ジェフリー・アーチャー著作リスト

1974

Not a Penny More, Not a Penny Less

百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)

「百万ドルをとり返せ!」永井淳訳 新潮文庫 1977

1977

Shall We Tell the President?
「大統領に知らせますか?」永井淳訳 新潮文庫 1978/87

1979

Kane And Abel

ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3

「ケインとアベル」永井淳訳 新潮文庫 1981
1906年、ポーランドの片田舎で私生児として生れたヴワデクは、極貧の猟師に引きとられた。時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生れたウィリアムは、祝福された人生を歩み始めた。ドイツの侵攻で祖国も肉親も失ったヴワデクは、数奇な放浪の旅の果て、無一文の移民としてアメリカに辿りつき、アベルと改名した。「三作目が勝負」と明言した著者が、満を持して発表する大作。

1980

A Quiver Full of Arrows
「十二本の毒矢」永井淳訳 新潮文庫 1987
冴えない初老のビジネスマンの、判で押したように繰り返す毎日の生活の中に、突如として割り込んだ一大椿事を描き、そのおちに気付いた時、読者を抱腹絶倒させずにはおかない「破られた習慣」など12編。技巧を凝らしたおちのあるもの、さりげない筆致でしみじみとした読後感を抱かせるものと、さまざまなタイプをイギリスの伝統的な短編小説の手法で語る、著者の唯一の短編集。

1982

The Prodigal Daughter
「ロスノフスキ家の娘」永井淳訳 新潮文庫 1983

1984

First Among Equals
「めざせダウニング街10番地」永井淳訳 新潮文庫 1985

1986

A Matter of Honour
「ロシア皇帝の密約」永井淳訳 新潮文庫 1986
1867年、アメリカはロシアからベーリング海沿いの土地を買いとった。皇帝ニコライ2世は、革命の際、その条約書をある額の裏に隠して西側に送り、身の安全を図ろうとした。条約には、実は、買戻しの条項があったのだ。1966年、元英陸軍スコット大尉は、無実の罪を着たまま死んだ父から、「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を遺された。遺産を受けとりに出かけた彼を待っていたのは―。

1988

A Twist In the Tale
「十二の意外な結末」永井淳訳 新潮文庫 1988
愛人宅から男が出てくるのを目撃した男は、怒りにまかせて彼女を殴った。翌日、謝りに行ってみると、家の前に救急車が止まって…。全く予想外な結末が待ち受ける「完全殺人」、おまけの勲章をもらうために、コーンフレイクの蓋集めに熱中する少年が、本物の勲章に辿りつくまでを描く「本物じゃない」など、著者の興味の広さと私生活をも垣間見させる、創意に満ちた12編を収録する。

1989

Beyond Reasonable Doubt
「無罪と無実の間」永井淳訳 新潮文庫 1988
勅選弁護士サー・デーヴィッド・メトカーフは、妻殺害の容疑で起訴された。彼女は病に冒され、余命いくばくもなかった。週1回しか服んではいけない劇薬を妻に手渡したのは、果して故意だったのか?家政婦の証言によれば、彼は酒を飲んで妻に暴力を揮っていたという。苦痛をこらえて夫に尽す妻と、悲しみを隠して陽気に振舞う夫を描き、ロンドン子の感動を呼んでいる舞台を再現。

1991

As the Crow Flies
「チェルシー・テラスへの道」永井淳訳 新潮文庫 1991
ロンドンの下町で貧しい野菜売りの家に生れたチャーリー・トランパーは、祖父から譲られた手押車を唯一の資本に商売を始めた。彼の夢は、高級商店街チェルシー・テラスの全店輔を買収することだった。第一次大戦が勃発し、出征したチャーリーは、生涯の敵ガイ・トレンザム大尉と出会う。やがて彼は、幼な馴染で共同経営者となったベッキーと、長く遠い苦難の道を歩み始めた…。

1993

Honour Among Thieves
「盗まれた独立宣言」永井淳訳 新潮文庫 1993
世界最高の贋金造り、評判の形成外科医、有名映画監督らを動員して、暗黒街の大ボス父子が立てた驚くべき計画とは、アメリカの名誉の象徴、独立宣言の書かれた羊皮紙を盗み出すことだった。一度でも現場を経験したいと願うCIA教官スコットの希望はかなえられ、彼は羊皮紙を追ってパリへ。そこで、肉親を殺された痛みをモサドの仕事で癒そうとする、美しいハンナと巡りあった。

Exclusive
「最後の特ダネ」永井淳訳 新潮文庫 1993
ザ・クロニクル紙の編集室では、二人の犯罪担当記者が熾烈な争いを繰り広げていた。編集長は有能と評判の若手記者デクスターと専属契約を結ぼうと必死で、数々の特ダネをものにしてきたベテラン記者ハリーを冷たく扱う。折から起きた連続放火事件を追って、孤立無援のハリーは地道に調査を続け、犯人の次の目標地を予想する…。ロンドンで好評の舞台を再現したオリジナル版。

1994

Twelve Red Herrings
「十二枚のだまし絵」永井淳訳 新潮文庫 1994
どうしても欲しい高価なネックレスを手に入れるための、見事な策略を成功させた人妻を描く「割勘で安あがり」、夕刻車で友人宅へ向う途中に追跡車に気づき、必死で逃げる女性の恐怖とその意外な結末「高速道路の殺人鬼」、四通りの全く違う結末が用意され、読者が好きなものを選べる「焼き加減はお好みで…」など、いずれも奇想天外なアイディアと斬新な趣向を凝らした十二編を収録する。

