グレッグ・ベア『ブラッド・ミュージック』

My favorite 99 books

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

『ブラッド・ミュージック』
小川隆訳 ハヤカワ文庫SF 1987
遺伝子工学の天才ヴァージル・ウラムが、自分の白血球から作りだした“バイオロジックス”――ついに全コンピュータ業界が切望する生体素子が誕生したのだ。だが、禁止されている哺乳類の遺伝子実験に手を染めたかどで、会社から実験の中止を命じられたウラムは、みずから創造した“知性ある細胞”への愛着を捨てきれず、ひそかにそれを研究所から持ちだしてしまった……この新種の細胞が、人類の存在そのものをおびやかすとも知らずに!気鋭の作家がハイテク知識を縦横に駆使して、新たなる進化のヴィジョンを壮大に描きあげ、80年代の『幼年期の終り』と評された傑作!


Bibliography

1979

Hegira
Psychlone

1980

Beyond Heaven's River

1981

The Strength of Stones

1983

The Wind from a Burning Woman*

1984

The Infinity Concerto

無限コンチェルト (ハヤカワ文庫FT)

「無限コンチェルト」宇佐川晶子訳 ハヤカワ文庫SF 1987
ある高名な映画音楽作曲家の指示にしたがって、深夜の1時にマイケル少年は40年も人が住みついていない屋敷へ侵入した。ところが、彼を待ち受けていたのは不気味な人影。マイケルは死にもの狂いで屋敷を飛び出し、路地の石壁にあった門を通りぬけた。だが実は、その門こそ、妖精と人間、そしてその混血がバランスをとって暮らす異世界への入口だった!戸惑うマイケルの前に現われた3人の老婆は、彼に魔法の訓練らしきものを強要するが……。『ブラッド・ミュージック』や『永劫』で著名な80年代SFの旗頭ベアが描くモダン・ファンタジィ。

Star Trek Corona

宇宙大作戦 コロナ (ハヤカワ文庫SF)

「宇宙大作戦 コロナ」斎藤伯好訳 ハヤカワ文庫SF 1988
緊急通信を受け、〈エンタープライズ〉号はブラックボックス星雲にある観測ステーションへ向かった。人工冬眠中の科学者たちが、有害な放射線で致命的な損傷を受けたというのだ。〈エンタープライズ〉号搭載の転送事故修復装置が救命に役立つかもしれない。だがステーションでは、〈エンタープライズ〉号の乗員が予想だにしない、奇怪な出来事が進行していた。

1985

Eon

永劫〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

「永劫」酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF 1987
地球上空に忽然と謎の小惑星が出現した。直径100キロ、長さ300キロにもおよぶこの物体は〈ストーン〉と名づけられ、アメリカを中心とする調査隊が派遣された。調査隊の報告は驚くべきものだった。――〈ストーン〉は巨大な宇宙船であり、しかも内部に保存されていた資料から見て、“未来の地球人”の手になることが明らかになったのだ!しかもその資料には、これから起こる熱核戦争の結果までもが詳細にしるされているという。だが、〈ストーン〉が秘める謎は、それだけにとどまらなかった……。『ブラッド・ミュージック』で話題の著者が壮大なアイデアで描く力作SF巨篇。

Blood Music

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

「ブラッド・ミュージック」小川隆訳 ハヤカワ文庫SF 1987
遺伝子工学の天才ヴァージル・ウラムが、自分の白血球から作りだした“バイオロジックス”――ついに全コンピュータ業界が切望する生体素子が誕生したのだ。だが、禁止されている哺乳類の遺伝子実験に手を染めたかどで、会社から実験の中止を命じられたウラムは、みずから創造した“知性ある細胞”への愛着を捨てきれず、ひそかにそれを研究所から持ちだしてしまった……この新種の細胞が、人類の存在そのものをおびやかすとも知らずに!気鋭の作家がハイテク知識を縦横に駆使して、新たなる進化のヴィジョンを壮大に描きあげ、80年代の『幼年期の終り』と評された傑作!
野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』
⇒“My favorite 99 books”

1986

The Serpent Mage

蛇の魔術師 (ハヤカワ文庫FT)

