我孫子武丸著作リスト

1989

8の殺人

新装版 8の殺人 (講談社文庫)

講談社ノベルス/講談社文庫 1992
“8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転――。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、2人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作。


0の殺人

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講談社ノベルス/講談社文庫 1992
物語の冒頭に置かれた〈作者からの注意〉に、驚くべきことに、奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち四人のリストが公開されている。この大胆かつ破天荒な作者の挑戦に、果してあなたは犯人を突きとめられるか? ご存知、速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する、異色の傑作長編推理。


1990

メビウスの殺人

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講談社ノベルス/講談社文庫 1993
大東京を恐怖のどん底につき落とす連続殺人が発生。犯行は金槌によるメッタうちと絞殺が交互する。犯人は一人か、あるいは別人か。現場には常に謎の数字を記したメモが…。被害者たちを結ぶ"失われた環"を探せ。ご存知速水三兄妹がつきとめた驚愕の真相とは?奇想天外な推理の新旗手の長編第3作。


人形はこたつで推理する

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カドカワノベルズ/講談社文庫 1995
鞠小路鞠夫―私が密かに思いを寄せる内気な腹話術師・朝永嘉夫が操る人形の名前です。出会ったのは幼稚園のクリスマス会。園で飼っている兎が死んだ事件を見事な推理で解決してくれました。そう、「彼」は実は頭脳明晰な名探偵だったのです。異色の人形探偵コンビが大活躍する青春ユーモア・ミステリー。


探偵映画

探偵映画 (文春文庫)

講談社ノベルス/講談社文庫 1994/文春文庫 2009
新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才の映画監督・大柳登志蔵。すでにラッシュは完成、予告編も流れているが、実はこの時点で作品の結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の「犯人」を推理しようとするが…。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。


1991

人形は遠足で推理する

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カドカワノベルズ/講談社文庫 1995
「スピードをもっとあげろ。ぶっ飛ばせ」私、めぐみ幼稚園の妹尾睦月です。今朝、園児たちと乗り込んだ遠足バスが警察が追っている殺人犯(しかも拳銃所持)に乗っ取られるという事件に巻きこまれて、もう大変。同行の腹話術師・朝永さんと、彼が操る人形の鞠夫も大ピンチ。好評の人形探偵シリーズ第2弾。


人形は眠れない

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カドカワノベルズ/講談社文庫 1996
お久しぶりです。妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事の御報告です。


殺戮にいたる病

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講談社/講談社ノベルス 1994/談社文庫 1996
永遠の愛をつかみたいと男は願った――。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。


1993

ぼくの推理研究

少年たちの四季 (集英社文庫)

ジャンプジェイブックス
《改題》「少年たちの四季」集英社文庫 2003
マンションの隣に越してきた萩原さんは大人のくせにいつもゲームばかりしている。中三の夏休み、受験勉強に飽きたぼくは、居心地のいい萩原さんの部屋に遊びに行くようになった。でも、そんな無邪気で楽しい日々も、死人が出るまでのことだった。ある日、窓の外を若い女が落ちていったんだ…。飛び降り事件は自殺?それとも他殺?思春期の四つの季節を瑞々しく描く青春ミステリ連作。


1995

腐蝕の街

腐蝕の街 (双葉文庫)

双葉社/双葉文庫 1999
2024年、東京は死にかけた太陽のように荒廃した光りを放っている。バラバラに切断された死体のそばには、処刑されたはずの殺人鬼からの挑戦状が残っていた。

1997

死神になった少年

ジャンプジェイブックス
※「ぼくの推理研究」と一緒に「少年たちの四季」集英社文庫(2003)に収録。

ディプロトドンティア・マクロプス

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講談社ノベルス/講談社文庫 2000
京都で探偵事務所を開設したばかりの私に依頼人が二名。「失踪した父を探してほしい」という大学教授の娘と、「カンガルーのマチルダさんを見つけて!」とわけのわからないことを叫ぶ美少女だった。捜査を始めた途端、私は暴漢に襲われる。すでに巨大な陰謀の渦中にいたのだ。先の読めない我孫子流ハードボイルド。

小説たけまる増刊号

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集英社
「たけまる文庫 怪の巻」
集英社文庫 2000
業界初(?)の「ひとり雑誌」形式で世間を「あ〜っ?」と言わせた話題の短編集「小説たけまる増刊号」が、なんと今度は驚きの「個人文庫」になって帰ってきた―。記念すべき第一回配本分はホラー作品を集めた「怪の巻」をお届けします。猫を異常に恐れる男の話「猫恐怖症」、桜が頭蓋を食い破る「春爛漫」、小説の通りに起きる惨殺事件の謎「猟奇小説家」など選りすぐりの九編。…怖いです。

1999

屍蝋の街

屍蝋の街 (双葉文庫)

