――疑いを抱いた英国情報部MI6は、彼のかつての友人ロバート・フローリーに真相の究明を命じる。だが、カタロニアの前戦でジュリアンと再会したフローリーは否応なく激しい戦闘の渦中へ。一方、時を同じくしてレヴィツキーも配下のスパイを守るべくスペインに潜入していた……。戦乱の地に展開する英ソの暗闘を描く大型冒険スパイ小説!

1989

The Day Before Midnight

真夜中のデッド・リミット〈上巻〉 (新潮文庫)

「真夜中のデッド・リミット」染田屋茂訳 新潮文庫 1989
アメリカ・メリーランド州の山中深く埋められた核ミサイル発射基地。難攻不落のこの基地が、謎の集団に占拠された。最新鋭核ミサイルの発射を阻止するためには、基地へ侵入するしかない。ミサイル発射までに残された時間は十数時間。基地奪回に出動した歴戦の勇士プラー大佐率いる特殊部隊デルタ・フォースは世界の終末を救えるのか……。息づまり迫力で描く大型軍事サスペンス。

1993

Point of Impact

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

「極大射程」佐藤和彦訳 新潮文庫 1999
*「ボブ・リー・スワガー」三部作の第1作。
ボブはヴェトナム戦争で87人の命を奪った伝説の名スナイパー。今はライフルだけを友に隠遁生活を送る彼のもとに、ある依頼が舞い込んだ。精密加工を施した新開発の308口径弾を試射してもらいたいというのだ。弾薬への興味からボブはそれを引受け、1400ヤードという長距離狙撃を成功させた。だが、すべては謎の組織が周到に企て、ボブにある汚名を着せるための陰謀だった……。

1994

Dirty White Boys

ダーティホワイトボーイズ (扶桑社ミステリー)

「ダーティホワイトボーイズ」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 1997
オクラホマ州立マカレスター重犯罪刑務所に収監されていた終身囚ラマー・パイはシャワールームで黒人受刑者を殴り殺した。黒人たちの逆襲を恐れた彼は看守を脅し、子分2人をつれて脱獄に成功する。迷いなく邪魔者を殺して進む、生まれながらの悪の化身ともいうべきラマーとその一行は銃を手にいれ、車を奪い、店を襲い、警察を嘲笑するかのように、ひたすら爆走し、破壊しつづける!『真夜中のデッド・リミット』のスティーヴン・ハンターが圧倒的な筆力で描く、驚異の悪漢バイオレンス超大作。

1996

Black Light

ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)

「ブラックライト」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 1998
*「ボブ・リー・スワガー」三部作の第2作。
アリゾナ州の田舎で平穏に暮らす名スナイパー、海兵隊退役一等軍曹、ボブ・リー・スワガーのもとにラス・ピューティという青年が訪ねてきた。「あなたの父上の話が書きたいのです」とラス・ピューティは言った。1955年7月、アーカンソー州の警察官アール・リー・スワガーは逃走中の凶悪犯との銃撃戦で殉職した。40年前の事件を調べはじめた2人に気づき、真実が明るみに出ることを恐れた男たちが、いま動きはじめた……。『ダーティホワイトボーイズ』で好評を博した巨匠S・ハンターの最新アクション長編。

1998

Time to Hunt

狩りのとき〈上〉 (扶桑社ミステリー)

「狩りのとき」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 1999
*「ボブ・リー・スワガー」三部作の完結編。
1971年ワシントンDC。22歳になる海兵隊所属ダニー・フェンはかの地ヴェトナムでの軍務をはたし本国へ帰還、退役まで1年余りとなっていた。その彼に海軍情報部の人間が接触して来た。ダニーと同じ隊に所属する一等兵の行動を監察し報告せよと言うのだ。彼は反戦活動家に情報を流していると言う。拒否すればヴェトナム送りだと脅されダニーはしぶしぶ従うが、証言を求められると決然とそれを拒否した。再びヴェトナムに赴いたダニーは狙撃チームに編入されその上官が練達のスナイパー、ボブ・スワガーだった。

2000

Hot Springs

悪徳の都〈上〉 (扶桑社ミステリー)

「悪徳の都」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 2001
*「アール・スワガー」シリーズの第1作。
1946年、酒浸りの日々を送っていた元海兵隊先任曹長アール・スワガーは硫黄島の戦功により名誉勲章を授与された。式の後、彼の前に二人の男が現れる。野心満々のガーランド郡検察官フレッド・ベッカーと伝説的な英雄である元FBIエージェントのD・A・パーカーだった。二人はギャングが牛耳る歓楽の街ホットスプリングズの浄化をもくろみ、その為に摘発部隊の編成を計画していた。彼らはその隊員を軍隊並に鍛え上げる役をアールに依頼してきたのだ。彼は承諾する。だが、妻からは子供が出来たことを知らされた。

