アーロン・エルキンズ著作リスト

1982

Fellowship of Fear

1983

The Dark Place

暗い森 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「暗い森」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1991/ハヤカワ・ミステリ文庫 2006
ワシントン州の国立公園の大森林で人骨の一部が発見された。遭難したハイカーの遺骸なのか?だが、ギデオン・オリヴァー教授の鑑定の結果、骨は六年前に殺された男性のものと判明する。そのうえ、殺人の兇器は一万年前に絶滅したはずの種族が使っていた槍だった!森の奥深くに住むという伝説の猿人が本当にあたりを徘徊しているのか…一片の骨から縦横無尽の推理を繰り出すスケルトン探偵が真骨頂を示す初期代表作。


1985

Murder In the Queen's Armes

断崖の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「断崖の骨」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1992/ハヤカワ・ミステリ文庫 2006
楽しいはずの新婚旅行がだいなしだった。新妻のジュリーとイギリス南西部の風光明媚な地を訪れたギデオン・オリヴァー教授は、またもや事件に巻き込まれてしまった。見学先の博物館から貴重な先史人の骨が盗まれ、続いて旧友が発掘中の遺跡で殺人事件が起きたのだ。ギデオンは調査を進めるが、やがて死の危機に…骨を手がかりに事件を解決するアメリカの名高きスケルトン探偵が、伝統の国イギリスで複雑な謎に挑む会心作。


1987

A Deceptive Clarity

偽りの名画 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「偽りの名画」
秋津知子訳 ミステリアス・プレス文庫 1991/ハヤカワ・ミステリ文庫 2005
名画展を手伝うためにベルリンに赴いた美術館学芸員クリス・ノーグレン。展示されるのは、第二次世界大戦中ナチスに掠奪され、戦後返還された重要な作品ばかり。クリスは嬉々として仕事に向かうが、名画展の主任が「この中に贋作がある」と主張し始めた。まもなく主任は歓楽街で不可解な死を遂げた。やがてその裏に潜む意外な事実が明らかに…絵画にまつわる黒い策謀と人々の欲望が生み出す事件に“美術探偵”が挑む。


Old Bones

古い骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「古い骨」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1989/ハヤカワ・ミステリ文庫 2005
レジスタンスの英雄だった老富豪が、北フランスの館に親族を呼び寄せた矢先に不慮の死を遂げた。数日後、館の地下室から、第二次大戦中のものと思われる人骨の一部が発見される。フランスを訪問中だった人類学教授ギデオン・オリヴァーは、警察に依頼され人骨を調べ始めるが、今度は親族の一人が毒殺された!骨を手がかりに謎を解く、スケルトン探偵オリヴァーの名推理。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。


1989

Curses!

呪い! (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「呪い!」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1990/ハヤカワ・ミステリ文庫
人類学教授ギデオン・オリヴァーは、マヤ遺跡の発掘に協力するため、メキシコへ飛んだ。遺跡から人骨が見つかり、彼が鑑定を依頼されたのだった。だがそこで、奇怪な事件が起きた。人骨のそばで発見された古文書の呪いの言葉どおりに、オリヴァーと発掘隊員に災厄が降りかかりはじめたのだ。そして、ついに殺人が!鬱蒼としたジャングルの中の呪われた遺跡で、スケルトン探偵が推理の冴えを見せる本格ミステリの醍醐味。


A Wicked Slice
※シャーロット夫人との共著

1990

Icy Clutches

氷の眠り (ミステリアス・プレス文庫)

「氷の眠り」
嵯峨静江訳 ミステリアス・プレス文庫 1993
アラスカの氷河で発見された一片の人骨から,意外な事実が判明した。30年前に遭難したとされていた調査隊員は,実は殺されていたのだ。骨の鑑定にあたったギデオン・オリヴァー教授は,FBI捜査官のジョン・ロウとともに事件の再調査を開始した。だが,その直後に新たな殺人が…。厳寒の地で深まっていく謎にスケルトン探偵が挑む,人気シリーズ第5弾。


1991

A Glancing Light

一瞬の光 (ミステリアス・プレス文庫)

「一瞬の光」
秋津知子訳 ミステリアス・プレス文庫 1993
わたしは自分の目を疑った。これは二年前にイタリアで盗まれたルーベンスの名画だ。それがなぜこのアメリカの,複製画輸入会社の倉庫なんかに?事件解決の糸口をつかむため,わたしはイタリアへ飛んだ。が,そこにはとんでもない危険が待ちかまえていた…。謎解きの面白さ溢れる『偽りの名画』につづく,美術館学芸員クリス・ノーグレン・シリーズ第二弾。

Make No Bones

遺骨 (ミステリアス・プレス文庫―ハヤカワ文庫 (74))

「遺骨」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1994
司法人類学界の長老がバス事故で悲劇の死を遂げて十年,その遺骨が自然史博物館に展示されることになった。それを記念して開催される学会に出席するため,ギデオンはオレゴンへ飛んだ。ところが遺骨が何者かに盗まれるという不可解な事件が起こり,続いて博物館の近くから謎の白骨死体が――シリーズ屈指のトリックで謎解きの醍醐味を満喫させる本格雄編。


1993

Old Scores

画商の罠 (ハワカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)

「画商の罠」
秋津知子訳 ミステリアス・プレス文庫 1995
わたしが勤める美術館に,フランスの画商がレンブラントの絵を寄贈するといってきた。だがその男は美術界の異端児で,事前の科学的な検査は認めないという。寄増は受けるべきか。恋人と過ごす休暇を犠牲にして,わたしは絵を鑑定するためフランスへ赴くが,そこで殺人事件に巻きこまれようとは…好調,美術館学芸員クリス・ノーグレン・シリーズ第三弾。

