アーサー・C・クラーク『楽園の泉』

My favorite 99 books

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

『楽園の泉』
山高昭訳 ハヤカワ文庫SF 1987/2006
赤道上の同期衛星から超繊維でできたケーブルを地上におろし、地球と宇宙空間を結ぶエレベーターを建造できないだろうか?全長四万キロの“宇宙エレベーター”建設を実現しようと、地球建設公社の技術部長モーガンは、赤道上の美しい島国タプロバニーへやってきた。だが、建設予定地の霊山スリカンダの山頂には三千年もの歴史をもつ寺院が建っていたのだ…みずからの夢の実現をめざす科学者の奮闘を描く巨匠の代表作。


Biography

Bibliography

1950

Interplanetary Flight**

惑星へ飛ぶ (1963年) (時事新書)

「惑星へ飛ぶ」久住忠男訳 時事新書 1963

1951

Prelude to Space

宇宙への序曲 (ハヤカワ文庫SF)

「宇宙への序曲」山高昭訳 ハヤカワSFシリーズ 1972/ハヤカワ文庫SF 1992
人類が夢みていた月世界への旅がついに現実のものになろうとしていた。砂漠に建設されたロケット打揚げ基地ルナ・シティから、宇宙船プロメテウス号が発射されるのだ。この史上初めての壮大なプロジェクトを成功させるべく、世界各国から選抜された乗組員たちは、厳しい訓練をかさねてきた。その苦労がようやく報われようとしていたのだが。果てしない宇宙と未来に賭ける人々の夢を鮮やかに描く巨匠クラークの処女長篇。

The Sands of Mars

火星の砂 (ハヤカワ文庫 SF 301)

「火星の砂」平井イサク訳 室町書房・世界空想科学小説全集 1955/ハヤカワ・ファンタジィ 1961/ハヤカワ文庫SF 1978

The Exploration of Space †

宇宙の探険 (1954年)

「惑星へ飛ぶ」白井俊明訳 白揚社 1954

1952

Islands In the Sky

宇宙島へ行く少年 (ハヤカワ文庫SF)

「宇宙島へ行く少年」山高昭訳 ハヤカワ文庫SF 1986
司会のエルマー・シュミッツが、スポットライトをあびながら叫んだ。「それでは、優勝者をご紹介しましょう。ロイ・マルカムです!」興奮で体がしびれた。え、なぜかって?ぼくの名前だったからさ!それに、このワールド航空主催の航空クイズ番組に優勝したものは、世界中のどこへでも、ただで旅行させてもらえることになっていたからだ。もちろん、はじめから行き先は決めてあった。ぼくの行きたいところはただひとつ―地上500マイルに浮かぶ島、宇宙ステーションだった!大宇宙にあこがれる少年の夢と冒険を、巨匠クラークが生き生きと描きだした傑作宇宙SF!
「宇宙島へ行く」中田耕治訳 石泉社/銀河書房・少年少女科学小説選集 1955
「宇宙の群島」福島正実訳 集英社・ジュニア版世界のSF 1969
「宇宙島へいく少年」福島正実訳 講談社・世界名作全集 1960

1953

Against the Fall of Night

cover

「銀河帝国の崩壊」井上勇訳 創元推理文庫 1964/2000

Childhood's End

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

「幼年期の終り」福島正実訳 ハヤカワSFシリーズ 1964/早川書房世界SF全集 1969/ハヤカワ文庫SF 1979
異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから50年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は?人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!
「地球幼年期の終わり」沼沢洽治訳 創元推理文庫 1969
「幼年期の終わり」池田真紀子訳 光文社古典新訳文庫 2007
野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』

Expedition to Earth*

前哨 (ハヤカワ文庫 SF (607))

「前哨」小隅黎ほか訳 ハヤカワ文庫SF 1985

1955

Earthlight

地球光 (ハヤカワ文庫 SF 308)

「月世界植民地」石川信夫・船津碇次郎訳 元々社 1956
「地球光」中桐雅夫訳 ハヤカワSFシリーズ 1969/ハヤカワ文庫SF 1978

1956

The City And the Stars

都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク) (ハヤカワ文庫SF)