「蛇の魔術師」宇佐川晶子訳 ハヤカワ文庫FT 1988
マイケル少年は、妖精の王国でわけもわからずに魔法使いになる訓練を受けさせられた後、やっとのことで現実の世界へ戻ってきた。ほんの数カ月に思えた異世界滞在、現実の世界ではすでに5年の歳月が流れていた。いったいなんのための魔法修業だったのか?マイケルは不審に思いながらも、再び日常生活に溶け込もうとしていた。ところが一息つくまもなく、とんでもない事件が起こり始めた。異世界から現実の世界へと妖精たちが大挙して移動しはじめたのだ!80年代SFの旗手ベアが描いたモダン・ファンタジイの傑作『無限コンチェルト』の続篇。

1987

The Forge of God

天空の劫火〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

「天空の劫火」岡部宏之訳 ハヤカワ文庫SF 1988
天文学者アーサー・ゴードンは、友人からの電話に息をのんだ。木星の衛星エウローパが、なんの前兆もなく突如消滅したというのだ。世界各国の調査にもかかわらず、原因不明のまま、次なる異常現象が地球を見舞った。アメリカのデスバレーに忽然と火山ができて、そこから異星人の手になるとおぼしき物体が発見されたばかりか、瀕死のエイリアンまでもが見つかったのだ。だが、この二つの事件を結びつけ、地球と人類に襲いかかる未曾有の危機を予見しえた者は、ひとりとしていなかった……。80年代を代表する俊英が雄渾の筆致で描く超話題作の開幕。

1988

Eternity

久遠〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

「久遠」酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF 1991
地球上空に忽然と出現した小惑星〈ストーン〉――。未来の地球人がつくったこの巨大な恒星船の内部には、ハイテク都市ばかりか、さらに地球人の想像を絶する秘密がひそんでいた。無限へと通じる超空間通廊〈道〉が発見されたのである。この〈道〉が異星人ジャルトの侵略をはばむために閉鎖されてから40年の歳月が流れた。荒廃した地球と〈ストーン〉、そして〈道〉で、いままた新たなる壮大無比の物語がその幕をあける。

Early Harvest*

1989

Tangents*

タンジェント (ハヤカワ文庫SF)

「タンジェント」山岸真編 ハヤカワ文庫SF 1993
カリフォルニアの草原の古びた農家で、少年は四次元空間の視覚的イメージを研究する老科学者と出会った。四次元空間では立方体や球はどんなふうに見えると思う?そう問いかけられた少年には、実際に四次元空間が見えていた。もともと音楽好きの少年は、四次元空間へ音楽のメッセージを送るのだが……。ヒューゴー、ネビュラ両賞に輝く表題作など、人気作家ベアの多彩な魅力を伝える八篇を収録した日本版オリジナル短篇集。

1990

Queen of Angels

cover

「女王天使」酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF 1997
21世紀なかば、ナノテク技術の飛躍的発展と人格矯正の義務化によって、ついに人類は地球に疑似ユートピア社会を形成するにいたった。おりしもAI搭載の無人探査機が返送するアルファ・ケンタウリ探査報告に沸く巨大都市ロスエンジェルスで、ありうべからざる凶悪犯罪が発生した。高名な詩人が8人の弟子を惨殺、謎の失踪をとげたのだ。特命を受けたLA公安局生え抜きの女性捜査官、マリアは事件の捜査にのりだすが……。

Heads

cover

「凍月」小野田和子訳 ハヤカワ文庫SF 1998
200万の人口を擁するに至った22世紀の月コロニー。天然の洞穴を利用した科学施設“氷穴”では、これまで不可能だった絶対零度達成の実験が進行していた。そこへ地球から、冷凍保存された人間の頭部410個がもちこまれた。これらの“頭”の再生に成功すれば、有機的な一大データベースとして活用できる!だがこの二つの試みが合わさったとき、月に大異変が……ネビュラ賞受賞作、『火星転移』の姉妹篇となる傑作SF。

1992

Anvil of Stars

天界の殺戮〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

「天界の殺戮」岡部宏之訳 ハヤカワ文庫SF 1994
20世紀末、地球は未知の異星種族の手になる惑星破壊機械の襲来を受けて炎上、壊滅した。べつの異星種族に救出された数千人の人々は、太陽の軌道上の宇宙船に収容されて“銀河法典”の教育を受ける。この法典によれば、破壊機械を送り出してほかの惑星を壊滅させた文明は、みずからもまた滅ぼされなければならないという。地球壊滅から八年後、生存者のなかから選ばれたマーティンら八十五人の子供たちが復讐の旅に出た。