1994

Dead Men's Hearts

死者の心臓 (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)

「死者の心臓」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1996
しぶしぶ引き受けた仕事でギデオンはエジプトを訪れた。エジプト学研究所の宣伝用ビデオに,ナレーターとして出演することになったのだ。だが撮影が始まって間もなく,ナイル川を進む船で,研究所の所長が不審な死を遂げた。さらに,研究所の裏で発見された人骨が不可解な謎を呼び起こし…。


1995

Rotten Lies
※シャーロット夫人との共著

1997

Twenty Blue Devils

楽園の骨 (ミステリアス・プレス文庫)

「楽園の骨」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 1997
親戚の死因を調べてほしいというFBI捜査官ジョン・ロウの依頼で,ギデオンはタヒチへ飛んだ。ジョンの伯父が経営するコーヒー農園では不穏な出来事が続き,さらに娘婿が不審な死を遂げたのだった。彼の死と一連の事件には何か関係が?陽光ふりそそぐ南の島でスケルトン探偵が鮮やかな推理を見せるシリーズ第八弾。


Nasty Breaks
※シャーロット夫人との共著

1999

Loot

略奪 (講談社文庫)

「略奪」
笹野洋子訳 講談社文庫 2001
「どうやら盗品らしいんだ。見てくれないか」旧知の質屋シメオンに頼まれ私が鑑定した絵は、大戦中ナチに奪われ行方知れずになっていたベラスケスのトリーホス伯爵だった!まさか、この絵をめぐって次々殺人が起こるとは予想だにしなかった―美術探偵リヴィア初登場。巨匠エルキンズが贈る待望の新シリーズ。

2000

Skeleton Dance

洞窟の骨 (ミステリアス・プレス文庫)

「洞窟の骨」
青木久恵訳 ミステリアス・プレス文庫 2000
旧石器時代の遺跡の洞窟から人骨が発見された。調査に協力したギデオンの鑑定により、事態は急転した。人骨は旧石器時代のものではなく、死後数年しかたっていなかったのだ。ギデオンは、以前に先史文化研究所で捏造事件が起きた時、行方不明者が出た事実をつかむが…複雑に絡みあう人類学上の謎と殺人の真相にスケルトン探偵が挑む、人気シリーズ第九作。

2004

Good Blood

骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「骨の島」
青木久恵訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2005
イタリア貴族の当主ドメニコは姪に信じがたい言葉をかけた。「私の子を産んでほしい」と。時は流れ、産まれた子は、実業家として財を増やそうとする。だがその矢先、一族の人間が誘拐され、さらに前当主のドメニコの白骨死体が地中から発見された。調査を始めた人類学教授ギデオンは、骨に隠された一族の数々の秘密を知ることになるが…円熟味を増したスケルトン探偵ギデオン・オリヴァーの推理が冴える本格ミステリ。

Where Have all the Birdies Gone?
※シャーロット夫人との共著

2005

Where There's a Will

水底の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「水底の骨」
嵯峨静江訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2007
十年前、ハワイで大牧場を経営するマグナスが失踪を遂げた。その遺骨が海の中から発見され、遺族の証言では当時のマグナスは殺し屋に命を狙われていたという。彼は逃亡の末にかわりはてた姿になったのか?現地を訪れていた人類学教授ギデオンは調査を開始。当初、それはごく普通の骨に思えた。だが、やがてその骨の異常さが明らかになり、遺族の隠されていた秘密が露わに…スケルトン探偵をも惑わせる遺骨の正体は。

On the Fringe
※シャーロット夫人との共著

2006

Unnatural Selection

骨の城 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「骨の城」
嵯峨静江訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2008
環境会議の会場となった古城近くで発見された人骨。調査に乗り出した人類学教授ギデオンは、骨の特徴があぐらをかく職種の人間のもので何者かに殺害されたのだと推定する。やがて、数年前同じ場所で開かれた環境会議で参加者たちが諍いをしていた事実と、会期終了後参加者の一人が熊に喰われて死んでいたことが明らかに。さらに今回の参加者が城から転落死を遂げ…一片の骨から不吉な事件の解明に挑むスケルトン探偵。

2007

Little Tiny Teeth

密林の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「密林の骨」
青木久恵訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2008
アマゾン河を旅する格安ツアーに参加したギデオンだが、同乗者は奇妙な人間ばかりだった。不穏な雰囲気の漂う民族植物学研究者一行、秘密を持つ船長、出自不明のガイド。やがて事件が勃発する。岸の方から槍が飛来し、船内に突き刺さったのだ。そしてその穂先の基部に巻かれていたのは…さらに接岸した場所で不思議な穴のあいた骨が発見され…一片の骨から名推理を展開するスケルトン探偵ギデオンが密林の闇に挑む。

2008

Uneasy Relations

原始の骨(ハヤカワ・ミステリ文庫)

「原始の骨」
嵯峨静江訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2009
〈スケルトン探偵シリーズ〉ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨――この大発見の五周年記念行事に参加すべく、骨の発掘されたジブラルタルを訪れたギデオン。だが喜ばしい記念行事の影には、発掘現場での死亡事故をはじめ、不審な気配が漂っていた。彼自身まであわや事故死しかけ、発見に貢献した富豪が自室で焼死するに至り、ギデオンは疑いを深めるが……。一片の骨から先史時代と現代にまたがる謎を解く、スケルトン探偵の名推理!