トマス・M・ディッシュ著作リスト

Bibliography

1965

The Genocides

人類皆殺し (ハヤカワ文庫)

「人類皆殺し」深町眞理子訳 ハヤカワSFシリーズ 1968/ハヤカワ文庫 1976

1966

The Puppies of Terra / Mankind Under the Leash
The House That Fear Built

1967

Echo Round His Bones

虚像のエコー (ハヤカワ文庫 SF 370)

「虚像のエコー」中桐雅夫訳 ハヤカワSFシリーズ 1969/ハヤカワ文庫 1979

One Hundred and Two H-Bombs*

1968

Camp Concentration

キャンプ・コンセントレーション (サンリオSF文庫)

「キャンプ・コンセントレーション」野口幸夫訳 サンリオSF文庫 1986
本書は1967年、当時ニューウェーブSFの熱さめやらぬイギリスにおいて、その牙城たるニュー・ワールズ誌に連載された。以後、20年の時間の経過の中で、ニューウェーブSFは様々な毀誉褒貶のもとに置かれ、それぞれに自己解体を余儀なくされていった。しかし、このムーブメントの正当な評価は、所詮、その中から産みだされた幾多の傑作を精読することによってしかなしえない。本書は、確かに前衛的な文学手法をSFに導入した、前衛的なSFである(SFの手法を「普通小説」に採り入れた前衛的な文学作品と遜色はない)。同時に、P・K・ディックのようなしたたかな先輩作家に深い衝撃を与えるリアリティも内包していた。その意味で、60年代を代表する傑作SFの一つであり、SFの可能性を極限まで追求した壮大な企図である。

Black Alice

※トム・デミジョン名義
「黒いアリス」各務三郎訳 角川文庫 1976

Under Compulsion*

1969

The Prisoner

プリズナー (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)

「プリズナー」永井淳訳 ハヤカワSFシリーズ 1969/ハヤカワ文庫 1977

Alfred the Great

1971

White Fang Goes Dingo and Other Funny S.F. Stories*

1972

334*

334 (1979年) (サンリオSF文庫)

「334」増田まもる訳 サンリオSF文庫 1979

The Right Way to Figure Plumbing*

1974

Getting into Death*

1975

Clara Reeve

1976

Getting into Death and Other Stories*

1979

On Wings of Song

歌の翼に(未来の文学)

「歌の翼に」友枝康子訳 サンリオSF文庫 1980/国書刊行会(未来の文学) 2009
歌をうたうことによって肉体から精神を解き放つこと、それが「飛翔」である。宗教と経済に支配され食料危機が慢性化した近未来アメリカにおいて禁止されている「飛翔」の魅力にとりつかれた少年ダニエルは、ある日突然アイオワの有力者の策略により刑務所へ、そこから彼の数奇な流転の人生がはじまる。やがて結婚、妻のボウアは「飛翔」したまま帰らぬ人となり、抜け殻となった妻とともにニューヨークへ向かう。オペラ劇場で働きはじめたダニエルは、人気歌手のレイと出会い、恥辱と快楽にまみれた生活をおくりながら歌手を目指し、ついに成功を手に入れるのだが…SFのみならずゲイ小説、教養小説、音楽小説などのあらゆる要素を投入しながら、支配する者とされる者の宿命、芸術の喜びと悲惨をエモーショナルに描く、奇才ディッシュの半自伝的長篇にして最高傑作がついに復刊。

1980

Fundamental Disch*

1981

Neighboring Lives

1982

The Man Who Had No Idea*
Orders of the Retina*

1984

The Businessman: A Tale of Terror

ビジネスマン (創元推理文庫)

「ビジネスマン」細美遙子訳 創元推理文庫 1990
ジゼルは墓の中で目覚めた。どうやら霊魂だけの存在になってしまったらしい。でも天国に行けないのは、運命的に夫につなぎとめられているせい?夫は神経を病んだビジネスマン。そして自分を殺した男…。一方、癌に倒れ一旦昇天したものの、娘のことを気に病んだ母親は、救いの手をさしのべようと下界に舞い戻るが…。鬼才が、ユーモラスに、かつ辛辣に描く驚異の現代小説。

1986

The Brave Little Toaster

いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫SF)

「いさましいちびのトースター」浅倉久志訳 早川書房(海外SFノヴェルズ) 1987/ハヤカワ文庫 1996
だんなさまは、いったいどうしたんだろう?森の小さな夏別荘では、主人に置き去りにされた電気器具たちが不安な日々を送っておりました。ある時ついにちびのトースターが宣言します。「みんなでだんなさまを探しに行こう!」かくしてトースターのもとに電気毛布、掃除機、卓上スタンド、ラジオなどが集結し、波乱に満ちた冒険の旅に出たのですが…けなげでかわいい電気器具たちの活躍を描く、心温まるSFメルヘン。ローカス賞・イギリスSF協会賞受賞。
野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』

1988

The Brave Little Toaster Goes to Mars

いさましいちびのトースター火星へ行く (ハヤカワ文庫SF)

「いさましいちびのトースター火星へ行く」浅倉久志訳 早川書房(海外SFノヴェルズ) 1989/ハヤカワ文庫 2000
『いさましいちびのトースター』ですっかりおなじみ、ぴかぴかボディのトースターと愛すべき仲間たち。小言の多い掃除機、気の弱い電気毛布、おしゃべりなラジオ、これに、補聴器、電卓、電子レンジ、天井扇風機の新たな仲間がくわわり、彼らが目指すのはなんと火星!でっかい冷蔵庫が支配する火星の電気器具国家の野望をくじくため、いま宇宙へと旅立つ!かわいい電気器具たちのけなげな冒険を描くSFメルヘン第2弾。

1991

The M.D.: A Horror Story

M・D〈上〉 (文春文庫)

「M・D」松本剛史訳 文春文庫 1996
あれほど心から信じていたサンタクロースの幻想が打ち砕かれたあと、六歳の少年ビリーの前に現われたものは、異教の神マーキュリーと名のった。そして、死んだ鳥の翼をくくりつけた一本の杖を残していった―“カデューシアスの杖”。それに呪いをかければ、願うことがすべてかなう。が、それには大きな代償もともなう…。

Dark Verses and Light*

1994

The Priest: A Gothic Romance

1995

Burn This*

1997

A Child's Garden of Grammar*

1999

The Sub: A Study in Witchcraft

2007

About the Size of It*

2008

The Word of God
The Wall of America*

日本オリジナル

The Asian Shore and Other Stories

アジアの岸辺 (未来の文学)

「アジアの岸辺」浅倉久志ほか訳 国書刊行会(未来の文学) 2004



Web Links

  1. ウィキペディア
  2. Internet Speculative Fiction Database