「都市と星」真木進訳 ハヤカワSFシリーズ 1966
「都市と星」山高昭訳 ハヤカワ文庫SF 1977
「都市と星」酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF 2009
遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は…。巨匠が遺した思弁系SFの傑作、待望の完全新訳版。

Reach for Tomorrow*

明日にとどく (ハヤカワ文庫SF)

「明日にとどく」南山宏ほか訳 ハヤカワSFシリーズ 1968/ハヤカワ文庫SF 1986
太陽はあと7時間でノヴァと化し、その星系の壊滅は避けられぬ運命だった。だが、一隻の銀河系巡視宇宙船が、その第3惑星をめざし全速力で航行していた。わずか数日前、そこに知的生命体の種族が棲息していることが判明したのだ!人類を救出すべく地球にやってきた異星人たちの活躍をスリリングに描きだす、巨匠クラークの代表作「太陽系最後の日」、五百万年前に滅亡した古代文明の謎を解明しようと、木星の衛星に遠征した調査隊の驚くべき発見とは「木星第5衛星」、地球人と異星人のファースト・コンタクトをユーモラスに描く「親善使節」など、傑作12篇を収録。

1957

The Deep Range

海底牧場 (ハヤカワ文庫SF)

「海底牧場」高橋泰邦訳 ハヤカワ・ファンタジィ 1960/早川書房・世界SF全集 1969/ハヤカワ文庫SF 1977/2006
21世紀、世界連邦食糧機構の海務庁牧鯨局は、食用の鯨を海で放牧し、人類の食糧需要量の一割以上をまかなうほどになっていた。その海底牧場で、牧鯨者として鯨を管理する一等監視員ドン・バーリーは、新人として配属されてきたウォルター・フランクリンの訓練をまかされることになった。だが、フランクリンにはひとに言えない過去があった…海に生きる男たちの波瀾に満ちた運命を描く巨匠クラークの感動的な海洋SF。
「海底パトロール」福島正実訳 岩崎書店・SF世界の名作 1967/岩崎書店・SFこども図書館 1976

Tales from the White Hart*

白鹿亭綺譚 (ハヤカワ文庫 SF 404)

「白鹿亭綺譚」平井イサク訳 ハヤカワSFシリーズ 1969/ハヤカワ文庫SF 1980

1958

The Other Side of the Sky*

天の向こう側 (ハヤカワ文庫SF)

「天の向こう側」山高昭ほか訳 ハヤカワSFシリーズ 1969/ハヤカワ文庫SF 1984/2007
はるか下には緑の地球、そして上には星々の輝く大宇宙…赤道上空22000マイルの軌道上に浮かぶ宇宙ステーションで働く人々の哀歓を、豊かな科学知識をもとに軽やかに謳いあげた表題作をはじめ、最新のコンピューターを使って、90億もある神の名をすべて書きつくそうというラマ僧の目的は…「90億の神の御名」、ヒューゴー賞短篇部門受賞に輝く「星」など、巨匠クラークが本格SFの真髄を伝える、珠玉の14中短篇を収録。

1960

The Challenge of the Sea**

宇宙文明論 (1965年) (ハヤカワ・ライブラリー)

「宇宙文明論」山高昭ほか訳 ハヤカワ・ライブラリー 1965

1961

A Fall of Moondust

渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション)

「渇きの海」深町真理子訳 ハヤカワSFシリーズ 1965/ハヤカワ文庫SF 1977/2005
22人の男女を乗せて、観光船セレーネ号は、月の渇きの海を疾駆していた。細かい塵におおわれた、風も波もない月の海原やそびえたつ岩山に、乗客はみな感嘆の声をあげる。だが、その船を突然の地殻変動が襲う。一瞬のうちに船は、塵の海のなかに沈んでしまった!ふたり乗りダストスキー以外に近寄るすべのない塵の海に沈んだ船を、いかにして援助するのか?息づまる救助活動を迫真の筆致で描いた、巨匠の長篇。

1962

Tales of Ten Worlds*

10の世界の物語 (ハヤカワ文庫 SF (617))

「10の世界の物語」中桐雅夫訳 ハヤカワSFシリーズ 1970/ハヤカワ文庫SF 1985

Profiles of the Future**

未来のプロフィル (ハヤカワ文庫 NF 45)