1996

The Fourth Estate

メディア買収の野望〈上〉 (新潮文庫)

「メディア買収の野望」永井淳訳 新潮文庫 1996
チェコスロバキアの貧しいユダヤ人の家に生れたルブジは、ナチ収容所から脱走し、英国に密航する。名をアームストロングと改め、生来の語学の才と商才を武器に、ほとんど詐欺的手段で新聞事業を興す。少し遅れてオーストラリアに生れたタウンゼンドは、オクスフォード大を卒業し、父親から新聞社を受け継ぐ。大衆受けを狙った強引な編集方針が成功し、ついに全国紙を所有する。   

1998

The Eleventh Commandant

十一番目の戒律 (新潮文庫)

「十一番目の戒律」永井淳訳 新潮文庫 1999
CIAの天才的暗殺者コナーは、南米での任務を終えた後、大統領から直々の電話を受けて再び不可能な任務に挑むことになった。ロシアに入国し、次期大統領候補の命を狙うのだ。しかし彼の周囲には周到に仕組まれた幾重もの罠が…。天才的暗殺者はCIAの第11戒(汝、正体を現すなかれ)を守れるのか。CIAとロシア・マフィアの実体が描かれていると大評判の、サスペンス長編。

2000

To Cut A Long Story

十四の嘘と真実 (新潮文庫)

「十四の嘘と真実」永井淳訳 新潮文庫 2001
もっとも確実な相続人選びの方法とは―「終盤戦」、たまたま聞いてしまった混線電話が思ってもみなかった悲劇を生む―「欲の代償」、悩みのない人生はないとほろっと苦い後味―「隣りの芝生は…」など、いずれも巧みな出来栄えの14編。うち9編は世界各地に取材した実際の事件に基づく。読む者を手玉に取り、トコトン楽しませる、天性のストーリーテラーによる最新短編集。   

2002

Sons of Fortune

運命の息子〈上〉 (新潮文庫)

「運命の息子」永井淳訳 新潮文庫 2003
富裕な実業家ダヴェンポート夫妻に、念願の男子が生まれた。同じ日、平凡な保険セールスマン、カートライト家にも、双子の男の子が誕生した。そしてその夜悲劇が起きる…。献身的な看護婦の姿を借りた運命の神は、兄弟の間を引き裂いた。かけ離れた環境で育つことになった二人は、やがてそれぞれの夢を追い始める。数奇な生涯を辿る二人に、再会の時はいつ訪れるのか…。   

2002-04

A Prison Diary

獄中記―地獄篇 (角川文庫)

「獄中記 地獄篇」永井淳訳 新潮文庫 2004
「アーチャー、刑務所へ」―。二〇〇一年七月十九日、衝撃のニュースが世界中を駆け抜けた。世界的ベストセラー作家にして元英国下院議員ジェフリー・アーチャーが偽証罪に問われ、四年の禁固刑を言い渡されたのだ。だがこの男、転んでもただでは起きない。刑務所へ送られたアーチャーは、過酷な刑務所生活を自ら克明に綴って発表、本は瞬く間にベストセラーに。全英で大きな波紋を呼んだ衝撃作、遂に文庫で登場。   

獄中記―煉獄篇

「獄中記 煉獄篇」永井淳訳 新潮文庫 2004
ベルマーシュ刑務所での過酷な22日間の後、狭い仕切りに閉じこめられ、遙かなる旅の果てでアーチャーを待っていたのは、さらなる苦難の日々だった!偽証罪に問われ、4年の禁固刑を言い渡された世界的ベストセラー作家にして元英国下院議員アーチャーが、新たな移送先のウェイランド刑務所での約2カ月間を克明に綴った「小説を超える」驚嘆の獄中記3部作第2弾。   

2006

False Impression

ゴッホは欺く〈上〉 (新潮文庫)

「ゴッホは欺く」永井淳訳 新潮文庫 2007
9・11テロ前夜、英貴族ウェントワース家の女主人ヴィクトリアは、破産寸前の家計に悩んでいた。双子の妹アラベラに手紙を書いているところに賊が侵入し、首を切られて命を落す。犯人は左耳も切断し、著名な美術品蒐集家フェンストンに送った。一方崩落したビルから生還したフェストンの美術コンサルタント、アンナは、付きまとう男の影に怯えていた。ゴッホの自画像を巡る会心作。   

Cat O'nine Tales

プリズン・ストーリーズ (新潮文庫)

「プリズン・ストーリーズ」永井淳訳 新潮文庫 2008
決して飲んではいけないペットボトルの水を妻に飲ませた男の運命―「この水は飲めません」。巧妙に儲けを隠す人気イタリアン・レストラン主―「マエストロ」。豊かに肉付けされたキャラクターと緻密な構成、そして待ち受ける意外な結末―読者をとことん楽しませる12編。多くは、著者が実際に服役者から聞いた話が元になっている。転んでもタダでは起きない、作家魂あふれる待望の短編集。   

2007

The Gospel According to Judas

2008

A Prisoner of Birth

誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)

「誇りと復讐」永井淳訳 新潮文庫 2009
自動車修理工ダニーのプロポーズは成功した。相手は幼馴染みで雇い主の娘ベス。これで運命が大きく変わるはずだった。しかしお祝いに出かけたパブで、ダニーは殺人事件に巻き込まれる。被害者は一緒にいたベスの兄で親友のバーニー。ダニーは犯人として逮捕されてしまう―運命は変わった、全く違う方向に。読者を翻弄するストーリー展開と息を呑むサスペンス、作者会心の復讐劇。   

2009

Paths of Glory