Bear's Fantasies*

1993

Moving Mars

cover

「火星転移」小野田和子訳 ハヤカワ文庫SF 1997
人類が火星移民を始めて100年を経た22世紀後半。火星市民はナノテクを初めとする先端技術を適度にとりいれた共同体生活を謳歌していた。だが、火星が独立憲法の制定と政治的統一をめざしていたそのとき、母なる地球は密かな陰謀をめぐらしていた。テクノロジーの袋小路につきあたった地球の目的はただひとつ―独立にはやる火星を従属化、搾取すること!未曾有の動乱の嵐は、いままさに赤い惑星をまきこもうとしていた。ネビュラ賞受賞。
ネビュラ賞長篇部門(1994年)受賞

1995

Legacy

1997

Slant

cover

「斜線都市」冬川亘訳 ハヤカワ文庫SF 2000
ナノテクとセラピーが実現した人類の疑似ユートピアは早くも崩壊の兆しを見せていた。受療前の不安定状態に逆行する“退行患者”が続出、自殺者数も急増を始めたのだ。そのような状況下で、バーチャルな性的産業を牛耳る大資本家が不審な死をとげた。公安局の捜査線上にはやがて、死体と半死者を冷凍保存する巨大な霊廟オムパロスと、その運営にあたる謎の集団アリストス会の暗躍が判明するが、はたしてその真の目的は。

1998

Dinosaur Summer
Foundation and Chaos

cover

「ファウンデーションと混沌」矢口悟訳 早川書房 2000/ハヤカワ文庫SF 2004
帝国滅亡を予言した咎で、目論見どおり裁判にかけられるハリ・セルダン。すべては心理歴史学が示す未来の道を辿るかに見えた。だがそのとき、予測外の出来事が発生した。ファウンデーションの中核を担うはずの精神感応能力者たちが次々と殺されてゆくのだ。ファウンデーション創設を危うくするこの局面に、セルダンはいかにして立ち向かうのか?アシモフが遺した好評シリーズを甦らせた「新・銀河帝国興亡史」第二部。

Country of the Mind

1999

Darwin's Radio

cover

「ダーウィンの使者」大森望訳 ソニー・マガジンズ 2000/ヴィレッジブックス 2002
世界各地に蔓延する謎の奇病……“ヘロデ流感”。ヒト内在性レトロウイルスを起因とし、性交渉によって感染するそれは、妊婦のみを襲い流産を引き起こすという、人類の存続をも脅かすものであった。太古の時代と現代をむすぶ、ヒト遺伝子にかくされた驚愕すべき真実とは?はたして人類になにが起ころうとしているのか!? クライトンのサスペンス、クラークの科学的思弁が融合したグレッグ・ベアが描く遺伝子サスペンスの最高傑作。
ネビュラ賞長篇部門(2000年)受賞

2000

Rogue Planet

cover

「スター・ウォーズ -ローグ・プラネット-」大森望訳 Lucas Books 2000
ナブーの戦いから3年、アナキン・スカイウォーカーはオビ=ワン・ケノービの弟子としてジェダイの教育を受けていた。ひとりの女性ジェダイの行方不明の報せに、オビ=ワンとアナキンは未知なる惑星におもむく命を受けるが、そこで彼らを待ち受けていたものは……。

2002

Vitals
The Collected Stories of Greg Bear*

2003

Darwin's Children

ダーウィンの子供たち 上 (ヴィレッジブックス)

「ダーウィンの子供たち」大森望訳 ヴィレッジブックス 2010
遺伝子に潜むウイルスによる新人類の誕生から12年、においで感情を理解し、動くそばかすで語り、ふたつのことを同時に話す―旧人類にとって“ウイルス・チルドレン”と呼ばれるその子供たちは明らかに異質な存在だった。政府が隔離政策を進めるなか、原因ウイルスを発見した分子生物学者ケイと考古学者ミッチは11歳になる愛娘ステラと共に長い逃亡生活を送っていた。だがある朝、ステラは突然姿を消してしまう…。その頃、各地の収容施設で多くの子供たちが相次いで死亡する事態が発生。病因特定を依頼されたウイルスハンターのディケンは、みずから導き出したありえないウイルス発生源の可能性に衝撃を受ける…。

W3 Women in Deep Time*

2004

Dead Lines
Sleepside: The Collected Fantasies*

2005

Quantico

2008

City at the End of Time

2009

Mariposa

2010

Hull Zero Three

2011

Cryptum


Web Links

  1. オフィシャルサイト
  2. ウィキペディア
  3. Internet Speculative Fiction Database