「未来のプロフィル」福島正実ほか訳 ハヤカワ文庫NF 1980

1963

Dolphin Island

cover

「イルカの島」高橋泰邦訳 角川文庫 1976
「イルカの島」小野田和子訳 創元SF文庫 1994
密航したホヴァーシップが沈み、ただひとり海上にとり残された家出少年のジョニー。彼を救ったのは、なんと一群のイルカたちだった。彼らに運ばれていった先の孤島では、科学者たちがイルカ研究のために暮らしていた。しかも、所長はイルカ語を解し、このイルカたちも人間と意思を通わせることができたのだ。名匠が、大海原の神秘と景観をあますところなく描いた海洋SFの傑作。

1967

The Nine Billion Names of God*

1968

2001: a Space Odyssey

cover

「宇宙のオデッセイ2001」伊藤典夫訳 ハヤカワ・ノヴェルズ 1968
「2001年宇宙の旅」伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 1993
三百万年前の地球に出現した謎の石板は、原始的な道具も知らないヒトザルたちに何をしたのか。月面で発見された同種の石板は、人類に何を意味しているのか。宇宙船ディスカバリー号のコンピュータ、ハル9000はなぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこに行き、何に出会い、何に変貌したのか…。発表以来25年、SF史上に燦然と輝く記念碑的傑作に、作者クラークの新版序文を付した完全決定版ついに登場。
2001年宇宙の旅 [Blu-ray] Movie「2001年宇宙の旅」2001:a Space Odyssey, 1968(英)
監督・脚本:スタンリー・キューブリック、脚本:アーサー・C・クラーク
出演:ケア・ダレー、ゲーリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター

1972

The Wind from the Sun*

太陽からの風 (ハヤカワ文庫SF)

「太陽からの風」山高昭,伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 1978/2006
途方もなく大きな円形帆は、惑星の間を吹く太陽からの風を受けていっぱいにふくらんでいた。レース開始まであと3分。これから地球を2周して、その加速で地球から脱出し、月へとむかうレースが始まる…男たちの夢とロマンをのせ、宇宙を疾駆する太陽ヨットレースを描いた表題作をはじめ、木星の生命体との驚異のファースト・コンタクトを見事に描き、ネビュラ賞を受賞した「メデューサとの出会い」など全18篇を収録。

Of Time and Stars*
The Lost Worlds of 2001**

cover

「失われた宇宙の旅2001」伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 2000
企画段階では、最初HALは人型ロボットだった!? モノリスの当初の形は……!? 映画『2001年宇宙の旅』は、クラークにとって完全主義者キューブリックとの悪戦苦闘の4年間であった。その映画製作過程で失われた膨大なオリジナル小説原稿に加えて、キューブリックとの出会い、共同作業による構想、執筆過程での様々なエピソードなどをまじえ、クラークみずからが語る、ありえたかもしれないもうひとつの『2001年宇宙の旅』。

1973

Rendezvous with Rama

cover

「宇宙のランデヴー」南山宏訳 早川書房 1979/ハヤカワ文庫SF 1985
西暦2130年、<スペースガード>のレーダー網に謎の物体が探知された。やがて、宇宙探測機が送ってきた映像によって、太陽系に突如現れたこの物体は自然のものではなく、直径40キロ、自転周期4分という巨大な円等型の金属物体であることが判明した。この事実は、全人類を騒然とさせた――長い間期待され恐れられてきた、宇宙からの最初の訪問者をついに迎えることになったからだ!“ラーマ”と命名されたこの人工惑星にエンデヴァー号が調査のために接近、苦心のすえランデヴーに成功し、ラーマ内部に侵入するが……ヒューゴー/ネビュラ両賞受賞に輝く巨匠の傑作SF!
ネビュラ賞長篇部門(1973年)受賞
ヒューゴー賞長篇部門(1974年)受賞
ローカス賞長篇部門(1974年)受賞
星雲賞海外長編部門(1980年)受賞


1975

Imperial Earth

地球帝国 (ハヤカワ文庫 SF (603))

「地球帝国」山高昭訳 早川書房 1978/ハヤカワ文庫SF 1985

1977

The View from Serendip**

スリランカから世界を眺めて (ハヤカワ文庫NF)