双葉社/双葉文庫 2002
2025年――。ネットワーク上の仮想都市“ピット”は殺人や強盗が氾濫している無法地帯。現実世界の溝口&シンバを殺せば、賞金と名誉が手に入ると、多くのネットジャンキーが命を狙う。連続猟奇殺人鬼「ドク」に脳をコントロールされつつも戦いに挑む溝口。待望の近未来クライム・ノベル第二弾。

2000

たけまる文庫 謎の巻

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集英社文庫
業界初(のはず)の話題(のはず)の個人文庫、第二回配本分にして堂々の完結巻はミステリ短編を集めた「謎の巻」です。ファンおなじみの速水三兄妹のあいかわらずの推理が冴える「裏庭の死体」。2017年の東京湾を舞台に、ある有名な刑事の決死の活躍を描く「バベルの塔の犯罪」。自分自身の行動調査を探偵に依頼する不思議な中年男「青い鳥を探せ」など傑作八編。

2001

人形はライブハウスで推理する

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講談社ノベルス/講談社文庫 2004
鞠小路鞠夫―私、妹尾睦月が想いを寄せる内気な腹話術師・朝永嘉夫さんが操る人形の名前です。でも彼にはスゴイ秘密があるんです。そう、彼は世界唯一の"人形名探偵"だったのです…!満を持して放たれるシリーズ最新作。本格テイストが横溢する傑作短編6本を収録。巻末にあのいっこく堂との対談も収録。

2002

まほろ市の殺人 夏 -夏に散る花-

まほろ市の殺人 夏―夏に散る花 (祥伝社文庫)

祥伝社文庫
真幌市に住む新人作家君村義一の許へファンレターが出版社から転送されてきた。送り主の住所も同じ真幌。執筆に行き詰まっていた君村は、四方田みずきとのメールのやり取りで意欲もわき始め、まだ見ぬ彼女に恋をした。一度は彼女に会うことができたものの、彼女との連絡は突如とぎれ……。そして、思いを募らせる君村がとった行動が、思いがけない事件を呼ぶ!


2005

弥勒の掌

弥勒の掌 (文春文庫)

文藝春秋/文春文庫 2008
愛する妻を殺され、汚職の疑いをかけられたベテラン刑事・蛯原。妻が失踪して途方に暮れる高校教師・辻。事件の渦中に巻き込まれた二人は、やがてある宗教団体の関与を疑い、ともに捜査を開始するのだが…。新本格の雄が、綿密な警察取材を踏まえて挑む本格捜査小説。驚天動地の結末があなたを待ち受けます。

2007

狩人は都を駆ける

狩人は都を駆ける (文春文庫)

文藝春秋/文春文庫 2010
京都で探偵事務所を営む「私」のもとに久々にやってきた仕事の依頼は、なんと誘拐事件の解決。もっとも誘拐されたのは家で飼われていたドーベルマンで、つまりは犬の捜索が仕事なのだった…。苦手な動物がらみの依頼ばかり次々に舞い込む探偵の困惑と奮闘を描いた傑作ユーモア・ハードボイルド五篇を収録。

2008

警視庁特捜班ドットジェイピー

警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)

光文社/光文社文庫 2011
相次ぐ不祥事でイメージアップを図るため警視庁初の戦隊『警視庁特捜班ドットジェイピー』が結成された。集められたのは、性格に難はあるものの、格闘、射撃、コンピュータなどの達人にして美男美女揃いの5人の警官。一躍世間の脚光を浴びた彼らだが、やがてその知名度が災いして重大な事件に巻き込まれることに。はたして、結末はいかに。話題を呼んだ“怪作”を文庫化。

2010

さよならのためだけに

さよならのためだけに【徳間文庫】

徳間書店
「だめだ、別れよう」「明日必ずね」ハネムーンから戻った夜、水元と妻の月はたちまち離婚を決めた。しかし、少子晩婚化に悩む先進諸国は結婚仲介業PM社を国策事業化していた。PMの画期的相性判定で結ばれた男女に、離婚はありえない。巨大な敵の執拗な妨害に対し、二人はついに“別れるための共闘”をするはめに―。孤立無援の闘いの行方、そしてPMの恐るべき真の目的とは。

2011

眠り姫とバンパイア

眠り姫とバンパイア (ミステリーランド)

◇講談社ミステリーランド
母とふたり暮らしの小学5年生・相原優希は、居眠りばかりしてしまうので、子供の頃から「眠り姫」と呼ばれていた。居眠り癖もあり学校になじめない優希を心配した母はお姉さん代わりの家庭教師をつけていたが、大好きだった美沙先生はアメリカへ留学することに。その代わりの新しい家庭教師・荻野歩実に、優希は大切な秘密を打ち明ける。その秘密とは、父親が3年ぶりに会いに来てくれた、というものだった。母とふたりで暮らしている理由を知らなかった歩実は、前任の美沙に事情を聞いてみるのだが…。父は本当に戻ってきたのか?家族に秘められた謎とは。