2001

Pale Horse Coming

最も危険な場所〈上〉 (扶桑社ミステリー)

「最も危険な場所」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 2002
*「アール・スワガー」シリーズの第2作。
1951年、州警察巡査部長アール・スワガーの親友サム・ヴィンセントはある人物の消息調査の仕事を引き受けた。サムが調査に赴いたのはミシシッピ州ティーブズという黒人町。そこにある有色人種用の刑務農場は、一度入ったら生きて帰れないと黒人犯罪者のあいだで噂されている所だった。到着早々、彼は地元保安官に不当逮捕される。だが、後からやって来たアールの助けでサムは脱出に成功した。一方、あとに残ったアールの方が追手に捕まり、看守と囚人の双方から凄絶な暴行を受けることになった。

2003

Havana

ハバナの男たち 上 扶桑社ミステリー ハ 19-12

「ハバナの男たち」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 2004
*「アール・スワガー」シリーズの第3作。
1953年早春。カリブ海に浮かぶキューバはバティスタ大統領の独裁下にあり、アメリカの大企業やマフィアが進出して親米政権下で法外な利益をむさぼっていた。不満渦巻く大衆のあいだでは、弁舌の才と強烈なカリスマを備え、共産主義による政権転覆を唱える若者が支持を集めつつあった。その男とは―フィデル・カストロ、26歳。アメリカCIA中枢は、喉元の脅威を取り除くべく、極秘にカストロ抹殺作戦を立案。そこで白羽の矢が立った人物とは、われらがスナイパー、アール・スワガーだった。

2007

The 47th Samurai

四十七人目の男〈上〉 (扶桑社ミステリー ハ 19-14)

「四十七人目の男」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 2008
*「ボブ・リー・スワガー」シリーズ。
間もなく60歳を迎えるボブ・リー・スワガーはアイダホ州クレイジーホースからかなり離れた未開地で開墾に精を出していた。そこへ矢野と名乗る日本人が訪ねて来る。矢野の父は硫黄島で玉砕していた。その父が携えていた軍刀をボブに捜して欲しいと言うのだ。さらに、あの戦闘でボブの父と矢野の父は直接対決していた可能性があるとも付け加えた。矢野の言動に好感を抱いたボブは彼の意を汲み、軍刀捜しの協力を快諾した。暫らく後、ボブはそれと思われる軍刀を手に入れ、日本へ向け旅立った。

2008

Night of Thunder

黄昏の狙撃手 (上) (扶桑社ミステリー)

「黄昏の狙撃手」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 2009
*「ボブ・リー・スワガー」シリーズ。
ボブの娘ニッキはニューヨークの大学を卒業後ヴァージニア州ブリストルの新聞社に就職し記者として活躍していた。ある日の夕刻、地元に蔓延しつつある覚醒剤汚染の取材を終え車で帰路についていた道中、山道で彼女の車は正体不明の車に体当たり攻撃を受けた。攻撃を2度まではかわしたが、3度目はたまらず彼女は車もろとも森のなかへ突っ込んでしまった。ニッキが昏睡状態で入院中との一報を受けたボブは急遽現地へ飛ぶ。そこで、彼を待ち受けていたものは…。ボブの新たな闘いが始まる。

2009

I, Sniper

蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)

「蘇るスナイパー」公手成幸訳 扶桑社ミステリー 2010
*「ボブ・リー・スワガー」シリーズ。
4件の狙撃事件が発生した。まずニューヨーク郊外で映画女優が心臓を射抜かれて即死。続いてシカゴの住宅街で大学教授夫妻が頭部を撃たれて死亡。クリーヴランドではコメディアンが口を射抜かれて絶命する。使用ライフル弾はどれも同種と判明し、捜査線上にヴェトナム戦争の最優秀狙撃手が浮上するが、彼もまたライフル銃での自殺と推定される状況で発見される。事件は落着かに見えたが、FBI特捜班主任ニック・メンフィスはこれに納得せず、親友のボブ・リー・スワガーに現場検証を依頼した。「ボブ・リー・スワガー」シリーズ第6弾。

2010

Dead Zero
*「ボブ・リー・スワガー」シリーズ。