「スリランカから世界を眺めて」小隅黎訳 サンリオSF文庫 1981/ハヤカワ文庫NF 1988
宇宙を愛し、海を愛する現代SF界の巨匠クラークがさがしあてた地上の楽園、スリランカ。彼はこの伝説に彩られた美しき島を拠点に、持前の軽妙でユーモアあふれる語り口をもって、世界各地で科学解説・啓蒙活動をくりひろげてきた。宇宙計画の将来は?真空中で人は生きのびられるのか?地球外生命の可能性は?2001年の世界は?本書はこういった疑問に答える科学エッセイのほか、最愛の地スリランカでの生活点描、難破船の財宝引揚げをめぐる海洋冒険譚など60~70年代のクラークの活躍をあますところなく伝える自伝的エッセイ集である。

1979

The Fountains of Paradise

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

「楽園の泉」山高昭訳 早川書房 1980/ハヤカワ文庫SF 1987
赤道上の同期衛星から超繊維でできたケーブルを地上におろし、地球と宇宙空間を結ぶエレベーターを建造できないだろうか?全長四万キロの“宇宙エレベーター”建設を実現しようと、地球建設公社の技術部長モーガンは、赤道上の美しい島国タプロバニーへやってきた。だが、建設予定地の霊山スリカンダの山頂には三千年もの歴史をもつ寺院が建っていたのだ…みずからの夢の実現をめざす科学者の奮闘を描く巨匠の代表作。
ネビュラ賞長篇部門(1979年)受賞
ヒューゴー賞長篇部門(1980年)受賞

1982

2010: Odyssey Two

2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)

「2010年宇宙の旅」伊藤典夫訳 早川書房 1984/ハヤカワ文庫SF 1994/2009
2010年、宇宙船アレクセイ・レオーノフ号は地球を旅立とうとしていた。10年前に遥か木星系で宇宙飛行士4人が死亡、1人が失踪した事件を調査し、遺棄された宇宙船ディスカバリー号を回収することがその任務だった。はたして真相は究明されるのか?そして、木星軌道にいまも浮かぶ謎の物体モノリスの目的とは…前作を上回る壮大なスケールで全世界に興奮を巻き起こした傑作にあらたな序文・あとがきを付した新版。
2010年 [Blu-ray] Movie「2010年」2010, 1984(米)
監督・脚本:ピーター・ハイアムズ
出演:ロイ・シャイダー、ジョン・リスゴー、ヘレン・ミレン

1983

The Sentinel*

太陽系オデッセイ (新潮文庫)

「太陽系オデッセイ」南山宏訳 新潮文庫 1986
1996年、月面探険に出かけた「わたし」は、奇妙な光り輝く建造物を発見する。それは悠久の過去に栄えた文明の遺跡か、それとも恒星の彼方から来た何者かの訪問の証か…。映画「2001年宇宙の旅」の原型ともいわれる「前哨」のほか、のちに代表作『幼年期の終り』へと発展する「守護天使」など、英SF界の第一人者クラークが自ら選び、序文と各編ごとの解説を加えた傑作短編集。

1984

The Odyssey File**

オデッセイ・ファイル―アーサー・C・クラークのパソコン通信のすすめ

※ピーター・ハイアムズとの共著
「オデッセイ・ファイル アーサー・C・クラークのパソコン通信のすすめ」パーソナルメディア 1987
本書は、映画「2010年」創造の記録である。原作者である巨匠アーサー・C.クラークとピーター・ハイアムズ監督、二人の映画創造への模索の過程が本書では描かれる。クラークはスリランカのコロンボ。監督はロスアンゼルス。二人は地球の全く裏側にいた。相手が寝ている時間に仕事をした。そして映画を創造した。すべてはパーソナルコンピュータをパラボラアンテナに接続することから始まった。全く新しい概念に基づく「創造」の共同作業の軌跡である。

1986

The Songs of Distant Earth

cover

「遙かなる地球の歌」山高昭訳 早川書房 1987/ハヤカワ文庫SF 1996
太陽系の壊滅を察知した人類は、自らの子孫を残すべく、遺伝情報を搭載した自動播種船をつぎつぎと近隣の星々に送り出した。そのひとつ、青い海に囲まれた楽園サラッサでは、何世代かのうちに新たな人類が自由で理想的な社会を築きあげていた。だがその長い平和をうち破るかのように、サラッサの空に謎の宇宙船が……。地球の滅亡から数百年を経た遠未来を舞台に、新たな道を歩みだした人類の姿を壮大に描く傑作長篇。

1988

2061: Odyssey Three

cover

「2061年宇宙の旅」山高昭訳 早川書房 1988/ハヤカワ文庫SF 1995
2061年、ヘイウッド・フロイドは高鳴る動悸を抑えきれなかった。75年ぶりに再接近してきたハレー彗星の探査計画への参加を要請されたのだ。最新型のミューオン駆動宇宙船ユニバース号に乗り組みハレー彗星をめざす――そして、みずからの手で彗星を調査する。だが、彗星に着地し探査を始めたフロイドたちを、思いもよらぬ事件が待ち受けていた。

Cradle

cover

※ジェントリー・リーとの共著
「星々の揺籃」山高昭訳 早川書房 1989/ハヤカワ文庫SF 1998
米国海軍の最新鋭ミサイルがテスト中に行方不明になったとの情報をえた女性記者キャロルは、特ダネをスクープすべく行動を開始した。船をチャーターし、フロリダ沖海域を捜索するうち、三頭のクジラに守られた奇妙な珊瑚礁で、金色に輝く不思議な物体を発見する。だが調査の結果、それは金でも沈没船の財宝でもなく、まったく未知の物質で作られていることが判明した……巨匠が合作によって新境地を拓いた傑作海洋SF。

1989

Rama II

宇宙のランデヴー2〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

※ジェントリー・リー との共著
「宇宙のランデヴー2」山高昭訳 早川書房 1991/ハヤカワ文庫SF 1994
西暦2130年、忽然と太陽系に現われた謎の飛行物体――ラーマと名づけられたこの物体は巨大な宇宙船と判明した。内部への侵入に成功した調査隊の必死の努力にもかかわらず、この異星人の構築物は人類の理解をはるかに超え、多くの謎を残したまま太陽系を去っていった。それから70年後、第2のラーマが太陽系に姿を現わしたが……名作『宇宙のランデヴー』で解明されぬまま残された謎に人類が再び挑む、ファン待望の続篇。

Tales from Planet Earth*
Astounding Days: a Science Fictional Autobiography**

楽園の日々―アーサー・C・クラークの回想 (ハヤカワ文庫SF)

「楽園の日々―アーサー・C・クラークの回想」山高昭訳 早川書房 1990/ハヤカワ文庫SF 2008
イギリスの片田舎で過ごした少年期、ロンドンでの公務員生活、そしてイギリス空軍の技術士官としてレーダー開発に従事した6年間…やがてSF界の巨匠となるアーサー・C・クラークのかたわらには、常にパルプ雑誌『アスタウンディング』と驚異に満ちた短篇の数々があった。SFと宇宙科学への関心で結ばれた様々な友人たちと交流した黄金の日々を、ユーモア溢れる筆致で生き生きと描いたファン待望の自伝的エッセイ。

1990

Beyond the Fall of Night

悠久の銀河帝国

グレゴリー・ベンフォードとの共著
「悠久の銀河帝国」山高昭訳 早川書房 1991/2005
遙かな未来、地球は砂漠に覆われ、かつては繁栄を誇った幾多の都市も廃墟と化し、ただひとつダイアスパーだけが最後の都市としてほそぼそと生き延びていた。このダイアスパーで7000年ぶりに生まれた子供アルヴィンは、変化のない生活に飽きたらず、外の世界を探険すべく旅立つが…巨匠クラークの名作『銀河帝国の崩壊』を第1部とし、ハードSFの第一人者ベンフォードが第2部を新たに書き加えた、壮大なる未来叙事詩。

The Ghost from the Grand Banks

cover

「グランド・バンクスの幻影」山高昭訳 早川書房 1992/ハヤカワ文庫SF 1997
2012年、いままさに巨大プロジェクトが開始されようとしていた。イギリスからニューヨークへと大西洋を横断する処女航海の途中、グランド・バンクス沖合で氷山に衝突、沈没したタイタニック号。1500人以上の犠牲者をだしたこの悲劇の豪華客船を、沈没百年を記念して引き揚げようというのだ!人類に残されたもうひとつの未踏の領域――深海を舞台に、巨匠が最新の科学知識をもとに見事に描く傑作近未来テクノロジーSF。

1991

The Garden of Rama

cover

※ジェントリー・リーとの共著
「宇宙のランデヴー3」山高昭訳 早川書房 1993/ハヤカワ文庫SF 1996
最初の訪問から70年をへて再度太陽系を訪れた謎の飛行物体ラーマは、それを脅威とみなした人類の核攻撃を受け、破壊されたかに見えた。しかし――ラーマは生きていた!人類の調査隊員3人をその内部に閉じこめたまま、ラーマは太陽系を離れ、どことも知れぬ目的地をめざして虚空を飛びつづける。そして深宇宙の彼方でラーマが停止したとき、そこに待ち受けていたのは、人間の想像をはるかに超えた巨大な構造物だった。

More Than One Universe*

1993

The Hammer of God

cover

「神の鉄槌」小隅黎・岡田靖史訳 早川書房 1995/ハヤカワ文庫SF 1998
西暦2109年、太陽に接近しつつある未知の小惑星が発見された。その後の観測の結果、怖るべき事実が判明、この天体は八カ月後に地球と衝突するというのだ!そうなれば爆発の被害はもとより、粉塵による太陽光の遮断と硝酸雨のため、地球は今後数十年間居住不能な死の星と化してしまう。この危機に際し、最新鋭の宇宙船「ゴライアス」は特殊任務を命じられ小惑星へと向かったが……巨匠が満を持して放つ迫真の宇宙SF。

Rama Revealed

cover

※ジェントリー・リーとの共著
「宇宙のランデヴー4」冬川亘訳 早川書房 1995/ハヤカワ文庫SF 1997
謎の知性体によって建造された巨大宇宙船ラーマ3が、火星軌道上で2000人の人類を収容し、太陽系を離脱してから、すでに3年の歳月が流れていた。このあいだに、独裁者ナカムラが権力を掌握し反対派を容赦なく弾圧――地域の良心として活動していたニコルは投獄され、死刑を宣告された。リチャードは2体の小ロボットをニュー・エデンに潜入させ、必死の救出作戦を開始したが……壮大なスケールの宇宙叙事詩ついに完結。

1994

The Snows of Olympus**

cover

「オリンポスの雪」松井孝典監修,仁保真佐子訳 徳間書店 1997
フロンティアを失ったとき、人類の進化も止まる。――人類の「幼年期」を終わらせる宇宙進化の鍵は「火星への旅立ち」が握っていた――。巨匠クラークが、自らの庭をつくるように慈しみ育て上げた「火星の地球環境化」への壮大なシミュレーション。火星こそ、私たちが還るべき未来の故郷だったのだ……。ネクスト・ミレニウムに立ち会うすべての人々への道標――科学的予測と暗示に満ちたクラーク・ワールドの最高峰。

1996

Richter 10

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※マイク・マクウェイとの共著
「マグニチュード10」内田昌之訳 新潮文庫 1997
1994年1月17日、カリフォルニア大地震で父母を失ったルイス・クレインは三十年後、超一流の地震学者となっていた。日本の佐渡島で起きた大地震の予知に成功するなど、彼の理論は完成目前だったが、周囲ではイスラム国家の陰謀が渦巻いていた。やがてクレインは新たな大地震を予測。その規模は人類がまだ経験したことのないものだった……。

1997

3001: the Final Odyssey

cover

「3001年 終局への旅」伊藤典夫訳 早川書房 1997/ハヤカワ文庫SF 2001
31世紀初頭、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそは、宇宙船ディスカバリー号の船長代理フランク・プールだった。はるか1000年前、宇宙船のコンピュータ、HAL9000によってディスカバリー号から放りだされたプールは、冷凍状態で星の世界へ向かっていたのだ。地球の軌道都市スター・シティで蘇生させられたプールがたどる究極にして最後の宇宙の旅とは……『2001年宇宙の旅』に始まるシリーズ完結篇。

1999

The Trigger

cover

※マイクル・P.キュービー=マクダウエルとの共著
「トリガー」冬川亘訳 ハヤカワ文庫SF 2001
量子力学を研究するアメリカの科学者ホートンは自ら開発した粒子放射機が驚くべき効果をもつことを偶然に発見した。装置の作動とともに周囲数百メートル以内のすべての火薬が発火するのだ。しかも既知の手段ではそれを防げない。トリガーと命名したこの装置ならば銃を持ちこめない安全地帯を作りだせる。だがこれは世界の軍事力の均衡を崩す危険をはらんでいた。先端技術が招く世界秩序の危機をスリリングに描く長篇SF。

2000

The Light of Other Days

cover

*スティーヴン・バクスターと共著
「過ぎ去りし日々の光」冬川亘訳 ハヤカワ文庫SF 2000
西暦2033年、太陽系外縁で発見された巨大彗星が500年後に地球に衝突するとの報がもたらされた!迫りくる滅亡を前に人々は絶望し環境保全など地球の未来への関心が失われていった。そんなおり、ハイテク企業アワワールド社は、いかなる障壁にも遮られずに時間と空間を超えた光景を見ることのできる驚異の技術ワームカムを完成させた。はたしてその存在は人類にとって救いとなるのか?英SF界の巨匠と俊英による話題作。

2003

Time's Eye

時の眼―タイム・オデッセイ (海外SFノヴェルズ)

*スティーヴン・バクスターと共著
「時の眼 タイム・オデッセイ1」中村融訳 早川書房 2006

2005

Sunstorm

太陽の盾 [タイム・オデッセイ2]  (海外SFノヴェルズ)

*スティーヴン・バクスターと共著
「太陽の盾 タイム・オデッセイ2」中村融訳 早川書房 2008

2008

Firstborn
*スティーヴン・バクスターと共著

The Last Theorem
*フレデリック・ポールと共著

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The Best of Arthur C. Clarke

太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1) (ハヤカワ文庫SF)

「太陽系最後の日 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1」中村融編、浅倉久志ほか訳 ハヤカワ文庫SF 2009
太陽は七時間後にノヴァと化し、太陽系全体の壊滅は避けられない運命だった。だが、一隻の銀河調査船が、その星系の第三惑星に住む知性体を救うべく全速航行していた!人類のために奮闘する異星人たちを描いた表題作のほか、名作『幼年期の終り』の原型短篇「守護天使」、作品集初収録の中篇「コマーレのライオン」、大戦中の空軍士官クラークの体験をつづるエッセイ、年譜などを収録した日本版オリジナル短篇集第一弾。

90億の神の御名 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 2) (ハヤカワ文庫SF)

「90億の神の御名 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 2」中村融編、浅倉久志ほか訳 ハヤカワ文庫SF 2009
高性能の計算機で、神の御名のすべてを記そうとするラマ僧の奇想天外な計画を軽妙に語る表題作のほか、地球から3000光年かなたの星雲調査におもむいた天体物理学者が発見した衝撃の事実を描くヒューゴー賞受賞作「星」、月面の天文台を訪ねたダフネの胸おどる休暇旅行の物語―本邦初訳の中篇「月面の休暇」、名作『海底牧場』の原型短篇、キリスト生誕を告げた星の正体を探るエッセイや年譜などを収録した短篇集第二弾。

メデューサとの出会い (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3) (ハヤカワ文庫SF) (文庫)

「メデューサとの出会い ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3」中村融編、浅倉久志ほか訳 ハヤカワ文庫SF 2009
人類初の木星大気圏の探査に気球で挑むハワード・ファルコンの驚異にみちた冒険をスリリングな筆致で描き、ネビュラ賞を受賞した表題作、電磁加速ランチャーで月面から地球に帰還しようとして事故に遭ったクリフ・レイランドの顛末を物語る「メイルシュトレーム2」などの中短篇、海洋、動物の超感覚、『2001年宇宙の旅』シリーズの総括、宗教と、さまざまなテーマを扱ったエッセイ四篇、年譜を収録した、短篇集第三弾。



Web Links

  1. The Arthur C. Clarke Foundation
  2. The Arthur C. Clarke Award
  3. ウィキペディア
  4. Internet Speculative Fiction Database